響野夏菜のレビュー一覧
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す、凄い…読まれた方の大半が「りゅーま」お目当てだった
ようですが例にもれず私もです…
しかも、これ、アンソロジーに載っちゃいけないような
超重要なお話。
これがここでくるってずるいでしょ、て感じ。
「りゅーま」としての本になっていないお話は他に
榎木先生の同人誌でも読みましたが、いずれも
フウキ時代がメインのお話で、先生の中でも
タギ・レン・シェイラ、この3人でいられた時間は
大切なのだろうなと感じました。
他の3編も主に0年代前半を彩った作品で、気になっていた
ものだったので読めて嬉しいですが、
すみません、逆に気が済みました。微妙に好みでなくて。
長編読んだら違う感想だったらすみませ -
Posted by ブクログ
身の内に禍つ神を封印した主人公。
ある日儀式中に、うっかり従者がやってしまったミスにより
副作用から逃れられた喜びを、封印されて怒る神相手に
心のままに語りまくっていく。
いやでもこれ、この状態を3歳からやってると思うと
神様<自分の幸せ、ですよね。
それはもううっかりと、神様を放置して喜びまくる…。
分かります分かります。
神様は非常に残念状態、ですが。
とにかく会話が面白すぎる。
空気読まない、というよりは、自分正直主人公と
突っ込まずにはいられない何かがあるのか状態神様。
そして妹大事なお兄ちゃん…シスコン通り過ぎて
将来嫁さんもらえますか? と聞きたくなります。
それを言ったら帝も -
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Posted by ブクログ
怪しげな噂がある地域に赴任してみたものの
そこにいたのは噂とまったく違う伯爵。
首をかしげつつ仕事をしていれば、はっきりと見えてくる違和感。
そして、夜の庭で会った、伯爵の『弟』だという青年。
とりあえず、伯爵と『弟』の関係は分かりました。
しかし、この人達寝てなくてもいいのか? と
どうでもいい所に疑問を抱いてしまいました…w
歌によって、祈りや『力』を行使できる、というすごい職業(?)ですが
咄嗟に歌が出てしまうほどの修行というと、どれくらいでしょう?
設定から考えると、そうなってしまうかとは思いますが。
いやしかし、もしかしなくてもこれは
じれじれっぽい状態で終 -
Posted by ブクログ
ネタバレサブタイトルの「魔王の遺産」と表紙のエルレインの涙がひっかかりながら、読みました。
最初は、最近続くようなマンネリ感がありましたけど、イの王の気配がなくなってからは、帯にあるように風雲急を告げる状態に。
イの王の魔力の守護を受けていたエリアルダは、魔力が使えなくなると国力が衰え、それを見越してイの王を殺した隣国ダキニアと戦いになりそうな感じです。
しかも亡くなったイの王の代わりに誰かが魔王にならないといけないんだろうなぁ。途中の展開から、これはやっぱり、もしかしなくても、ゼルイークってことよね?って思ってたら、やっぱりそのとおりでした。
別れる時にも皮肉を言ってしまったエルレインですが、 -
Posted by ブクログ
ネタバレ久しぶりのS黄尾シリーズは、心にズシリとのしかかる悲しい事件でした。
表紙がいつもより大人しいのはこの為か・・・。
恋愛モノみたいとか言ってごめん。
テーマがあるなら、「過去とどう向き合うか。決着をつけるか」だと思います。
犯人は、K-EXCUTON
‘EXCUTION‘の意味は、死刑執行。連続殺人事件という形で決着をつけました。
仕返しが傷を癒すことはない。絶対に。
というのは、本編の花音の言葉ですが、私もそのとおりだと思います。
そう思いながら、頑張って過去と自分と戦っている花音と犯人の短い会話は、切なくてやりきれない思いが残りました。 -
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