濱嘉之のレビュー一覧

  • 警視庁情報官 ブラックドナー

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    今度は臓器売買がテーマ。
    裏にあるのは、反社会的組織と政治家と宗教団体、アメリカの医学界、ロシア、中国、フィリピン、マレーシア、イスラム原理主義その他諸々。
    対するは日本警察。
    FBI、CIA、自らの宗教団体の行く末を憂う幹部、ユダヤ教幹部、反社会的組織のナンバー3等々を協力者・似非協力者に巻き込み話が進む。
    北方四島の話題や、シベリア天然ガス開発、ロシアから火傷の治療に来た少年(日本中から寄付が集まった、実はこれは汚い裏話がある…)、実際に憂うべく問題が次々に列挙される。
    日本の外交下手、セキュリティ感覚の甘さ、警察組織の縦割りの弊害、いろんなことが絡んで、のんきな読者に危機意識を与える。こ

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    2014年06月26日
  • 警視庁情報官 トリックスター

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    いきなり巨額詐欺の場面から始まる。航空自衛隊の大幹部がまんまと騙されていく。
    前作で自らもハニートラップにひっかかっていた黒田は、心機一転転居して、西葛西に住んでいる設定だ。
    またしても警視総監が変わるが、相変わらず信任厚い情報室室長の黒田が、詐欺事件解明に着手する。
    詐欺事件の背後には宗教団体、政治家、反社会勢力が混在し、なかなか点と点が線で繋がらない。
    それを緻密な情報収集作業と分析と知識に裏打ちされた想像力で解決していく。
    軍隊化した宗教団体による、警視庁襲撃シーンは、その撃退法がユニークで想像するとおかしかった。
    映画やテレビドラマで壮大なスケールでテロ事件を描くシーンを観ることがある

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    2014年06月25日
  • 警視庁情報官 ハニートラップ

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    テンポは良く、スムーズに読み進められた。
    半面、序盤は場面変化が多かった為、混乱しかけたりも。
    役職や繋がり、最後の展開などよかったが、タイトルになっているハニートラップの描写がやや粗く感じられた。概要は分かるし、流れも分かるが中国が仕掛けてくるトラップの仕込みが甘く感じられる部分があり、惜しい気がした。

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    2014年02月02日
  • 警視庁情報官 シークレット・オフィサー

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    警察ものを初めて読んだ。細かく書かれていて勉強になった。しかし組織名称が長い。。
    情報っちゃすごいすわ。

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    2013年09月30日
  • 報復連鎖 警視庁公安部・青山望

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    元暴走族がルーツのチャイニーズマフィアと中国系企業がからむ奇怪な事件を青山や藤中らの若手刑事が、じわじわと敵を追い詰めていく面白い展開が楽しめた.著者の前作を読んでみたくなった.

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    2013年08月19日
  • 警視庁情報官 ハニートラップ

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    本当にこんな捜査が行われているのかと考えると怖くなるます。これまでの警察ものよりスケールが大きく、楽しめます。ハニートラップのお色気シーンは読者としては期待しましたがそこはちょっと残念。組織の説明がややこしい感じ。でも知らないことが多くてためになった。

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    2013年07月21日
  • 完全黙秘 警視庁公安部・青山望

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    濱さんの小説の内容てどっかで見た実際の案件な気がするからリアリティーがスゴイ。
    財務大臣が刺殺され、犯人は現行犯で逮捕される。
    しかし、容疑者は一言も話さない。
    犯行動機ばかりか名前さえも...
    過去に鎌田一号として完全黙秘で逮捕され裁判を受け出所した人物がいたことに気づく青山は何かを感じ調べ始める。
    多くの登場人物、いろんな世界の絡み合いで複雑だけどラスト読み終えるとスッキリした。

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    2013年07月13日
  • 完全黙秘 警視庁公安部・青山望

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    うむ、みなさんの感想の通り。組織解説がぼんくらのぼくの頭に
    なかなか入ってこなかったのですが、リアル感が半端ないので、
    頑張って読みました。
    やくざ、恐るべし・・。これが真実に近いなら大人って怖い!

