【感想・ネタバレ】体制維新――大阪都のレビュー

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Posted by ブクログ 2016年09月14日

内容紹介

「よいことも悪いことも大阪からはじまる」といわれる。長引く経済の低迷、莫大な負債など、大阪を取り巻く情勢はまさに日本の縮図だ。そんな大阪が変われば、日本全体が変わる! いままでの改革はなぜ全て失敗してきたのか? どうして「大阪都」でなければならないのか。いま何をすべきか。橋下徹が掲げる...続きを読む「大阪都構想」は、大阪、そして日本革命の切り札となるか──その全貌を橋下徹と堺屋太一が論じ尽くし、衰退から成長への具体的な「オンリープラン」を提案する。

内容(「BOOK」データベースより)

「よいことも悪いことも大阪からはじまる」といわれる。経済の低迷、莫大な負債など大阪を取り巻く情勢は日本の縮図ともいえる。橋下徹知事が掲げる「大阪都構想」は、大阪、そして日本改革の切り札となるか―。その全貌を論じ尽くす。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

橋下徹 1969(昭和44)年、東京都生まれ。88年大阪府立北野高校卒。第67回全国高校ラグビー全国大会出場、ベスト16。94年早稲田大学政治経済学部卒業、司法試験合格。97年弁護士登録。98年橋下綜合法律事務所開設。その後テレビ等でコメンテーターとして活躍。08年大阪府知事就任

堺屋太一 1935(昭和10)年、大阪府生まれ。東京大学経済学部卒業後、通商産業省(現・経済産業省)入省。70年の日本万国博覧会を企画、開催にこぎつける。78年退官、執筆・講演活動に入る。98年7月から2000年12月まで経済企画庁長官(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

本の感想

この本は橋下徹市長(当時)と作家の堺屋太一氏との対談形式で、大阪府と大阪市の改革の必要性についての議論が展開されている。

この本の最初に取り上げられていたセンチュリー交響楽団・国際児童文学館・ワッハ上方・槇尾川ダムの廃止問題について、橋下徹氏が大阪府知事に就任する直後に改革のメスを入れた問題で、当事のことを思い出した。大阪府だけでなく、大阪市の職員の厚遇問題も取り上げられていて当時の問題点を整理して、大阪府・大阪市の改革の必要性が述べられている。

これから松井一郎大阪府知事・吉村洋文大阪市長の下で大阪都構想の住民投票があるかもしれない。大阪都構想について考え直すには良い本である。

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Posted by ブクログ 2015年02月24日

個人的に大阪都構想には賛成である。

制度的にうまくいくかどうかは別にして、地域が独立して自治を行う気概を育てないと地域は沈没してしまう。
国として取り組むべきこと、地域で取り組むべきこと、それぞれを見極めていくべきだ。

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Posted by ブクログ 2014年08月08日

著者の政策の賛否はともかく、考えた上で行動していることがよく解かった。
※それでもすべてを解決できる政策など無いと思うが。

感心させられる記述が多く自分にとっては勉強にもなったので評価高め。

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Posted by ブクログ 2023年04月28日

2011年と内容は古いが「大阪都構想」の必要性が語られている。政治手段は大きく3パターン(①金融政策②財政政策③構造改革)に分類されるが、当然③の必要性が繰り返し述べられている。個人的には①や②も同様に重要だと思うが、あまり触れられていない。本書の趣旨ではなかったかもしれない。個人的に注目したいのは...続きを読む大阪府または大阪市という伝統的組織の構造改革に挑戦した橋下徹さんの知見だ。長くなったので詳細は省くが、やはり構造改革は生え抜きのサラリーマン人材には難易度が高いと感じた。身も蓋もないが、インセンティブがないからだ。

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Posted by ブクログ 2019年01月06日

正直、東京に住んでいると、大阪都構想が実現すると何がよくなるのかピンとこなかったんですけど、これを読んで非常によく理解できた。
主張されていることはごくごくシンプルなんですよね。
中央が号令かけて地方を画一的に統制し、恣意的に分配するやり方はもう時代に合わない。
地域地域で、最適な形を自ら選択できる...続きを読むようにすることで活力を生む。
シンプルかつ真っ当な考え方です。

