堺屋太一のレビュー一覧

  • 平成三十年 (上) 何もしなかった日本

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    登場人物が戦国武将になぞられているので、読みやすいです(展開は敢えて推測しせず)。
    あくまでも小説として読むと面白いです。

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    2009年10月04日
  • 歴史からの発想 停滞と拘束からいかに脱するか

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    高度成長期の「戦国時代」を題材にした本です。
    歴史が嫌いだったのが好きになりました。業種ごとに歴史をたどっています。こういう風に歴史を学生時代に学べたらよかったのに!って思いました。

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    2009年10月04日
  • 鬼と人と 上巻 信長と光秀

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    上下巻まとめてレビュー。
    信長と光秀の独白体のみで展開する斬新な構成だが、内容は革新者・信長と保守的な光秀の食い違いが続くのみで、ドラマが生まれないのが残念。
    文体でドラマをつくれる作家ではない。
    光秀の最後は、信長様、など言わずに「信長」と唾棄するくらいの迫力がほしかった。

    信長が志したのが「民衆の安心を土台にした政治」という視点はなるほどと感じた。
    また、光秀がいかに事前の準備が無策だったかも、いまさらながら学ばされた。

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    2025年09月13日
  • 全一冊 豊臣秀長 ある補佐役の生涯

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    主に内政面で豊臣家を支えた秀吉の弟の生涯を経営的視点から読み解いた変わったタイプの歴史小説。文献が少ない(少ないからこそ優れている)ために想像の部分が多くはなっているが、石高からみるに有能なのは確実だったのだろう。戦国武将らしからぬ出世の欲がなかったのが珍しい。変わり者で敵も多かった秀吉のために人と人との折衝を上手く行っていたのがよく分かる内容であった。若干のびいきがあるように思えたがそこはまあ好みということで。個人的には織田家の中でも目立たない存在ながら好きな丹羽長秀がピックアップされていたのがうれしい

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    2024年03月01日
  • 平成三十年 (上) 何もしなかった日本

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    朝日新聞での連載が平成9-10年。20年先の“あって欲しくない”予測だったそうだが、一向に実のある改革をせず、なんとなくジリ貧な所、見事に当たってしまったようだ。堺屋氏は’19年に逝去。自分の目でみた平成30年をどう思ったのであろうか。

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    2023年10月01日
  • 平成三十年 (下) 天下分け目の「改革合戦」

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    ネタバレ

    朝日新聞での連載が平成9-10年。20年先の“あって欲しくない”予測だったそうだが、一向に実のある改革をせず、なんとなくジリ貧な所、見事に当たってしまったようだ。堺屋氏は’19年に逝去。自分の目でみた平成30年をどう思ったのであろうか。

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    2023年09月03日
  • 全一冊 豊臣秀長 ある補佐役の生涯

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    ネタバレ

    紙の本で読んだものを、アンリミテッドにて再読。かつては星五つだったが、再読では下記の理由で星三つにした。面白くはあった。

    初読の時は豊臣秀吉の弟、秀長について知らなかったので、本書の記述はすべて知的興奮を起こさせるような内容だった。上下2巻が短く感じられたほど。

    再読では小説というより説明文が長いので、新書の歴史解説を読んでいるようで長く感じた。新書版の本のところどころに台詞がある、といった感じ。ドラマで言えばやたらとナレーションが入る感じ。

    堺屋氏の小説はほかに読んだ覚えがないので、他の小説については不明。然し小説を楽しむ感じではなかった。

    面白かったが小説を読みたかったので星三つと

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    2023年06月06日
  • 堺屋太一の見方

    購入済み

    官僚出身、異色の知識人

    堺屋太一先生の小説、評論(主に歴史もの)は多数既読です。官僚出身で著名になってから政府閣僚まで務められた体制側の知識人でありながら、独特の歴史観察と深い人間洞察に基づく斬新かつシニカルな文章、フレーズにただ驚かされるばかりでした。まさに本書はそれら文章、フレーズを集大成したもので、感激し楽しく読ませて頂いております。残念ながら先生は故人となってしまわれましたが、執筆、編集物が今も新たに出版されているのは素晴らしい事だと思います。ありがとうございました。

    #タメになる #感動する #深い

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    2022年08月27日
  • 平成三十年 (下) 天下分け目の「改革合戦」

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    織田信長を思わせる人が出てきて改革を断行する、そういう異端の人が出てこないと日本は変わらない、というのが著者の主張です。心の底では変わる意義が理解できない日本人、改革を口にするも実は外国と比較して焦っているだけの人も多いです。もし鎖国に近い政策を取れば、平成300年経っても何も変わらないかもしれませんね。

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    2022年05月07日
  • 平成三十年 (上) 何もしなかった日本

