あらすじ
結婚のご祝儀をめぐる、若い夫婦の人には言えない悔しい思い「御祝儀袋」。給料手取り十三万五千円のOLが家賃八万円のマンションに住むために、日々一円との闘いに明け暮れる倹約生活のなかで生まれる意外な感想「家賃」。普通と平凡が合体したような男と結婚した姉。たちまち破局がやってきて、目ざましい姉の変貌ぶりが可笑しい表題作。ささやかな見栄を支えに明るく生き抜く女たちの物語。
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Posted by ブクログ
1992年に書かれたとは思えない。
結婚観ってそんなに変わらないんだなぁと思った。
前半はとにかく節約の話で、リアルそうでありながら、ちょっと無理だなと思ったりもした。
2時間くらいであっという間に読めた。
Posted by ブクログ
嫌なタイプの人ばかりでてくる。。まだ途中だけど最後まで読むか考えてしまった。
でも、群ようこさん独特の笑いある話で電車の中でふきそうになること数回。
→全部読み終わって振り返ってみると、変な奴一杯出て来るけど、それを言葉にしてくれる作者は群ようこさんだけな気がしてやはり引き込まれる。
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これは2016年の感想
2020年は読んでみるとすべて楽しかった。
お金に関するお話。
ご祝儀けちりたい気持ちも分かるし、
クレジットカードも作って見栄張りたい気持ちも分かる。
生活苦しくなっても家賃高い素敵な家にも住みたい気持ちも分かるし…
子供をモデルにさせようと頑張ってる親の気持ち、というかそーゆー人は多そうだなぁとも思うし…
大金が手に入ったとたん、風俗にのめり込んでる夫を捨てるのも気持ちがいい。
バイトの話はイマイチだったけど、
そーゆーせこい店主って多いはず。