堺屋太一のレビュー一覧
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朝日新聞での連載が平成9-10年。20年先の“あって欲しくない”予測だったそうだが、一向に実のある改革をせず、なんとなくジリ貧な所、見事に当たってしまったようだ。堺屋氏は’19年に逝去。自分の目でみた平成30年をどう思ったのであろうか。Posted by ブクログ
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朝日新聞での連載が平成9-10年。20年先の“あって欲しくない”予測だったそうだが、一向に実のある改革をせず、なんとなくジリ貧な所、見事に当たってしまったようだ。堺屋氏は’19年に逝去。自分の目でみた平成30年をどう思ったのであろうか。Posted by ブクログ
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紙の本で読んだものを、アンリミテッドにて再読。かつては星五つだったが、再読では下記の理由で星三つにした。面白くはあった。
初読の時は豊臣秀吉の弟、秀長について知らなかったので、本書の記述はすべて知的興奮を起こさせるような内容だった。上下2巻が短く感じられたほど。
再読では小説というより説明文が長...続きを読むPosted by ブクログ -
堺屋太一先生の小説、評論(主に歴史もの)は多数既読です。官僚出身で著名になってから政府閣僚まで務められた体制側の知識人でありながら、独特の歴史観察と深い人間洞察に基づく斬新かつシニカルな文章、フレーズにただ驚かされるばかりでした。まさに本書はそれら文章、フレーズを集大成したもので、感激し楽しく読ませ...続きを読む
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織田信長を思わせる人が出てきて改革を断行する、そういう異端の人が出てこないと日本は変わらない、というのが著者の主張です。心の底では変わる意義が理解できない日本人、改革を口にするも実は外国と比較して焦っているだけの人も多いです。もし鎖国に近い政策を取れば、平成300年経っても何も変わらないかもしれませ...続きを読むPosted by ブクログ
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小説としての面白さは殆ど無し、予測もあまり面白みがない、ただ、多少異なる点があったとしても、「何もしなかった日本」が平成30年をとっくに過ぎた令和4年の今でも当たっている事は間違いありません。Posted by ブクログ
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少し先の未来について、かなり幅広く物語形式で書かれている。
ただ、官僚なだけあって政治面が強く、一般市民がどのような生活になるのかふんわりと終わった印象。
三度目の日本という切り口。(一度目は明治の日本、二度目は戦後日本)Posted by ブクログ -
2016年『エコノミスト』誌に連載された絶望的ぬるま湯’26年。東京五輪後に深刻な活力減退に見舞われ出生率0.86。福祉が行き届きニート化した若者は海外で学ぼう、仕事しようとしない。いまや人口の40%は首都圏に住む╱首都圏選出議員の比率少なく多選が難しい政界は再編を繰り返し地方対立で改革への定見を持...続きを読むPosted by ブクログ
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2002年(平成13年)に単行本で読んだことがありましたが、平成の世が終わるまでにもう一度読み返してみました。もともとは新聞に連載していたそうですが、単行本化することに、経済企画庁長官になったので手直しが遅れたそうです。
長官時代の功績は色々とあると思いますが、私の印象に残っているのは、通信回線(...続きを読むPosted by ブクログ -
舞台は2026年。
あらゆる状況が悪化した日本でどのように対処していくか?というフィクション。がところどころ現実味があり空恐ろしい。
日本は「3ない社会。よくなし、ゆめなし、やるきなし。ゼロ金利にしても需要が増えない。金利をさげれば投資がふえると想定されていたがそれでも増えない。
むしろものをもつ...続きを読むPosted by ブクログ -
2026年の日本を描く近未来予測小説。
堺屋さんの切れも鈍ってきているというか、昔からの主張を近未来小説の形で実現化させたがっているという感じがします。
一番の注目点は東京オリンピック後に長期不況が来ている前提になっていることです。
また、タイトルからもあるように団塊の世代が鬼籍に入っていく時代に...続きを読むPosted by ブクログ -
上杉のその後は、大河ドラマ「天地人」、毛利のその後は、同ドラマ「軍師官兵衛」を照らし合わせながら、ああそうだったなあと思い出しつつ、宇喜多の場合は、未知の領域だったので、お福の根回しのよさに舌を巻いた。Posted by ブクログ