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深い話です
宇宙の果てのその先をユニバース~マルチバースで示してくれた。人間原理など我々の生きている環境の不自然さを知った。
本当に私の身体の中の大腸菌まで全コピーした宇宙があるのかしら、深く考えさせてくれる本です。
Posted by ブクログ
SFの世界でしかあり得ないと思っていた「マルチバース」という概念が、私たちの住むこの宇宙が持つ「できすぎた」とも言える不自然さを説明するかもしれない。その発想自体が、非常に面白いと感じた。
鍵となるのが「人間原理」という考え方である。私たちの宇宙は、人間の存在を可能にするために必要な、精密で確率的には起こりそうもない条件、いわゆる「都合の良い性質」をいくつも持っている。もし宇宙がたった一つしかなかったとしたら、これほど都合の良い条件が偶然揃ったことは、まさに奇跡としか思えない。
しかし、もし宇宙が無数に存在するとしたら、その中のたった一つが、たまたま人間が存在できるような条件を備えていたとしても、何ら不思議はない。マルチバースは、この「できすぎた」宇宙の謎を、確率論的に説明する一つの可能性を提示している。
マルチバースの定義上、そのような別の宇宙の存在を直接確かめる手段ないが、絶対に観測できない場所に、自分たちのいる世界とは別の世界が存在するかもしれない。そう想像するだけで、なんとも言えないワクワクした気持ちになる。
Posted by ブクログ
思わず「これは、すごい・・・」と唸らせる本です。宇宙は一つの「ユニバース」ではなく、複数の「マルチバース」であり、しかもそれは4つの段階があることを論じています。やや物理の専門的なことが出てくるので、ここは飛ばし読みするとしても、①ビッグバンは小さな点が爆発したのではなく宇宙全体で起こったこと、②いま我々が生きている世界と同じ世界がまた別に存在しうること、③ほかの宇宙では別の物理法則も成り立ちうること、などを解説しています。
また、人間がこの世にあるのも、極めて絶妙なバランスと偶然(絶妙なタイミングで隕石が地球に衝突して恐竜が絶滅したなど)のもとに成り立っており、「人間の存在と宇宙の性質の間に成り立つ相関を選択効果で解釈しようとする『人間原理』」にまで言及。宇宙論を追求すると、まさに「通常の科学の範囲を逸脱した哲学的問題に向き合わざるを得ない」のだと痛感させられます。
かつての物理しか覚えていない自分としては、「ここまで来たのか」と圧倒されました。「サイエンスZERO」でお馴染みだった竹内薫氏ご推薦だったので手にしたのですが、新書版ながら深く考えさせられる一品です。
Posted by ブクログ
物理的知識の素地のまるでない人間が、面白そうなタイトル!というだけでレーベル考えず飛びついたのが失敗のもとでした。さっぱり分からん。(哲学的思考以外)。ただ文系にみられる、経験値に基づく結論に比べ、法則に則った結論に導いてくれる分、分からないなりに腑に落ちました。物理法則と世界の関係を考察する先に拓ける、マルチバースという概念を楽しむ道案内の一冊。自然な法則に支配されると人間は存在できず、かといえば複数の異なる力があり、かつそれらの強さが不自然なほど違っている場合のみ、生命が誕生できる予想。進化し続ける宇宙への理解を、最新物理学で徹底解説してくれてます。…うう…感想も難しい。献本に感謝!
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