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    2013年07月09日
  • 警視庁情報官 トリックスター

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    これは面白かった。
    巨万の富を撒き餌にして、体裁や権力や利権や、宗教など、複雑な要素を、情報によって、紐解いていくさまが、心地よい。

    情報の取り方、活用の仕方は、仕事にも通ずる。

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    2013年07月06日
  • 警視庁情報官 ブラックドナー

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    ネタバレ

    恋人とハワイを訪れていた黒田は消息不明となっていたヤクザの宝田を見かける。
    彼がパスポートを使い海外に行けないはずなのに...
    その裏になにかあると感じ取った黒田は調査を始める。
    臓器密売や不法就労者の売春など新聞で読んだ事件が絡まっていて、フィクションなのにノンフィクションのわような感覚。

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    2013年07月04日
  • 警視庁情報官 トリックスター

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    情報収集において一番大切なのは想像力だという黒田が今回も活躍する。
    詐欺事件を調査するうちに代議士、新興宗教などが次々に現れ、一つに繋がっていく。
    そして、襲来に対する防御においても黒田ならではの発想力が生かされる。
    息つく間も物語が進む。

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    2013年07月02日
  • 警視庁情報官 ハニートラップ

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    原作の自衛隊員が中国の女性スパイに軍事機密を漏らしてという事件があったな~と思い出された。
    今回も密かに情報を集め分析し敵を追いつめていく、黒田たち捜査員たちが熱い。
    そして、黒田のプライベートではまさかの事実が...

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    2013年06月30日
  • 警視庁情報官 シークレット・オフィサー

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    日本が弱体と言われている調査情報活動を警視庁でやる、という話。
    政府にやあ任せられん、という発想ですね。

    本の3分の2は、この情報室を作る経緯が占めている。このシリーズの背景をこの本で書いているのだろうかと想像した。

    最後に大掛かりな原発建設の関する贈収賄の攻防があるが、あっさりと片付くのが物足りないかも。
    終わりに出てきた、「政権は変わっても社会はたいして変わらんが、警察が変わったらこの日本はどうなる」、という言葉は引っかかる。

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    2013年06月22日
  • オメガ 警察庁諜報課

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    相変わらずのリアリティで堪能出来た。この人の話はどこからが虚構なのか判断出来ないくらいにホンモノっぽい。

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    2013年06月16日
  • 警視庁情報官 シークレット・オフィサー

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    完璧すぎる黒田の情報収集力と分析力がスゴい。
    特に黒田が情報官として成長するまでの過程が面白い。
    元警察官な著者が描く組織が詳しくてよいな。

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    2013年06月02日
  • 列島融解

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    公安や内調を経験した者にしか表現できないリアリティがあって非常に面白かったです。

    実名は出て来ませんが、実在する人物が容易に特定できる書き方がしてあり、内容も実際に起こった出来事が盛り込まれているので何処までが事実なんだろうか?とワクワクしながらすぐに読み終わりました。

    エネルギー政策の観点からみた日本の未来への提言が綴られています。恐らくこれは作者の強いメッセージではないでしょうか。

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    2013年04月08日
  • 警視庁情報官 ブラックドナー

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    面白くなってきた。
    人物や背景の紹介が前面に出ていて、事件発生から解決までが淡々と進んでいた今までに比べ、情移入できるくらいに登場人物の動き、考えが描かれていた。
    ワクワクしながら読むことができた。

    ただ、当方の勉強不足により内容の理解はかなり低い。臓器移植、インサイダー取引、宗教…ピンとこなくて、そんな世界もあるのか的な、客観的を通り越してかなり後方から見ている感じ。

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    2013年03月17日
  • 警視庁情報官 ブラックドナー

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    ヤクザの親分が、肝臓移植する。
    それが、成功することで、
    ヤクザが新しいビジネスを始める。
    臓器移植ビジネス。

    たまたま、休暇を取った黒田警視が、
    ヤクザの親分を見かける。
    それから急展開する。
    フィリピンから、アメリカ。
    日本の臓器移植が遅れている現実が浮き彫りにされる。

    黒田の部下たちが、成長している。
    内田の活躍。栗原、山添。何をターゲットにするのか。
    ルールを知り、それを最大限活用する。

    そして、臓器大国、中国に。中国は、臓器移植の盛んな国。
    死刑囚が、臓器提供者となる。
    中国、フィリッピン、そして、アメリカへと空輸される臓器。
    臓器移植のシステムが確立している。
    その中に、黒田

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    2018年03月10日
  • 警視庁情報官 トリックスター

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    相変わらず完璧な伏線とクライマックスの点と線が繋がってゆく様は流石濱嘉之。ほんのり色恋もあって読みやすい。

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    2012年12月25日
  • 警視庁情報官 ハニートラップ

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    面白い。
    前作は読みづらい印象があったが、
    今作はスイスイ読める。
    相変わらず、登場人物が多く関係が深くキチンと理解できていないが、
    面白かった。

    悪い人ではなさそうな人が何故犯罪を犯すのかの理由のひとつがわかったようで、
    こんな風にいつの間にか犯罪に巻き込まれて抜け出せなくなるのかと怖くなった。
    ちょっとの油断、甘えが身を滅ぼすことに繋がることを肝に銘じておこう。

    黒ちゃんの人物相関図の作成方法は使わせてもらおう。

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    2012年12月15日