堺屋太一のレビュー一覧
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ネタバレ最近大阪都構想についてよく耳にするため、少し古い本だが大阪都構想の原型となる理念が書いてありそうだったので手に取った。この本は大阪都構想が、大阪市や大阪府にとってどんな利益を生じさせるかのみならず、日本全体の政治システムの効率化にためにどんな革命を起こせば良いのか詳しく記載されていた。現在日本は中央集権体制の政治を行っており、議会で審議を重ねても導入が遅くなる現状がある。それをスムーズにするため、地方分権制にし、住民のニーズに答えていくことが重要なのだ。橋下さんはこの事をわかりやすく解説し、なぜ地方分権にできないのか、腐敗した政治についての批評も行っている。私は前まで大阪都構想とは、大阪だけの
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経済学者であり経企庁長官も務めたことのある著者の視点から1560桶狭間から1582本能寺からの山﨑の戦い、清洲会議を経て長篠の戦いまでを語る。内政、外交の難しさ、人事配属、新人と古参の調整など、企業となぞらえたりしておもしろい。秀長がタイトルになってはいるけれど、やはりこの人はあくまでも秀吉の補佐役。出世欲がなく穏やかで人望厚く、常に調整役、裏方、しんがりを務め、兄秀吉の活躍を支えることに生涯を捧げた人だ。堺屋太一氏の本名は池口小太郎(小太郎は出世前の秀長の名)。だから題材に秀長を選んだのかしらね?
根拠となる文献を紹介しながら話を進めていくのでストーリーに信憑性があるし、第一読んでいて楽し -
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ネタバレ紙の本で読んだものを、アンリミテッドにて再読。かつては星五つだったが、再読では下記の理由で星三つにした。面白くはあった。
初読の時は豊臣秀吉の弟、秀長について知らなかったので、本書の記述はすべて知的興奮を起こさせるような内容だった。上下2巻が短く感じられたほど。
再読では小説というより説明文が長いので、新書の歴史解説を読んでいるようで長く感じた。新書版の本のところどころに台詞がある、といった感じ。ドラマで言えばやたらとナレーションが入る感じ。
堺屋氏の小説はほかに読んだ覚えがないので、他の小説については不明。然し小説を楽しむ感じではなかった。
面白かったが小説を読みたかったので星三つと -
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2002年(平成13年)に単行本で読んだことがありましたが、平成の世が終わるまでにもう一度読み返してみました。もともとは新聞に連載していたそうですが、単行本化することに、経済企画庁長官になったので手直しが遅れたそうです。
長官時代の功績は色々とあると思いますが、私の印象に残っているのは、通信回線(光回線)の導入を加速したこと、インターネット博覧会を開催したことでしょうか。ISDN回線でなんとか行っていた通信を、光回線に変えて、文章だけでなく、静止画そして動画まで送れるような環境を整備したことは凄いと思います。
さて、彼の予測した平成30年ですが、資源価格高騰による世界経済危機、少子高齢化の -
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舞台は2026年。
あらゆる状況が悪化した日本でどのように対処していくか?というフィクション。がところどころ現実味があり空恐ろしい。
日本は「3ない社会。よくなし、ゆめなし、やるきなし。ゼロ金利にしても需要が増えない。金利をさげれば投資がふえると想定されていたがそれでも増えない。
むしろものをもつことの心理コストのことをみんなかんがえはじめた。無料でもいらないものはいらないという世代」
と定義。
ようするに天国のような国をつくってしまった。
「日本は天国をつくってしまった。理想の国。でも天国の仕組みを守るのは大変だし天国にはさらにうえにいく階段がない。地獄は1丁目から8丁目まであってうえがあ