群ようこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
群さんは母と同じ世代なのですが、そのせいか、共感したり、母が言いそうだなと思ったりしたエッセイでした。
基本的にハッキリ意見を述べられる方だと思うので、毒舌気味なのでしょうけれど、その辺はうまく棘を減らして(もしくは少し丸くして)文章化されている感じ。
読まれる世代が若いと、あまり刺さらないかもしれません。でも年代が離れたら仕方がないかなと思うのですよね。読者に寄り添いすぎたらエッセイにならないですし。
日々ね、わたしもありますよ「いかがなものか」なことは。仕事柄、よく人を見てるのでね。むむむ、と思うこともあります。いいなぁと感じることもあります。
でも人それぞれですからね。このように考える -
Posted by ブクログ
著者の小説を読んだのも久しぶり。もちろん初読。
これは何というのだろう。物語としてはそれほど面白かった!とは思わない。幼い頃の同級生5人それぞれを主人公に5編のエピソードがあり、それら5人が人生の晩期に再び巡り合うラスト。本書が持つこの「組み立て」そのものも、決して目新しい構成ではなかったし。
でも、読み進むのが楽しかったのだ。途中で止めたくない。淡々と次のページをめくりたくなるような。
ひとつには、描かれている小説世界とオレ自身の「同時性」?
たまたま著者ともほぼ同世代だし、同級生同士の登場人物全員とも、設定上の世代はほぼ重なる。おそらくたぶん、だからこそ、ものすごく簡単に感情移入できる。5 -
Posted by ブクログ
子供の頃から行事ごとに着物を着せられる機会があり、着物に着替えることで周りが褒めてくれたり変身したような心地がして、それによって着物への感心が幼い頃からあった。
ファッションに対する興味が強くて将来はその道に進みたいと考えていたはずだが、成長するにつれてそれが段々と薄れていった。
6〜7年ぐらい前に祖母をなくしたことでそれを思い出し、一念発起して今の着物に関わる仕事に携わっている。
この仕事につく前にも、社会人になってから自分でプレタの浴衣を購入し着付けの本などで四苦八苦しながら着方を練習していたが、なかなか上手く着られず着崩れたまま夏祭りに出掛けていたこともあったw(暗いからどうせわか -
Posted by ブクログ
着物についてのお悩み相談や、群さん自身の着物エピソードなど、なかなか面白かった!でも、まだ全然着物のことについて知らないわたしは、着物に関する名称を聞いてもピンとこず…ちゃんと知識をつけてから読み直したい。
通年
*満点肌着(たかはしきもの工房)
*満点ガードル裾除け(たかはしきもの工房)
*和装ブラジャーしとや華(タムラ)
*シルクステテコ 真夏、真冬以外。
*のびる綿キャラコサラシ裏(福助)真冬以外。
*足袋カバー「雫」(井登美)
*足袋型ソックス インターネットで購入。
夏用
*綿麻楊柳肌着(ゑり正)浴衣用。
*スーピマステテコ(京都和想庵) シルクステテコの代わり。
*夏足袋(福助 -
Posted by ブクログ
ネタバレ~今回のれんげ荘~
・キョウコ、実家(現在は兄夫婦が暮らしている。猫を飼いだした。)との交流が急激に増える。
・コナツさん、タカダさんとついに入籍。
・キョウコ、義姉のマタニティ用服をもらう。
・キョウコ、コナツさんの結婚記念お食事会へ行く。
・キョウコ、コナツ友人のサリという「~っす」口調のファンキー女性と知り合う。
・チユキさん、山の中のパートナー宅で犬が大暴れ。
・れんげ荘、畳替えをする。
・クマガイさん、知人のアパレル会社が倒産する。
・ぶっちゃん、登場せず。
~今回のクマガイさんのお言葉~
似たようなデザインの服なんて、世の中に山ほどある。それで真似されたとか言ってもねぇ。
若い頃 -
Posted by ブクログ
2000年に刊行された『生きる読書』を改題して今年8月に文庫化されたもの。
ほとんどが本に関するエッセイで、24つのエッセイのうち、半分のエッセイに著者が1か月間に買った本がリストアップされています。購入した本のリストを見て、小説、社会事件、古典文学、手芸、音楽…などなど著者の興味の広さに驚かされます。
読んだ本の感想は少なめのなか、『老いを生きる』と『私は優雅な叛逆者』の感想が書かれています。本の内容がよくわかり、面白くて、私もこの2冊を読んでみたくなりました。こんな感想を私も書けたらいいなぁ、と思います。(絶対無理だけど)
いちばん面白かったのは、8万円の全集を買いたくて妻に話したら喧嘩