【感想・ネタバレ】警視庁情報官 ハニートラップのレビュー

あらすじ

色仕掛けによる諜報活動――「ハニートラップ」に溺れた日本の要人は数知れず。国防を揺るがす国家機密の流出疑惑を追う警視庁情報室トップの黒田は、漏洩ルートを探るうちに、この「罠」(ハニートラップ)の存在に気が付いたが……。「情報は命」そう訴える公安出身の著者が放つ、日本の危機管理の甘さを衝いた警察小説の最前線!

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Posted by ブクログ

自衛官と警察官が副題のハニートラップに絡め取られていく様は、読んでいて切なかった。もっとも公安警察が、身内の不幸という事情があったにせよ、人定せずに罠に落ちていくのはリアリティに欠けるかも知れない。後半の黒田率いる警視庁情報室が容疑者を追い込み、身柄を確保し、取調べするまでの過程が小気味よく、全体的に満足のゆく読書となった。著者の経歴が存分に発揮された物語と言えよう。

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2017年11月16日

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最高の警察小説
世界情勢も最新の情勢をもとに、巧みで今まで触れた
事のない情報を警察組織がプロとして扱うことの
爽快な感じは小説を楽しむ醍醐味ですね

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2014年06月28日

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公安の黒田刑事が活躍する第二弾。今回も壮大な公安調査が繰り広げられる。前回同様、大量の情報が書き連ねられ、ともすると読者は置いてかれてしまうかもしれないが、それさえ除けば非常に面白い内容にはなっていると思う。黒田も成長し組織の中核として活躍する。最後の結末はなかなか良かった。

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2012年08月29日

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フィクションとはいえ、
新聞等で知り得た実在した出来事を
思い出しながら読むと、
リアリティあふれる想像(妄想)となります!
変な読み方かもしれませんが、
お試しください。楽しめるかと思います。

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2012年05月29日

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物語の構成が素晴らしい。ディテールにこだわった描写も見事。
用心深く情報官としての資質も高い黒田でさえも騙してしまう「ハニートラップ」。
ターゲットが黒田自身という展開は予想していなかった。
完ぺきな黒田もいいけれど、今回はちょっと人間臭いところがみえてより楽しめた。
普段の生活を送っていると、日本がスパイ天国だといわれていることも忘れてしまう。
役所にしても会社にしても、たしかにちょっと危機管理がゆるいなと思うこともある。
いろんなことに対して、日本人は危機意識がないのかもしれない。

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2017年02月24日

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前作、「シークレット・オフィサー」の続編。
ストーリーはすごく面白いんですけど、いろいろ途中の解説がちょっとしつこい?まあ、説明してもらわないと難しいこともあるけどね。
「ハニー・トラップ」、色仕掛けによる諜報活動が日本の要人に対して行われ、国防情報である、イージス艦の情報が中国に渡ろうとしている。
警視庁情報室のトップ、黒田純一は、小笠原の署長から急きょ本部に戻され、捜査に当たることになる。
防衛省、警察、政治家に仕掛けられた様々なハニー・トラップに要人が溺れていく。
一方、黒田は、恋人の黒田文子との結婚をそろそろ真剣に考える時期になっていたが、捜査が忙しくなかなか会う時間が取れないでいた。
黒田は、優秀な捜査官をそろえ、情報漏えいの事実を掴んでいく。おとり捜査を使いながら、一気に首謀者を逮捕する。
捜査が終わり、黒田が掴んだ最後のハニー・トラップは意外なものだった!

