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Posted by ブクログ
読書録「歴史からの発想」3
著者 堺屋太一
出版 日経ビジネス人文庫
P86より引用
“信長は社会の諸勢力を一つの実力集団としてしか見なかったの
である。”
目次から抜粋引用
“知の宝庫「戦国」を読む
日本史に学ぶ「組織」と「人間学」
中国史ーー万古不変の知恵”
元官僚で作家である著者による、歴史の中から現代の状況に役
立つ教訓を紹介する一冊。
日本の戦国時代から近代中国まで、偉人たちの軍事・政治・経
済での成果を取り上げて書かれています。
上記の引用は、織田信長について書かれた項での一文。
何か一つしっかりとした基準を持っていれば、いざという時に判
断に迷わなくて良いのかもしれません。
歴史からのと題されていますが、日本なら十六世紀戦国、中国
ならモンゴル大帝国と、狭い範囲を例にあげているようです。
同じ著者で同じシリーズが出ていたらいいなと思いますが、巻末
の同社からの著作紹介では見当たりません。同署は過去に他社か
ら出版された物の文庫化なので、もっとシリーズ化されていても
いいように思います。
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Posted by ブクログ
日経ビジネス人文庫は過去に読んだことがあるけれど,それに比べて随分骨太な本(過去の本が悪いわけではない)。著者の堺屋太一氏は知ってはいたけれど,こんな歴史への眼差しがある方とは存じ上げなかった。
単純に持ち上げるわけでもなく,貶めるわけでもない。どこまでも冷静で客観的。「勝てる組織」について書いているのに,最後では「それに属する人々に幸福をもたらすかどうかはわからない」と言い切ってしまうくらい。
ここにはヒントは書かれているけれど,経緯だけではなく,最終的な答えすら書かれていない。自分でどうするかを考えることを促される。本書を読む価値のひとつに、歴史について書かれているのに現代の時代性を知るヒントがあることだろう。現代はまだ答えのある時代ではないのだから。
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