堺屋太一のレビュー一覧
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今大河ドラマを見ていて手に取ったが、読み進めてまず驚いたのは、40年前の小説でありながら、ドラマと構成や人物像がほぼ重なるという点だ。秀長という人物像が、時代を超えて普遍的に語られてきた証なのだろう。
兄・秀吉ががむしゃらに出世を目指す一方で、秀長は「兄をどう支えるか」を生きる軸に据える。家臣として、武士として、そして弟として、兄の成功のために自分がどう動くべきかを常に考え続ける。その姿勢は、まさに“名補佐役”の原点だ。
そしてこの本は、さすが堺屋太一、サラリーマン小説としても読める。
戦には金がかかり、兵站が必要で、傭兵をどう扱うかにはメリットとデメリットがある。中世から近世へ価値観が -
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26.1.~NHK 大河ドラマ 「豊臣兄弟」主人公秀長
竹阿弥(ちくあみ)は、戦国時代の人物。通説では太閤豊臣秀吉(藤吉郎)の生母仲(大政所)の再婚相手(秀吉の継父)で、小一郎(豊臣秀長)と旭(駿河御前)の実父とされている
通説では、「この人」の母親、同郡御器所村生れの「なか」が、ここ中村の百姓、弥右衛門に嫁ぎ一男一女を生んだが、弥右衛門が死んだので、近くにいた竹阿弥を入婿として迎え、さらに一男一女を儲けた、ということになっている。はじめの夫、弥右衛門の子がのちの太閤秀吉とその姉「とも」であり、あとの夫との間にできたのが、「この人」──のちの大和大納言秀長と妹の旭姫だという。つまり、秀吉と -
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企業や役所は、もともと「機能体」として作られた組織だが、組織そのものに、「共同体」化していく契機が埋め込まれているというのは、その通り。下部組織含め、構成員の満足が目的となってしまう。マネジメントは、その揺らぎを感じつつ、「機能体」としての「強さ」を最大限発揮するようにすること(企業なら、最小のコストで最大の利益を上げること)。確かになぁ。
面白かったのは、組織を動かす上で欠かせない人と、その評価。
漢の劉邦の言葉から、組織を動かす上では、①現場のトップ(将軍)、②参謀、③補佐役の3種類の人が欠かせないとのこと。③補佐役は、なかなか思いつかない。
さらに、プロイセンのモルトケの法則を取り -
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1.この本を一言で表すと?
組織が滅ぶ条件、組織が変革する要因について、著者がまとめた本。
2.よかった点を3~5つ
・「共同体」と「機能体」(p107)
→この定義が本書の中で重要。
・軍隊の二つの定義(p47)
→自己完結性は知らなかったので、興味を持った。
・「機能体の共同体化」(p170)
→とても理解しやすく納得できる。共同体化は「正論」で誤魔化されやすいと思う。
・環境への過剰適応(p187)
→常に変化を受け入れることが重要だと思う。
・組織の欠陥を隠す予算不足と人材論(p212)
→自分はいつもヒト不足を言っていたので考えを改めたい。
2.参考にならなかった所(つっ -
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ネタバレ日経ビジネス人文庫は過去に読んだことがあるけれど,それに比べて随分骨太な本(過去の本が悪いわけではない)。著者の堺屋太一氏は知ってはいたけれど,こんな歴史への眼差しがある方とは存じ上げなかった。
単純に持ち上げるわけでもなく,貶めるわけでもない。どこまでも冷静で客観的。「勝てる組織」について書いているのに,最後では「それに属する人々に幸福をもたらすかどうかはわからない」と言い切ってしまうくらい。
ここにはヒントは書かれているけれど,経緯だけではなく,最終的な答えすら書かれていない。自分でどうするかを考えることを促される。本書を読む価値のひとつに、歴史について書かれているのに現代の時代性を知るヒ -
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豊臣秀吉の弟で、たぐいまれな補佐役だった豊臣秀長に光を当てた作品。分冊文庫もあるけど1冊版を買ったら760ページ以上で片手で持って読むのもしんどい(笑)、ポケットにも入らない(笑)。長くて重い本だったけど面白かった(^^
大河ドラマ「秀吉」の原作にもなっているだけに読んでいても登場人物が竹中直人だったり、高嶋政伸に見えてきます。
強力なリーダーや指導者に優秀な補佐役。軍師より参謀に近いと言えますが、この物語での秀長の立ち位置は参謀よりやはり補佐役が似合っている感じです。
じゃ、完全に補佐役かと言うと、むしろ最近のリーダーシップのひとつとして挙げられるようになった「サーバントリーダーシップ -
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本作が出版されたのは、1975年。
時代は、第一次オイルショック直後だった。
まさに、日本は高度経済成長期の真っ只中、エネルギーの大半を中東に依存していることに気付いた。
著者堺屋太一氏は、当時通商産業省の課長補佐として、エネルギー政策に携わっていた。
本書の執筆は、第一次オイルショック以前の1971-72年であった。
政策研究の過程で、取引先の商社や電力会社の協力を得て、当時まだ珍しかった大型計算機を駆使して、「中東からの石油が途絶した場合」をシミュレーションしたところ、その内容の凄まじさに直面した。
「二百日間中東石油が入らなかった場合、三百万人の人命と国富の七割が失われる」
著者は、予想 -
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今週月曜日(2019.4.1)にとうとう新元号が発表されましたね、1130からの発表、仕事中でしたがYutubeで見てしまいました。「令和」と聞いてしっくりこないのは、平成の発表があった時も同じだったように思います。
さて、平成6年頃に単行本で、通産省官僚・経済企画庁長官も務めたこともある、堺屋太一によって書かれた経済予測小節です。社会人になって数年ほど経過したころに、平成30年にもなると、日本はこうなって(衰退して)しまうのか、と思いながら読みましたが、まだまだ先のことで、他人事のように思って読んだのを覚えています。
あれから20年以上経って、気づいてみれば、平成30年は終わってしまい、