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    小説としての面白さは殆ど無し、予測もあまり面白みがない、ただ、多少異なる点があったとしても、「何もしなかった日本」が平成30年をとっくに過ぎた令和4年の今でも当たっている事は間違いありません。

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    2022年05月07日
  • 団塊の後 三度目の日本

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    少し先の未来について、かなり幅広く物語形式で書かれている。
    ただ、官僚なだけあって政治面が強く、一般市民がどのような生活になるのかふんわりと終わった印象。
    三度目の日本という切り口。(一度目は明治の日本、二度目は戦後日本)

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    2019年12月29日
  • 団塊の後 三度目の日本

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    2016年『エコノミスト』誌に連載された絶望的ぬるま湯’26年。東京五輪後に深刻な活力減退に見舞われ出生率0.86。福祉が行き届きニート化した若者は海外で学ぼう、仕事しようとしない。いまや人口の40%は首都圏に住む╱首都圏選出議員の比率少なく多選が難しい政界は再編を繰り返し地方対立で改革への定見を持てなかったが、久しぶりに宗教政党を統合して過半数となった徳永首相は「国家意思を持たない官僚の責任逃れが21世紀に第三の敗戦を招いた」として“近代化”に逆行する〈3つの提言〉で「日本らしさ」を取り戻そうと呼びかけ

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    2019年08月20日
  • 平成三十年 (下) 天下分け目の「改革合戦」

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    2002年(平成13年)に単行本で読んだことがありましたが、平成の世が終わるまでにもう一度読み返してみました。もともとは新聞に連載していたそうですが、単行本化することに、経済企画庁長官になったので手直しが遅れたそうです。

    長官時代の功績は色々とあると思いますが、私の印象に残っているのは、通信回線(光回線)の導入を加速したこと、インターネット博覧会を開催したことでしょうか。ISDN回線でなんとか行っていた通信を、光回線に変えて、文章だけでなく、静止画そして動画まで送れるような環境を整備したことは凄いと思います。

    さて、彼の予測した平成30年ですが、資源価格高騰による世界経済危機、少子高齢化の

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    2019年04月27日
  • 団塊の後 三度目の日本

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    舞台は2026年。
    あらゆる状況が悪化した日本でどのように対処していくか?というフィクション。がところどころ現実味があり空恐ろしい。

    日本は「3ない社会。よくなし、ゆめなし、やるきなし。ゼロ金利にしても需要が増えない。金利をさげれば投資がふえると想定されていたがそれでも増えない。
    むしろものをもつことの心理コストのことをみんなかんがえはじめた。無料でもいらないものはいらないという世代」
    と定義。
    ようするに天国のような国をつくってしまった。
    「日本は天国をつくってしまった。理想の国。でも天国の仕組みを守るのは大変だし天国にはさらにうえにいく階段がない。地獄は1丁目から8丁目まであってうえがあ

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    2019年04月06日
  • 堺屋太一の見方

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    「団塊の世代」という言葉の生みの親、堺屋太一さん、今年2月8日お亡くなりになりました。(享年 83)団塊の世代の一人として追悼の読書を。「堺屋太一の見方」、2004.12発行です。人と人生、日本と日本人、経営と経済、組織、知恵と知価、情報と文化、国家と政治、倫理と美意識の8つの章立てです。戦後の3つの正義は、効率、平等、安全とか。正義って、あらためて考えると難しいものかもしれませんねw。著者は、国連中心外交などあり得ないと。これは、同感です。議決の前に自国の立場がありますね。

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    2019年02月21日
  • 油断!

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    2018年12月31日
  • 知価革命 工業社会が終わる 知価社会が始まる

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    30年近く前に書かれた内容ですが、今でも読む価値はあります。
    これからの社会を予測するのに役立ちます。

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    2018年12月30日
  • 体制維新――大阪都

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    何となく嫌いな橋下さんの、何が嫌なのかを知りたくて買った本。
    橋下さんのことがだいぶわかった気がする。

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    2018年12月24日
  • 歴史からの発想 停滞と拘束からいかに脱するか

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    表題はすごいが、中身はしょぼい。何の結論もない。ただし、歴史上の人物の評論本としは、まずまず読める。

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    2018年10月23日
  • 体制維新――大阪都

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    私の中で道州制と大阪都構想のイメージが一致しないので、読んでみました。

    読んでみると、「国ありき」の発想ではなく「大阪の問題」から「日本の有り様」を見ているので、筋は通っているんだけど分かりにくいし、説明不足感が感じられます。

    ただ、大阪維新の会の動きの必然性がよく分かり、実際にこの本が書かれた後、知事選&市長選での動きがあったわけですが、そのままの動きとなっています。

    橋下さんが市長になってから、実際にドンドン明るみになる大阪市政のえいかげんだった仕事っぷりが、この本の正当性を証明してくれています。この本に書かれている市政は、犯罪に近いイメージでした。


    ただ、、、その後の国政への出

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    2018年10月14日