【感想・ネタバレ】歴史からの発想 停滞と拘束からいかに脱するかのレビュー

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Posted by ブクログ 2019年06月05日

歴史の評価について、傑作です。
日本の戦国時代、モンゴル帝国、組織史の論評は他では見られない内容でした。

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Posted by ブクログ 2019年04月01日

戦国時代もいつの時代も、組織統治の本心は変わらないことを学べた。時間を置き、繰り返し読み直したい。"「俺はわかっているが、資金不足と社内事情でやれないことが多い」などと嘆いている経営者は、「勝てる組織」づくりに成功していない証拠である。"とのフレーズは大変考えさせられた。

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Posted by ブクログ 2021年06月11日

 古い本であるが、とても役に立つ本である。戦国時代にはなぜあれだけ多くのリーダーが存在したのか?それは既成の秩序が崩壊していたことと、既成概念をぶち壊す新しい組織の目的

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Posted by ブクログ 2019年08月14日

日経ビジネス人文庫は過去に読んだことがあるけれど,それに比べて随分骨太な本(過去の本が悪いわけではない)。著者の堺屋太一氏は知ってはいたけれど,こんな歴史への眼差しがある方とは存じ上げなかった。
単純に持ち上げるわけでもなく,貶めるわけでもない。どこまでも冷静で客観的。「勝てる組織」について書いてい...続きを読むるのに,最後では「それに属する人々に幸福をもたらすかどうかはわからない」と言い切ってしまうくらい。
ここにはヒントは書かれているけれど,経緯だけではなく,最終的な答えすら書かれていない。自分でどうするかを考えることを促される。本書を読む価値のひとつに、歴史について書かれているのに現代の時代性を知るヒントがあることだろう。現代はまだ答えのある時代ではないのだから。

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Posted by ブクログ 2015年01月08日

主に戦国時代の武将達が勝ち得た理由を組織論の立場から述べた本。中学生ぐらいまでの薄い歴史しか学んでいないが、最近のNHKの大河ドラマでもクローズアップされる参謀の重要さも本書では特に述べていた。

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Posted by ブクログ 2013年09月17日

「歴史から学ぶ」ということの真の意味を理解させられた一冊。

無数の歴史事例の中から本質を見抜く観察力、そしてそれを現代の人間心理に当てはめながら理解する応用力、さらにそこから導き出される今後の姿への説得力。
「堺屋史観」の実力をまざまざと見せつけられました。

この一冊を機に、私は堺屋氏の書籍を読...続きを読むみ漁るようになりました。

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Posted by ブクログ 2012年04月08日

1980年代に資源・エネルギー枯渇問題が浮上し、高度経済成長後の停滞しそうな日本を前にして、歴史上の人物からその突破のカギを論じた一冊。織田信長の天才ぶりと、しかし成長することによってのみ内部の軋轢を封じ込めていた織田軍の顛末は、結局信長死後、一気に霧散したという面からして、結局は3分の1の英雄(秀...続きを読む吉、家康)であったと評価。また、武将を雑草人間と作物人間に分け、体制(耕作者)の言うこと聞いて伸びるか、リスクしょいまくりながら好き放題伸びるか、まさに我々を想起しながら読み進めました。もちろん後者ね(笑) たまたま実家で手にした1冊ですが、おもろい。

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Posted by ブクログ 2011年01月23日

小田原、北条攻めの説明が印象深かった。

上杉謙信も関東遠征で、小田原城攻めを行っているが、堅固な包囲網の前に籠城戦が長期に渡ってしまい、兵糧不足などで結果として失敗・撤退することになる。

その対比として豊臣秀吉が率いる20万前後の大軍勢で、再び小田原城攻めが行われるが、ご存じの通り北条氏を屈服さ...続きを読むせ、天下取りを実現する戦となった。

戦術・個々の兵の強さでいえば上杉謙信の方が、秀吉に勝っていたと推察される。

しかし謙信と秀吉の決定的な違いが簿記経理技術の発達と適用だという。主計官を置き、必要な物資・兵糧を前線へ供給する専門部隊を、秀吉が置いたこと。このことが長期籠城戦を可能にし、天下の名城である小田原城を陥落させることにつながる。

金銭・兵糧・時間などなど、、、必要となる物資を効率的に適時に調達する上では正確に計測する力が求められる。

冷静なリソース管理の上でこそ、無駄なく目標達成ができるという事例のひとつであると思う。

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Posted by ブクログ 2010年10月11日

歴史は人が紡ぐ物。未来なんて正確に予測できないが、不変なる人間性に立脚した観察、つまり「歴史は繰り返す」部分があることを認識し、そこに焦点をあてた良書。個人的にはスタッフの役割の考察はなるほどと思った。決してナンバー1を目指さず、主君の目的達成のために"What"ではなく&quo...続きを読むt;How"を追求する、その役割を自己規定し貫徹する覚悟、意識したい。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

高度成長期の「戦国時代」を題材にした本です。
歴史が嫌いだったのが好きになりました。業種ごとに歴史をたどっています。こういう風に歴史を学生時代に学べたらよかったのに!って思いました。

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Posted by ブクログ 2018年10月23日

表題はすごいが、中身はしょぼい。何の結論もない。ただし、歴史上の人物の評論本としは、まずまず読める。

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Posted by ブクログ 2015年03月08日

日本史上では高度成長期だった戦国時代を、1467年の応仁の乱から秀吉治世まで、約400年後の成長期である、明治維新~現代に置き換えて検証。対外戦争を行った時期に違いはありますが、殖産興業や自由化など意外に共通点があり興味深い。このまま徳川政権のような停滞期に入るのをどう防ぐか、といった警鐘でもありま...続きを読むす。
その他の織田信長、豊臣秀長、石田三成の章は、「~に学ぶ」的なありがちさで今一つ。

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Posted by ブクログ 2013年11月29日

読書録「歴史からの発想」3

著者 堺屋太一
出版 日経ビジネス人文庫

P86より引用
“信長は社会の諸勢力を一つの実力集団としてしか見なかったの
である。”

 目次から抜粋引用
“知の宝庫「戦国」を読む
 日本史に学ぶ「組織」と「人間学」
 中国史ーー万古不変の知恵”

 元官僚で作家である著...続きを読む者による、歴史の中から現代の状況に役
立つ教訓を紹介する一冊。
 日本の戦国時代から近代中国まで、偉人たちの軍事・政治・経
済での成果を取り上げて書かれています。

 上記の引用は、織田信長について書かれた項での一文。
何か一つしっかりとした基準を持っていれば、いざという時に判
断に迷わなくて良いのかもしれません。
 歴史からのと題されていますが、日本なら十六世紀戦国、中国
ならモンゴル大帝国と、狭い範囲を例にあげているようです。
同じ著者で同じシリーズが出ていたらいいなと思いますが、巻末
の同社からの著作紹介では見当たりません。同署は過去に他社か
ら出版された物の文庫化なので、もっとシリーズ化されていても
いいように思います。

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Posted by ブクログ 2012年09月12日

戦国時代を組織論的にみると面白い。
こういう駆け引きとか権力闘争とか好きなんかね
三成の自分の中での評判が上がった、し、ちょこちょこ「私の著作の~」とかあって、不覚にも読みたくなってしまった。

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