濱嘉之のレビュー一覧
-
本当にコレはフィクションなのだろうか。他の作品の帯に書かれていたフレーズだが、この作品を読んでいて改めて感じた。ずいぶん複雑な背景で、なかなか理解に苦しんだが、読みながら本当に感心する。
この人の作品、エピローグが独特でとても好みだ。Posted by ブクログ -
アメリカで臓器移植されるフィリピンから生体臓器は中国経由でその臓器は毎年数千人も処刑される死刑囚のものだという。うぉー。著者の書き下ろし文庫は読むたび斬新な観点に驚かされる。ちなみに著者の達筆のサイン入りの本で読んだ。Posted by ブクログ
-
政治家 宗教 暴力団 医療法人
きな臭いところに 発生する 犯罪に対して
公安総務の 青山の 総合的な犯罪に対する見方が卓越している。
『公安は 事件がおこってからでは おそすぎる。』
大和田、藤中、龍 という 3人の中堅的な警部も
それぞれ 能力があり 理解力が 豊かである。
警察の科学的捜査...続きを読むPosted by ブクログ -
公安の黒田刑事が活躍する第二弾。今回も壮大な公安調査が繰り広げられる。前回同様、大量の情報が書き連ねられ、ともすると読者は置いてかれてしまうかもしれないが、それさえ除けば非常に面白い内容にはなっていると思う。黒田も成長し組織の中核として活躍する。最後の結末はなかなか良かった。Posted by ブクログ
-
元公安出身という作者の作品とあって、警察組織内部の細かい関係が綿密に描かれてあり、それだけでかなりのボリュームがあった。小説と言うよりもドキュメントにも近い作風であると思う。それ故、好みが分かれると思うが自分としてはとても面白いと感じた。今後の黒田刑事の活躍に期待したい。Posted by ブクログ
-
黒田刑事の公安調査の第三弾。相変わらずの情報量の多さだが、それでも面白い。いつの間にか公安組織のトップとして活躍する黒田の成長が描かれている。今回の敵はシリーズでも一番の巨悪ではなかったろうか。Posted by ブクログ
-
面白かった
でも、この作者の特徴なのか、登場人物が多すぎる。少しの登場でも、肩書付きのフルネーム。
だがしかし
ずんずん引き込まれていくストーリー。
同期カルテットに期待したい。
続編希望Posted by ブクログ -
フィクションとはいえ、
新聞等で知り得た実在した出来事を
思い出しながら読むと、
リアリティあふれる想像(妄想)となります!
変な読み方かもしれませんが、
お試しください。楽しめるかと思います。Posted by ブクログ -
政治、医療、外交、公安など著者の豊富な実体験がそれぞれの分野でのスキャンダルを絡めて、選挙に関わるおぞましい物語を紡いで行く。もう少しだけ文章に洗練さがあればとは思うが、裏社会を垣間見るゾクゾク感で、一気読みだ!Posted by ブクログ
-
今回もおもしろかった。抜群。
特に7章・8章はもう・・・
よくこんな構想を思いつくなあ、とつくづく感心する。ただ複雑なだけじゃなくてちゃんとおもしろいもんなあ。
ただ、正直なところ黒田と青山はキャラが区別がつかないのは確か。
とりあえず・・・もっかい完全黙秘を読みたくなったな。Posted by ブクログ -
いよいよ地下鉄サリン事件が起こる。
実際の事件が思い起こされる。
警察の強制捜査の二日前にサリンが撒かれた。
警察の情報が漏れたのだと考えられる。
そして、事件は警察庁長官襲撃へと続く。
公安が教団を追い詰めらず、敗北を期した状況が綴られる。
更に教団の闇へと踏み込んで行くことになる。
2024....続きを読むPosted by ブクログ -
日本の諜報組織が事件に挑むお話。濱 嘉之氏の作品は初めて読みました。警察OBの方との事で警察や公安組織について詳細に記載されており大変込んだ内容の小説なのですが、登場人物の会話より背景等の説明に重点を置いている為、警察小説を読み慣れていない自分には若干読みづらかったです。このシリーズは公安警察を題材...続きを読む
-
手際良く相手から情報を引き出すところは、自分のパソコンのセキュリティの無さ加減を思い知らされました
既存の技術を組み合わせて安価に抑止力としての攻撃手段を作り上げるアイデアも良いなと思いました
自分が知らないだけで、すでに実際に実現しているかもしれませんがPosted by ブクログ -
多分、凄いシリーズが始まった
青山望シリーズの様な腰を据えた様子が
時代背景に表れている64年組とあるから
現時点では55才の設定(小説内では37才)
はじめ、淡々と三人の様子が文学の様に
描かれていくのと時代背景が20年以上前
なので、警察物語かと思った(´・ω・`)Posted by ブクログ -
警視庁公安部・青山望シリーズ第2弾。
今回も事件に絡む裏社会の事情や捜査に関連する情報が細部まで盛りだくさんで読み応えのある1冊だった。
複数の病院を経営する理事長:中村が選挙に立候補するも惜しくも落選。そのまま政治家への道は諦めようとしたが、繰り上げ当選で議員となる。政界素人の中村を利用しようと...続きを読むPosted by ブクログ -
警視庁公安部・青山望シリーズ第1弾。
以前、濱嘉之さんの「警視庁情報官」という作品を読んだときは難しい印象だったけれど、懲りずに挑戦。
公安出身者だからこそ書ける細部が興味深かったし、物語も面白くて今回はサクサク読めた。ただ、目次の次ページに主な登場人物紹介があるのだけれど、そこに載っていない人も結...続きを読むPosted by ブクログ