それと、政治と行政の役割分担について。
政治家はビジョンと方針を示し、行政は実務が回るよう細部を組み上げる。
お互いが衝突する際は、とことん議論を尽くす。
これもまたシンプルかつ真っ当。

そして、組織マネジメントの大切さ。
政治家は政策を示すことより、体制・組織をデザインすることに注力すべし。という慧眼。

なんだか拍子抜けするくらいシンプルで真っ当です。
過激なところなんて全くありません。
「ハシズム」だ「独裁」だ、と批判している人はこれを読んだのでしょうか。

とはいえ、職員基本条例や教育基本条例がシンボリックに取り上げられるのは、橋下氏から「仕掛けている」面もあるように感じます。
その点は”小泉流”な「わかりやすい敵を作る」手法の踏襲に思え、ポピュリスティックに感じられるのも事実ですが。

主張がシンプルな分、同じ内容が繰り返されて、読み物としてはやや冗長。
それと、「第三の敗戦」「下り坂」など堺屋氏の時代認識は的を外しているような気が。

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Posted by ブクログ 2018年12月30日

大阪都構想のことがよくわかります。
堺屋氏が書いている 一章「大阪の衰退、日本の衰退」で大阪都構想の必要性が明快に書かれています。ここだけ読めば本質はわかると思います。

対談部分は同じことの繰り返しな感じがしたので読み飛ばしてもよいでしょう。
橋下氏の執筆部分は具体例、府知事時代の体験話もあり面白...続きを読むかったですが、あらゆる反対意見に反論・論破しようとしているので、本として冗長な部分が多いかと思います。

政治と行政の役割分担についてよくわかり勉強になりました。

大阪都構想は日本全体の構造的問題を指摘しているので大阪府民以外も読んで役に立つと思います。

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Posted by ブクログ 2018年11月28日

大阪都構想と聞いたことはあるものの、中身をしっかり知ろうとしたことかなかったので、この本を通じて、体制という地味だけど抜本的な改革かできる仕組みの話、政治と行政の違い、大阪市とその他の市町村のアンバランスさが詳しく分かった。

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Posted by ブクログ 2018年11月12日

橋下知事(当時)と堺屋太一による大阪都構想を始めとする体制改革についての考えを書いた本。今まで漠然としかわかっていなかった橋下氏の考え方がよくわかった。考えには全く同意であり、官僚機構の特徴をよく理解していると思う。同じような内容が何カ所かに出てきており、冗長な感じはある。
「新聞は、もっと話し合...続きを読むいをしろ、議論を尽くせと書きます。もちろん議論すべき問題は議論を尽くすべきだと思います。しかし権力の再配置に関しては、話し合いでは絶対に決着がつきません」p74
「あれだけ「市町村別(試験の)結果の公表をしたら過度な競争が生じる、不当な学校序列が生じる」と主張していた文科省や教育委員会、そして有識者、朝日新聞や毎日新聞は、その後の総括をしていますか?」p79
「(私立、公立高校の無償化について)公立高の尻にも火がついたのです。今までは、授業料が安いから、タダだから、という理由で生徒が入学していたのが、どんどん私立に流れるようになったため、定員割れの全日制公立高校が3割も出た」p135
「日本の行政機構のシステムも基本は明治以来の中央集権体制。4年の任期のお客様知事よりも、国の判断に従うのは当然といえば当然です」p139
「日本の行政システムは、決定権者をはっきりさせると権力の集中になることを恐れて、できる限りぼやかすシステムを構築した。そして責任者をあいまいにして、誰も責任をとらなくてもよいシステムにした。だからいつまでも議論ばかりし続け、決断・決定ができない。反対論者が1名でもいると、今決断しなければならないことでも先送りになる。決定できないと最後は現状維持になるのです」p211

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Posted by ブクログ 2018年10月20日

大阪都構想を述べた書。日本に東京以外にも引っ張っていくエンジンを!という発想は分かる。器を変えなくては、システムを変えなくては、そうでなくては政策だけでは革新ができない。

