群ようこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
れんげ荘シリーズ7作目。相変わらず主人公は幸運ばかりで楽しそうだ。FIRE後も淡々と生活は続いてゆく。久しぶりにおしゃれをして小さな結婚披露パーティーに出たり、いつもの買い物を遠回りして中年太りに対抗したり。心穏やかな出来事ばかりだから読んでいても不安がない。
今回は猫の「ぶっちゃん」が出てこなくて安心した。どうもあのベタついた人と猫のラブシーンが苦手だ。チユキさんの仔犬もしつけてあげないと犬が不幸だと思う。自由放任で良いのは猫だけ。同じ家畜でもそれぞれ生態が違うのに、全部同じ「猫かわいがり」なのが雑に感じた。一点、コナツさんの生活が落ち着いたのは良かった。
ドラマチックな展開もなく常に淡 -
Posted by ブクログ
大企業を早期退職し、貯金をとりくずしながらボロアパートで暮らす独身中年女性の物語。シリーズ6作目。
無職で独身、趣味も恋人も子供もないが、ごく常識的な成人女性は東京でどんな生活を送るのだろう、という思考実験のよう。ただ、今どきアパート内のご近所付き合いはあり得ないし、煩わしい男性が一切出てこないあたりは作者の理想を込めた夢の国なのだろう。
地の文が少なくて会話が多い。ショッキングな出来事もないし、男尊女卑の気配もなく、ひたすら淡々と大人の女性たちが生きてゆくフィクション空間は心地よく読みやすい。変な話、良い意味で大人向けの少女小説のよう。
ただ、続けて読むうちに主人公が嫌いになってきた。 -
Posted by ブクログ
今回のお話は、
お正月、兄夫婦の暮らす実家で過ごし、姪甥に久しぶりにあったキョウコ。
キョウコは風邪をひき、一日くらいで快方に向かうものの、一人暮らしの自分の今後が不安になる。チユキさんとクマガイさんの優しさにほろり。チユキや兄夫婦から相次いで送られてくる動物写真にちょっと胸焼けがしつつ、会えないブッちゃんのことを思う(今回も会えない)。棟梁と心の中で名付けたフレンチブルと道端で出会う。
甥のケイは、一人暮らしの家で猫と犬を飼い始める。子猫と子犬に夢中の兄夫婦。
チユキさんは、賃貸に出しているマンションの賃借人が退去したものの、汚れてしまいクリーニング費用を半分もってもらいたいが、相手が払って