濱嘉之のレビュー一覧

  • 国家簒奪 警視庁公安部・青山望

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    組ご法度の覚醒剤取引に手を出した若頭が名古屋・栄で爆殺された。背後には、バハマリークスに端を発する国際金融の闇がー。英国のEU離脱、アメリカ大統領選と、意外な結果に終わった“国家簒奪”の波は、どこに向かうのか。日中韓のマフィア勢力図が激変するなか、公安のエース・青山望は国家の敵を追う。

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    2018年05月27日
  • 一網打尽 警視庁公安部・青山望

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    京都・祇園祭の夜に銃声が響いた!コリアンマフィアと中国マフィアの抗争の背後には、北朝鮮のサイバーテロ、そして仮想通貨強奪計画があった。さらに絡まる半グレと芸能ヤクザの闇を、警視庁公安部のエース青山望が追う!同期カルテットも結集して日本の敵を「一網打尽」にできるのか?

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    2018年05月27日
  • 爆裂通貨 警視庁公安部・青山望

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    ネタバレ

    シリーズ11弾。毎回旬なテーマで驚かされるますが今回は『無国籍者』。北朝鮮、ハワイ、渋谷で起きる事件とリアルな展開に一気読み。

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    2018年05月04日
  • 爆裂通貨 警視庁公安部・青山望

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    相変わらずの恐ろしいまでのリアリティが凄い。無戸籍者の問題は本当に起こり得ると思うがもしかしてもう起きているのか?

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    2018年04月14日
  • 警視庁情報官 トリックスター

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    ここに登場するトリックスター=詐欺師は、皆いけ好かない奴らだ。ベンチャー企業の未公開株に絡む詐欺から、大企業、国会議員、暴力団、新興宗教へと波及する大きな話になっていく。黒田が警視庁内の公安や組対よりも情報力に優れ、国際的な人脈を駆使して容疑者を追い詰めていくのが、本シリーズの見せ所だが、警視庁襲撃を描くエピローグが短くて、少し物足りなさを感じた。また、新たな恋人が登場したが、人定の描写がなくて若干の不安が……(笑)

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    2018年04月07日
  • カルマ真仙教事件(下)

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    オウムの裏に北が絡んでることをどれだけの国民が認識しているだろうか?警察組織の闇も絡んで読み応え充分だった。

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    2018年03月07日
  • 警視庁情報官 シークレット・オフィサー

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    警視庁に新しく創設された情報部門とエース情報官・黒田による活躍を描く物語。

    手に汗を握る情報戦に先が読めない展開でした。
    ただ単純に警察VS犯罪集団のサイバー戦と期待すると外れます。

    どちらかというと犯罪集団と情報戦を行うには、何が必要でどのような過程で部門を創設、人材育成をしていくかを読んでいる感じです。
    物語というよりも報告書を読んでいる感じがします。

    ただ何も知らずに読んでいるとただ仕事ができて信念があればいいというわけではないというのが非常に伝わります。

    エース過ぎる黒田さんの初陣が気になる方にお勧めの作品です。

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    2018年03月04日
  • カルマ真仙教事件(上)

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    THE REAL。自分が生きて来た中で1番大きな事件を当事者が書いているので引き込まれないわけがない。早く中巻を読まなくては。

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    2018年02月14日
  • カルマ真仙教事件(上)

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    平成のこれまで30年を振り返る時、誰の記憶にも残る事件がオウム真理教による地下鉄サリン事件ではないでしょうか。本書はその事件の時に捜査員であった著者が自らの経験をもとにオウム真理教が引き起こした一連の事件(地下鉄サリン事件だけではなく、坂本弁護士拉致事件や松本サリン事件など)をフィクションとして再構成したものです。
    登場人物はすべて架空の名前ですが、実際の名前を容易に連想できるので(例えば麻原彰晃は阿佐川光照など)、ほぼノンフィクションとして読むことができます。
    全3巻の上巻は、オウム真理教が爆発的に信者を増やし、密造銃の作製や、サリンをはじめとする毒物を生産するなど武装化を進め危険な存在とな

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    2018年01月08日
  • 一網打尽 警視庁公安部・青山望

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    ネタバレ

    シリーズ10弾。今回も中韓マフィア、北朝鮮のサーバーテロ、民泊、仮想通貨etc。話題のニュースが盛り沢山。読むだけで世の中何が問題になっているのかよくわかる分、リアルで恐ろしい。

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    2018年01月03日
  • 警視庁情報官 ゴーストマネー

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    日銀の古札 1500億円が 行方不明になった。
    200ヶ所以上のコンビニATMから 18億円が引き出された。

    ふたつの事件を 3年間 情報の研修していた黒田純一は
    警視庁に新しい組織 情報室の室長に任命される。
    別々に起こった事件がからみあって、本質に迫る。
    ATMから、引き出された時の画像、そしてNシステム、
    防犯カメラから 引き出し子 が 解明されていく。
    日本の指定暴力団 福比呂組とチャイニーズマフィアが
    仕組んだのだった。
    また、その手法はGPS偽装ソフトで位置をつかめなくするのだ。

    黒田純一の持っている人脈で、福岡、大阪のヤクザの協力者、
    韓国の宗教団体のリーダーとあうことで、真

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    2017年12月19日
  • カルマ真仙教事件(下)

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    濱嘉之『カルマ真仙教事件(下)』講談社文庫。

    下巻では、上巻の冒頭に提示された余命三ヶ月の男がカルマ真仙教元信者の死刑囚から五億円を預かった話の解決編となっている。事件としては実質的に中巻で完結しているので、下巻はやや蛇足的な感じがした。また、元公安捜査官の肩書が邪魔するのか、いつの間にか物語の視点が事件そのものから公安警察組織に移ってしまったことも気になった。

