堺屋太一のレビュー一覧
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ネタバレ橋本さんが、堺屋太一さんと共同で「大阪都構想」について、書いた本です。
著書の中で、いくつか印象に残っている部分を紹介します。
・本当の改革とは、人事の交代や政策の変更ではなく、体制(システム)を変えること
・国は国の仕事に専念して、日本の国際的プレゼンスを高めることに注力する
・都市間競争を促し、都市が世界と勝負をする
・トップに必要なのは組織マネジメント。組織が機能するように仕事の割り振り、役割分担を決めること
・政治マネジメントで最も重要なのは、議論を尽くすべき問題は徹底的に議論し、既に判断に機が熟したされるものは思い切って判断を下すこと
いろいろ賛否両論もありますが、個人 -
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橋下現大阪市長、前大阪府知事の大阪都構想についての説明を、橋下徹と堺屋太一との対談で挟む構成になっている。堺屋さんが元々橋下さんをバックアップし、道州制などにも賛成の立場だと思うので、問題提起の対談→解決に関する論説→論説を補強する対談、という形となっていい構成だと思う。単に対談をまとめるだけよりもよほど工夫も感じられていい。
元大阪市民(=大阪府民)として、気が付いていなかったが、二重行政の弊害はあるんだろうなと思う。
この本が出た後、維新の会を結党して国政選挙に打って出た橋下氏。
国からも変えなくてはという意識であったのかと思うが、今こそ都構想に集中してもいいのではないかと思う。小選挙 -
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1960年に通産省入省、1964年から1970年に開催された万国博覧会を手がけ、183日間に6422万人を導入した万博の記録を破った、2010年上海万博でも日本産業館のオーガナイザーを果たした著者による一冊。
万博を横目に大暴れしていた兄ちゃん姉ちゃん(当時)も、その頃の空気感に、今、改めて触れる一冊になるのではないかと思いますw。
国策と競争、行政、知識人、文化人、芸術家・・・が大きな祭りに飲み込まれ、光を放っていくドラマが克明に、かつオーガナイザーとしての冷静な視線にもとづき描かれているという点で大変な良書といえます。
そうしたイベントのコアづくりを超えてなお、人を楽しませたい、意思 -
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ネタバレ豊臣政権、日本帝国軍、石炭産業のみっつの事例をもとに①成功体験への埋没。②機能体の共同体化、③旧環境への過剰適応という組織の死に至る病を検証。
組織の共同化による情報の秘匿、意思決定の硬直化、不適材不適所の発生。滅びの美学。
そういうのは仕組みや、兵站を考えずに、精神主義に基づく人力だけで乗り切ろうとする日本的メンタリティに脈々と息づいているように思う。
(要はこういうのは官僚制の逆機能の一言で要約される)
日本海軍は対馬沖戦の成功体験にしがみつき、兵站(ロジスティクス)をおろそかにしたため、二か月のうち10日しか作戦海域に出られないというお粗末さ。
こういう戦う前に負けが決まった体制、仕 -
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大阪府と大阪市の二元行政の弊害は明らかだと感じる。大阪都構想の議論とは別に、犯罪率、生活保護費用、教育レベルの低さなど大阪市そのものの問題も顕在化しており、もう既存の政治の枠組みの中では大阪市の改革は無理なんだろう。
水道やその他の公共サービスの二元政策の無駄に疑問の余地は無い。
大阪市(および大阪市の役人)が大阪市のことのみを考えるのはある意味当然ではあるが、その大阪市が大阪府全体を顧みず、口ばかりの”連携”を繰り返す当時の平松市長の反論は弱い。
大阪市の区と東京の区が全くことなる行政体で、大阪市の区長は選挙で選ばれず市長の任命だったとは知らなかった。
ダム建設中止の件は中止の理由が弱く(筆 -
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ネタバレ大阪府と大阪市の二重行政・二元行政を解消するために掲げた「大阪都構想」について、橋下徹氏自らがその構想の内容を語っている。
氏は政治と行政の役割分担を明確に著している。政治は勘と情、行政は理性と論理で行うものだと語り、政治家は方向性を示し、公務員はその選択肢を示すことが役割だとしている。この両者の役割の違いはよく解る。そして、政治と行政が両輪として機能することが地方自治にとって重要だとも思う。
一方で、大阪都構想のメリットばかりが列挙され、デメリットが全くないかのような論述になっている感は否めない。例えば、大阪都構想では「大阪市を解体し、8~9の特別自治区を作る」としているが、当然ながら区議会 -
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ネタバレ1980年代に資源・エネルギー枯渇問題が浮上し、高度経済成長後の停滞しそうな日本を前にして、歴史上の人物からその突破のカギを論じた一冊。織田信長の天才ぶりと、しかし成長することによってのみ内部の軋轢を封じ込めていた織田軍の顛末は、結局信長死後、一気に霧散したという面からして、結局は3分の1の英雄(秀吉、家康)であったと評価。また、武将を雑草人間と作物人間に分け、体制(耕作者)の言うこと聞いて伸びるか、リスクしょいまくりながら好き放題伸びるか、まさに我々を想起しながら読み進めました。もちろん後者ね(笑) たまたま実家で手にした1冊ですが、おもろい。
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天下を治めるのは、型破りな行動を引き起こす覇気と気迫か。それとも、感情を抑え、礼式を尊び、格式を重んじる品位か。歴史上の謀反事件として最も名高い本能寺の変を題材にとったこの小説は、個々の事件における信長と光秀両者の内面を浮き彫りにし、主従の心の葛藤を鮮やかに描き出した。初の独白形式で迫る歴史巨編小説。
この小説では、信長と光秀が、同じ事件、同じ光景を互いに独白するというユニークな形式となっている。物語は、天正10年3月14日信濃浪合にて、武田勝頼の首を確認するところから始まる。以後、過去を回想しながら、本能寺の変、山崎の戦いまで進む。
単行本は1989年の刊行ということもあり、部分的に -
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天下を治めるのは、型破りな行動を引き起こす覇気と気迫か。それとも、感情を抑え、礼式を尊び、格式を重んじる品位か。歴史上の謀反事件として最も名高い本能寺の変を題材にとったこの小説は、個々の事件における信長と光秀両者の内面を浮き彫りにし、主従の心の葛藤を鮮やかに描き出した。初の独白形式で迫る歴史巨編小説。
この小説では、信長と光秀が、同じ事件、同じ光景を互いに独白するというユニークな形式となっている。物語は、天正10年3月14日信濃浪合にて、武田勝頼の首を確認するところから始まる。以後、過去を回想しながら、本能寺の変、山崎の戦いまで進む。
単行本は1989年の刊行ということもあり、部分的に