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Posted by ブクログ 2015年06月01日

非常に面白く読んだ。今となっては夢物語ですが、確かに地方分権とは何ぞやを考え直せる良書だと思います。

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Posted by ブクログ 2013年03月20日

橋下さんが日頃から言っている大阪都構想についての内容や、なぜそうすることが大事かということが書かれている。最近大阪維新の会の活動を耳にしないが、基本的には橋下さんの考え方には全面賛成で、むしろやっとこういう人が現れたかという感じ。
どの政治家も、できるできないといったレベルの議論ばかりしていて、話が...続きを読む進まないことが多いが、橋下さんの言っているように、できやすくするための仕組みや体制を整えることがまず大事だということは、昔からよく思っていた。基本的に橋下さんの言うことに反対の人間というのは、話の内容が理解できていない人か、ミクロの視点でしかものごとを見ていない人かメディアに煽られている人のどれかな気がするのは私だけだろうか。あと、意味不明に感情的な人間。
一回やってみてダメだったらやめればいいというのは、ほんとそうで、そのために選挙というものがあるし、そもそもこのままでもダメなんだから、何か動き出せよって思う。
何か詰まるところミクロな視点ばかりで見てないで、マクロな視点持って考えようよって思うんだけど、そういう人めっちゃ少ない気がする。
てかあんまこの本の内容と関係ない方向になってきた上に、何かムカついてきたからここで終わろう(笑)

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Posted by ブクログ 2013年02月14日

橋下さんの考えがよく分かるような気がする本です。
現在は橋下さんの言っていることは少し複雑な気がします。そこであえてこの頃の構想を読み返してみると、当時の橋下さんの言っていることもあながち間違えではないのではないかと思えます。
かなり大きな改革なので、批判は多いのは分かりますが橋下さんのような人が出...続きを読むてきてもおかしくない世の中ではないでしょうか。

湯浅誠さんの『ヒーローを待っていても世界は変わらない』にも記述されているように、国民の意識が変わらないと橋下さんがいなくなっても、ポスト橋下が出てくるだけだと思いました。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年01月14日

橋本さんが、堺屋太一さんと共同で「大阪都構想」について、書いた本です。

著書の中で、いくつか印象に残っている部分を紹介します。

・本当の改革とは、人事の交代や政策の変更ではなく、体制(システム)を変えること

・国は国の仕事に専念して、日本の国際的プレゼンスを高めることに注力する

・都市間競争...続きを読むを促し、都市が世界と勝負をする

・トップに必要なのは組織マネジメント。組織が機能するように仕事の割り振り、役割分担を決めること

・政治マネジメントで最も重要なのは、議論を尽くすべき問題は徹底的に議論し、既に判断に機が熟したされるものは思い切って判断を下すこと

いろいろ賛否両論もありますが、個人的には、橋本さんの強いリーダーシップには、今後も期待をしたいです。

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Posted by ブクログ 2013年01月06日

橋下現大阪市長、前大阪府知事の大阪都構想についての説明を、橋下徹と堺屋太一との対談で挟む構成になっている。堺屋さんが元々橋下さんをバックアップし、道州制などにも賛成の立場だと思うので、問題提起の対談→解決に関する論説→論説を補強する対談、という形となっていい構成だと思う。単に対談をまとめるだけよりも...続きを読むよほど工夫も感じられていい。

元大阪市民(=大阪府民)として、気が付いていなかったが、二重行政の弊害はあるんだろうなと思う。

この本が出た後、維新の会を結党して国政選挙に打って出た橋下氏。
国からも変えなくてはという意識であったのかと思うが、今こそ都構想に集中してもいいのではないかと思う。小選挙区でも大阪周辺では強かった。大阪の人は期待しているんだと思う。

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Posted by ブクログ 2012年12月29日

橋下さんがやりたいこと、主張していることが読んだらよくわかる本。ただし、一方のサイドの視点で書かれているので、鵜呑みにはしずらい。大阪で起こっていることは簡単には理解できた。

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Posted by ブクログ 2012年12月18日

大阪都構想について勉強になった。ここで述べられてる橋下氏の考えにはほぼ全面的に賛成、今はどうなってるのかよくわからんけど。
人を替えるとか政策いじるとかでなく、システムを変えることが政治家の仕事だとか、広域行政体と基礎自治体の異なる役割りだとか、日本の首相が内政に手いっぱいで外回ってないとか、マネジ...続きを読むメントの経験に欠ける日本の政治家は政策を語れても実行させることができないとか、大阪の二元行政よ弊害だとか、ホントそうだなと思います。問題は今の維新の会が何やろうとしてるかですがね。

