堺屋太一のレビュー一覧
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日本史上では高度成長期だった戦国時代を、1467年の応仁の乱から秀吉治世まで、約400年後の成長期である、明治維新~現代に置き換えて検証。対外戦争を行った時期に違いはありますが、殖産興業や自由化など意外に共通点があり興味深い。このまま徳川政権のような停滞期に入るのをどう防ぐか、といった警鐘でもありま...続きを読むPosted by ブクログ
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読書録「歴史からの発想」3
著者 堺屋太一
出版 日経ビジネス人文庫
P86より引用
“信長は社会の諸勢力を一つの実力集団としてしか見なかったの
である。”
目次から抜粋引用
“知の宝庫「戦国」を読む
日本史に学ぶ「組織」と「人間学」
中国史ーー万古不変の知恵”
元官僚で作家である著...続きを読むPosted by ブクログ -
新聞連載小説。
国家公務員の木下さんが主人公。
世の中は何度も改革が唱えられながらも、官僚に押さえ込まれて「何もしない」まま平成30年を迎えていた。
主人公が所属する情報産業省大臣・織田信介が、着々と改革を巻き起こしていくお話。
明智さんや波多さんやら、戦国大名の名前を戴いた登場人物たち...続きを読むPosted by ブクログ -
部長に『歴史好きなら』と勧められたので。同じ歴史を信長と光秀からこうも感じ方ちがう?てのがおもしろい。堺屋さんてこんなもん書けるのになんで、道頓堀にプールとか何で考えるのか。わからぬ。。Posted by ブクログ
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戦国時代の覇者、信長。古き慣習に縛られず、中世から近世へと日本を導いた男。
古き慣習側の代表として明智光秀の独白と新しき時代の担い手としての織田信長の独白を交互に交えていく形が面白いです。
信長の論理を理解できない光秀、光秀の論理を理解できない信長。
二者の掛け合いが絶妙です!Posted by ブクログ -
戦国時代を組織論的にみると面白い。
こういう駆け引きとか権力闘争とか好きなんかね
三成の自分の中での評判が上がった、し、ちょこちょこ「私の著作の~」とかあって、不覚にも読みたくなってしまった。Posted by ブクログ -
日本軍や炭鉱など過去の事例を分析し組織のあり方について言及している本。事例考察はとても面白く参考になる。組織が崩壊していく様は昨今同じ形である。
では何が大切なのかと問題解決に関して話が繋がるのだが、最終的にはヒューマンウェアが大切だ!とあっさり終わってしまうところが少し物足りない。恐らく96年の著...続きを読むPosted by ブクログ