須藤靖のレビュー一覧
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セーガンの名言、物理法則に反しないことはあまねく必然である。
様々な偶然があって今の地球があるというよりも、無限大に近いたくさんの宇宙があって、そのうちの一つが今の地球と考える方が自然である。Posted by ブクログ -
宇宙物理学者さんの面白いエッセイ。個人的にはこういうのは大好きです。鳥類学者の川上和人さんのエッセイがお好きなら是非。朝井リョウさんのゆとり三部作とかも。Posted by ブクログ
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宇宙物理学者さんの面白いエッセイ。個人的にはこういうのは大好きです。鳥類学者の川上和人さんのエッセイがお好きなら是非。朝井リョウさんのゆとり三部作とかも。Posted by ブクログ
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わかりやすい上に刺激もあるし,話題が新しい。
ほんのときどき出てくる数式が雰囲気があるけど,ときどき過ぎてタイトル倒れと言えば言えなくもない。
しかし,伝えたいことはきちんと分かりました。Posted by ブクログ -
最新の宇宙論の紹介。セーガン以來だったので随分変わっていることに驚き。ほとんどSFとしか思えないし、全く実感できない。こうなると一般人には宗教の宇宙論と同じに思える。進んだ科学は魔法と同じと言ったのはアシモフか。
全体にとてもわかり易い。シュレディンガーの猫がようやく理解できたのが嬉しい。Posted by ブクログ -
宇宙の果てのその先をユニバース~マルチバースで示してくれた。人間原理など我々の生きている環境の不自然さを知った。
本当に私の身体の中の大腸菌まで全コピーした宇宙があるのかしら、深く考えさせてくれる本です。 -
副題に「科学者、哲学者にモノ申す」とあるように、実際は宇宙物理学者が「科学哲学は科学の役に立っていない」と疑問を呈し、科学哲学者がそれに答える本。
非常に面白い一冊で発見が多かった。
須藤靖、伊勢田哲治両氏ともにそれぞれの分野ではそれなりの実力のある方だと見受けられますが、罵り合いにならないことをま...続きを読むPosted by ブクログ -
これは面白かった。下半期ベストに入るかも。科学哲学者と科学者(物理学者)が対談をするのだが、哲学者が物理学の研究を不毛と思うことはなくとも、物理学者は科学哲学の議論をざっときくと腹が立つようだ。プロの研究者でかつ科学哲学の入門書をいくつも見ているような人でも議論をある程度精密に理解してもらうのにこれ...続きを読むPosted by ブクログ
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科学哲学の価値に大きな疑いをいだく宇宙物理学者の須藤靖さんと,気鋭の科学哲学者の伊勢田哲治さんの科学哲学をめぐるかなり本気な対談.ずっと緊迫した会話が続き,読んでいてとても疲れた.だがとても勉強になった.
頭脳明晰な二人が,あいまいな妥協なく,とことんまで話し,お互いを理解しようと懸命に努力をする...続きを読むPosted by ブクログ -
科学哲学という業界に「アホがアホを再生産しているのではあるまいか」と疑念を持つ物理学者と,それを迎え撃つ気鋭の科学哲学者との対談。物理学者の須藤氏の半ば先入観に基づく(しかし科学者が科学哲学に対して抱く印象としては極めてまっとうな)疑問に対し,科学哲学の伊勢田氏が丁寧に答えていくというスタイル。対談...続きを読むPosted by ブクログ
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★★★★★★★くらいすごい。
これは本当に面白い!し科学的に啓発!
東大出版会発行のUPを愛読してきた者として、著者の小論はUP連載時から注目してきた。ぜひ一読あれ。
・寺田虎彦は、目は閉じることができるのに耳はそうできない、と書くまでもないことを書いた後、「なぜだろう」と問うている。そこが凡人と違...続きを読むPosted by ブクログ -
★★★★★★★くらいすごい。
これは本当に面白い!し科学的に啓発!
東大出版会発行のUPを愛読してきた者として、著者の小論はUP連載時から注目してきた。ぜひ一読あれ。
・寺田虎彦は、目は閉じることができるのに耳はそうできない、と書くまでもないことを書いた後、「なぜだろう」と問うている。そこが凡人と違...続きを読むPosted by ブクログ -
物理学者と科学哲学者が平行線の対談を繰り広げ「あー、そうなっちゃうよね」と思わせる本。
「実学」志向者が、もうちょっと他人にも伝わるように嚙み砕いた話し方をしたら? と言い、哲学の人が「それだと正確じゃない」と返す感じ…。
大学生とかのうちにこういう議論をしておく価値はあると思う。大半の人はその後は...続きを読むPosted by ブクログ -
昔から人は自然現象を解明しようと、多大な時間をかけてきた。有名な所だとガリレイ、ケプラー、ニュートン、アインシュタインらだが、彼らがいくつもの法則を発見(発明ではない)した。それらの法則はとても高い精度で自然現象を表している。しかも美しく。
この本では、数式によって高い精度で表される自然現象の例が...続きを読むPosted by ブクログ -
ズバリ核心を突いたタイトルで、読者を誘い込む。
数式と見ただけで敬遠する人もいるかもしれないが、本書は数式の厳密性や細部の説明には踏み込まず、数式で表されるという驚きを提供する。
過去の偉人たちが見出した偉業は、発明ととらえず、発見とくくる。宇宙は数学的関係で満たされており、その関係性を法則という形...続きを読むPosted by ブクログ -
難しかった.ただ、アインシュタイン方程式が出現する前の段階で、多くの科学者がニュートン力学だけで様々な天体現象の予測をしてことに驚いた.コンピュータのない時代に手計算でやったのだろうが、凄いことだと感じた、著者が何度も述懐してる「観測されている天体さらには宇宙の振る舞いそのものを記述する数式が存在し...続きを読むPosted by ブクログ
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宇宙は美しい数学で記述される法則に則っている、という事を何となく信じてきた。
しかし、それは誰も証明した事実ではない、そんな当たり前のことを突きつけられて戸惑いを感じてしまう。
予断なく思考することの難しさを改めて感じさせられた。Posted by ブクログ -
副題の疑問は解消されないのだが(そりゃそうだ)、やはり数学って、そしてそれを発見してきた数学者ってすごい。Posted by ブクログ
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いろいろなモヤモヤがスッキリした。
138億年まえから宇宙は無限で、かつ高温高密度だったともいえる。
ブラックホールは固くない。Posted by ブクログ -
科学も哲学もよく知らずに読んだ上、ふだんからさして役に立たないことをぼんやり考えがちなので、読んでいるうちにだんだん辛くなってきたような…。 ここ数年大きな顔をますます大きくしてきた感のある「役に立たない学問」軽視は、これから先も本当に「役に立つこと」を得続けるのに不可欠な基礎部分をリスペクトし...続きを読むPosted by ブクログ