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Posted by ブクログ 2012年12月09日

日本維新の会の橋下徹さんの国・府・市の構想について書かれたもの。
主に大阪都構想についてかかれ、現状と構想での問題点など橋下さんの考えについて書かれている

これを読むと府知事から市長、そして国政に打って出た理由がわかる気がします。
ちょっと繰り返しが多くて後半の方は結構飽きてしてしまうのが難点だが...続きを読む、それだけ人に訴えたい部分なんだろうな。
これらの考えで大阪府の赤字財政を立て直したんだからそのあたりが今後の世に何らかの形になってくれることを祈ります。

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Posted by ブクログ 2013年04月09日

大阪府と大阪市の二元行政の弊害は明らかだと感じる。大阪都構想の議論とは別に、犯罪率、生活保護費用、教育レベルの低さなど大阪市そのものの問題も顕在化しており、もう既存の政治の枠組みの中では大阪市の改革は無理なんだろう。
水道やその他の公共サービスの二元政策の無駄に疑問の余地は無い。
大阪市(および大阪...続きを読む市の役人)が大阪市のことのみを考えるのはある意味当然ではあるが、その大阪市が大阪府全体を顧みず、口ばかりの”連携”を繰り返す当時の平松市長の反論は弱い。
大阪市の区と東京の区が全くことなる行政体で、大阪市の区長は選挙で選ばれず市長の任命だったとは知らなかった。
ダム建設中止の件は中止の理由が弱く(筆者ご本人も論理的には五分五分で政治判断で中止を決めたと書いている)で、脱ダムブームに乗った人気取りの感が無きにしもあらず。本書にはほとんど触れられていないが、ややパフォーマンス的に過ぎた感があった原発運転再開反対宣言にも多少通じるか。
ただ、それ以外の本書に述べられている点はほとんど同意できた。
府と市、府知事と市長の役割の違い、教育委員会の問題、君が代斉唱問題、市ごとの学力検査結果の公表、教育強化などなど。
筆者がくどいほど繰り返し述べている通り、目先のリンゴや幼稚園の数などの些末な人気取りとは次元の異なる大阪の体制を根本から変える(リンゴではなく土壌を改善する)地方自治体体制の変革こそ、都道府県首長レベルの政治に求められる政治なんだと思う。
いわゆる市民派といわれる耳障りの良いコメントばかりいうタレント政治家とは明らかに一線を画す。ほんとうに十年ぐらい後には総理大臣かも。

一応、反橋下派の人の本も読んでみよう。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年06月19日

大阪府と大阪市の二重行政・二元行政を解消するために掲げた「大阪都構想」について、橋下徹氏自らがその構想の内容を語っている。
氏は政治と行政の役割分担を明確に著している。政治は勘と情、行政は理性と論理で行うものだと語り、政治家は方向性を示し、公務員はその選択肢を示すことが役割だとしている。この両者の役...続きを読む割の違いはよく解る。そして、政治と行政が両輪として機能することが地方自治にとって重要だとも思う。
一方で、大阪都構想のメリットばかりが列挙され、デメリットが全くないかのような論述になっている感は否めない。例えば、大阪都構想では「大阪市を解体し、8~9の特別自治区を作る」としているが、当然ながら区議会ができ、議員数は今よりも増えるだろう。また、「虐待を受けている児童の一時保護権を特別自治区に与える」と言うが、児童相談所の職員数が不足している現状を考えた場合、マンパワーの面において、果たして区単位で対応できるのか疑問に思う。氏は、将来的には大阪市の周辺自治体まで再編するビジョンを持っているが、「平成の大合併」において、市町村合併が日本で一番進まなかったほど自己主張の強い自治体・住民が、そう簡単に大阪都の一部になるとも思えない。
いずれにせよ、大阪都の実現には数多くの障害があることは間違いない。しかし、ロンドンやパリといった世界の大都市に打ち勝とうとする氏のビジョンや、平成23年度の大阪府知事選挙、大阪市長選挙の投票率が上がったように、有権者に関心を持たせる氏の発信力はすごいと思う。