    上巻と中巻が非常に面白かっただけに、下巻の尻すぼみ感は勿体ない。これではノンフィクションと何ら変わらず、創作小説なのだからもっと驚くような展開があれば良かったように思う。

    この著者の作品は何作か読んだが、このレベルが限界なのだと

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    2017年12月17日
  • ヒトイチ 内部告発 警視庁人事一課監察係

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    監察係長 榎本博史のメリハリのついた活躍がおもしろい。
    公安総務課調八の係長山下が、青山望なんだね。

    身代わり出頭
    交通部長のベンツがひき逃げ事件のクルマだった。
    息子も警察官で企画課にいて、そのクルマを運転していた。
    ところが、胡散臭そうなオンナが身代わりで出頭した。
    そのオンナの家にガサ入れしたら、8000万円ほどの預貯金があった。
    ふーむ。オンナも出頭するなら、お金を処理してからいけよ。
    どちらにしてもウカツなのだけど、そのことから、
    とんでもない方向へ発展していく。
    北朝鮮の工作車で、交通部長、息子の警察官が
    はめられていたと言う話へ。
    まったく、公安事項な話なのだね。

    公安の裏金

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    2017年12月17日
  • ヒトイチ 画像解析 警視庁人事一課監察係

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    警視庁警務部人事一課監察係長 榎本博史の
    雰囲気が 実にいい。
    出過ぎず、出しゃばらず、相手を見て対応する。
    その許嫁の 菜々子も、榎本に対して、
    はっきりと ストレートに言うのが おもしろい。

    3つの章から成り立っている。
    警官による拳銃自殺。
    蒲田署で、警察官が拳銃によって自殺した。
    その自殺した梨田は、優秀で、積極的であった。
    強姦犯を、徹底して追いかけていた。
    その原因は、父親が 検事で、強姦犯に対して甘い裁定をした。
    そこからくる 言いようもない絶望。法ではさばききれないこと。
    そのことを知って、突き進んでいく。

    痴漢警部補の沈黙。
    この章が 優れていた。
    ヤクザの親分と警部補の

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    2017年12月16日
  • ヒトイチ 画像解析 警視庁人事一課監察係

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    優秀で真っ直ぐな警察官の自殺。
    しかし、その裏には、大きな謎が...

    警視庁警務部人事一課 監察係、通称ヒトイチ。
    第2弾。

    警察の警察を自認する彼らが、真相を明らかにする為に乗り出す。
    そこには、悲しい真実が...

    その他、「痴漢警部補の沈黙」、「マタハラの黒幕」の2話を収録。
    監察係だけでなく、公安や所轄の面々の活躍など、元警察官であった著者ゆえに、リアルな描写が多々あります。

    公安の山下係長のサイドストーリーも、面白いかも?


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    2017年12月15日
  • 聖域侵犯 警視庁公安部・青山望

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    設定は 伊勢志摩サミット。
    徹底した警戒の中で 英虞湾の養殖真珠のいかだを
    時期を間違えて引き上げたことで、死体が発見される。
    それは、特殊な縛り方と孔があいた包み方だった。
    関西系のヤクザとヨットが操れるものだとわかる。
    腐敗が激しく、死因も不明だった。

    青山望は、カルテットと一緒になって、
    その死体が誰で、なぜ 殺されたのかを探っていく。
    その背景には、パナマ文書にも関連して、
    ブラックジャーナリストが、ブラックマネーを集めていた。
    そのフィクサー的な存在が 経済ヤクザの清水だった。
    そこから、様々な情報が えられて 真相が明らかになる。

    現在のように 企業の不正が多いと、
    ブラックジ

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    2017年12月15日
  • 一網打尽 警視庁公安部・青山望

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    ここに来て過去最高にカルテットの活躍が描かれていて抜群に面白かった。階級的には結構登り詰めたと思うがこれからどうなるのか。

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    2017年12月13日
  • ヒトイチ 警視庁人事一課監察係

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    監察係 警察官の不正をただすところ。
    自浄作用が活かされるといいのだが、
    やはり、圧力に屈するところがありそうだ。
    監察係の持つ、人的な資質に関与するんだね。
    警察の機構を鮮やかに切り抜いただけでも、意味がある。

    新宿署犯罪対策課課長代理 三田村陽一にまつわる話。
    腕利きで、ヤクザにアニキと慕われている。
    三田村には 新宿のルールがあった。
    花牧組に、顔を出し、新宿の縄張りを守っている。
    天真星という宗教団体をヤクザと一緒に脅していた。
    三田村の義父の土地を 天真星の下部組織の農業団体に売ったが
    転売されて、墓地になっていたことに言いがかりをつける。
    それで、定期的に 天真星より、お金が振り

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    2017年12月12日
  • 警視庁情報官 シークレット・オフィサー

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    書店で偶然目に留まった警察小説。公安警察という秘密の多い組織を、読者が行為を持てるように執筆されている。それもその筈で著者は警視庁の公安畑出身であった。警視庁内に秘密裏に設置される情報室の創設から、主人公・黒田が情報官として抜擢され活躍するまでの経緯が贅沢に紙数を割いている。その分、実在の団体が何となく浮かんでくる政官民を巻き込む疑獄事件はあっさりして物足りない。テンポよく進行する物語をもっと読みたくなり、次巻も積読中。

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    2017年08月14日
  • 警視庁情報官 ブラックドナー

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    3.5 シリーズ本ならではの安定感。期待以上でもなく期待以下でもなく。臓器売買、どこまでフィクションなのか、、、

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    2017年04月26日