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Posted by ブクログ 2014年01月15日

大阪都構想の概要、その目的がよくわかる。また、橋下元大阪府知事の政治家としての行動指針も窺い知ることができる。

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Posted by ブクログ 2018年12月24日

何となく嫌いな橋下さんの、何が嫌なのかを知りたくて買った本。
橋下さんのことがだいぶわかった気がする。

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Posted by ブクログ 2018年10月14日

私の中で道州制と大阪都構想のイメージが一致しないので、読んでみました。

読んでみると、「国ありき」の発想ではなく「大阪の問題」から「日本の有り様」を見ているので、筋は通っているんだけど分かりにくいし、説明不足感が感じられます。

ただ、大阪維新の会の動きの必然性がよく分かり、実際にこの本が書かれた...続きを読む後、知事選&市長選での動きがあったわけですが、そのままの動きとなっています。

橋下さんが市長になってから、実際にドンドン明るみになる大阪市政のえいかげんだった仕事っぷりが、この本の正当性を証明してくれています。この本に書かれている市政は、犯罪に近いイメージでした。


ただ、、、その後の国政への出方が、「?」だったので、★3です。この本を読んで橋下大阪市長の論理的な行動力がよく分かりました。

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Posted by ブクログ 2015年12月23日

新しいことをするには、まず体制(システム)を変えないと物事が進まないことを大阪府知事時代の経験を基に本書は書かれている。確かに変革は様々な利害関係を壊すので抵抗勢力があるのはおかしくない。本書で大阪市と大阪府の利害関係もよくわかった。まずはやってみて、ダメなら修正すればいいとの考え方には賛成。

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Posted by ブクログ 2015年12月07日

政治と行政の役割分担。政策立案は専門家に任せられても、仕組みを変えることができるのは政治家だけ。という橋下氏の意見を理解できた気がする。と同時に、組織で孤高のリーダーとして発奮してるようす、こういうことかと面白かった。

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Posted by ブクログ 2015年05月08日

大阪都の実現の是非を問う住民投票が行われるので、勉強するために読んだ。基本的な主張は一貫していて、今までは府と市で別々に事業を行っており、無駄が多かったので、今後は大阪市を特別自治区に再編成し、無駄をなくした上で、都市の国際競争を勝ち抜いていくという主張。

気になったのが、同じ主張を形を変えて繰り...続きを読む返している点。もう少し構成を変えた方が伝わりやすい、というのも、制度を変えることで、市民にどのような実感をもたらすかが伝わってこなかった。この辺がうまく伝わらないと支持を集めづらいと思う。
あとは当時の大阪市長の悪口が多かったこと笑。仮想敵を作ってギャーギャー責めるのは常套手段であるし、その手段に問題は無いとは思わないが、やや過剰。まぁ、これは感情の問題なんだろうけど。

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Posted by ブクログ 2015年02月08日

大阪都構想の住民投票が決まり、賛成と反対の意見が真っ向から対立している。2015年2月現在、4年前の著書だがその主張には一貫性あるこもがよく分かる。関心ある人はよんでおくべき本。

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Posted by ブクログ 2013年04月11日

こうしてまとまった本のかたちで読むと橋下徹の主張することは具体的かつ明快であるが、彼はなぜ一方でTwitterなどで「バカ」だの「アホ」だの罵詈雑言を吐散らしているのだろう。本書のようにじっくりと説明すればいいのと思うのだが。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年12月20日

二重行政。
大阪府と大阪市。大阪市は基礎自治体にしては大きすぎる。それぞれの区長が役人なので、主体的な決定ができない。そして広域自治体としては大阪市だけでは視野が狭すぎる。なので、「大坂都」構想。
成長戦略を国が作る時代では無くなってきた。日本には少なくとも東京の他にもう一つ大きなエンジンが必要だ。...続きを読む
人事を変え、経営を変えても駄目なら体制を変えねばならない。納得。

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Posted by ブクログ 2012年10月28日

同じ内容の繰り返しで少々飽きたけど、内容は正論だと思う。この後埒があかないと、本人が市長になったわけだがそういう経緯だったのか、と納得。ただこれ、都構想はまだ全然実現してないけど国政に出ちゃうのかなぁ、どーなんだろ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年11月23日

確かにこの本では具体的なこと施策は語られていないように思える。
しかし、それはこれから前に進みつつ示されてくるものであり、「地方は地方のことをし、国には国のやるべきことに集中してほしい。また、そのためには大阪の制度を変えていかなければならない」といった方向性は真っ当であると思う。

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