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2016年08月03日

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防衛庁の機密事項がハニートラップによって漏洩されるのを黒ちゃんの諜報組織が暴いていく。まさか黒ちゃんもハニートラップにかかっているとは。。。

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2015年10月11日

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・あらすじ
調べて調べて考えて繋げて捕まえた。
・かんそう
おれの中で黒田は、朝倉恭介と鷲津政彦に並んだ。いいねー。

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2014年12月10日

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テンポは良く、スムーズに読み進められた。
半面、序盤は場面変化が多かった為、混乱しかけたりも。
役職や繋がり、最後の展開などよかったが、タイトルになっているハニートラップの描写がやや粗く感じられた。概要は分かるし、流れも分かるが中国が仕掛けてくるトラップの仕込みが甘く感じられる部分があり、惜しい気がした。

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2014年02月02日

Posted by ブクログ

本当にこんな捜査が行われているのかと考えると怖くなるます。これまでの警察ものよりスケールが大きく、楽しめます。ハニートラップのお色気シーンは読者としては期待しましたがそこはちょっと残念。組織の説明がややこしい感じ。でも知らないことが多くてためになった。

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2013年07月21日

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原作の自衛隊員が中国の女性スパイに軍事機密を漏らしてという事件があったな~と思い出された。
今回も密かに情報を集め分析し敵を追いつめていく、黒田たち捜査員たちが熱い。
そして、黒田のプライベートではまさかの事実が...

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2013年06月30日

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面白い。
前作は読みづらい印象があったが、
今作はスイスイ読める。
相変わらず、登場人物が多く関係が深くキチンと理解できていないが、
面白かった。

悪い人ではなさそうな人が何故犯罪を犯すのかの理由のひとつがわかったようで、
こんな風にいつの間にか犯罪に巻き込まれて抜け出せなくなるのかと怖くなった。
ちょっとの油断、甘えが身を滅ぼすことに繋がることを肝に銘じておこう。

黒ちゃんの人物相関図の作成方法は使わせてもらおう。

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2012年12月15日

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主人公の、情報収集能力、分析能力、人脈、行動力、、、色々な面で飛び抜けています。

このシリーズはいままでにない警察小説だなぁ。二作目だけど。

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2012年05月08日

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前作で小笠原署長に赴任した黒田。突然の警視総監による小笠原巡視は黒田を警視庁に呼び戻すためだった。中国へ防衛機密が流出していると。 この人の本は本物。

インテリジェンス、諜報とは何かがリアリティをもって描かれている。これの前に読んだのが佐藤優の本だったので、インテリジェンスつながりでとても面白かった。

濱嘉之、佐藤優の本は本物のインテリジェンスに触れることができる。

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2011年11月21日

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前作よりもキャラが引き立ってのめり込むことが出来ました。
2回は読まないと思うけど面白い

第三者から見れば明らかなハニートラップも、当人にとっては真剣な恋路であります。わかっていながらワザと罠にかかるケースもあるのです。
国を動かしているのも所詮は人だということですね。
日本らしく、ロボット総理もありなのでは?と思ってしまうこの頃。

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2011年07月12日

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警視庁情報官黒田のシリーズ2作目。今回は登場人物やその関係性を掴むのが難しかった、、国家機密を扱う職業に携わる人達は常にハニートラップに気をつけてるものなのかな?人間関係を築くのも警戒が必要だから神経すり減りそう。あとどのくらいの美女なのか気になる笑

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2022年09月02日

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初めて読む著者だが、異色の経歴の持ち主。
警視庁入庁。警備部警備第一課、公安部公安総務課、警視庁警備局警備企画課、CIRO、公安部公安総務課、生活安全部少年事件課を勤務。

さて、そんな著者が描く物語。
従来の警察物とは毛並みが違う。
KGBが得意としたハニートラップを軸に展開される。
描かれる主人公が、一匹狼の公安ではなく、組織人としての手腕が素晴らしい。
物事を瞬時に見抜く現状把握力、分析力、また全体像と背景の関係から派生する案件にどの人間を使うことが最善なのか人事力、また、次世代を育てるために自らのノウハウを出し惜しみをしない。
マネージメントに長けた人間がいると組織は安泰だな。
小説だけども、良い意味でハウトゥー本でした。

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2020年01月08日

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色仕掛けによる謀報活動ー「ハニートラップ」に溺れた日本の要人は数知れず。国防を揺るがす国家機密の流出疑惑を追う警視庁情報室トップの黒田は、漏洩ルートを探るうちに、この「罠」の存在に気が付いたが…。

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2018年05月29日

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3.0 情報官黒田シリーズ第2作。前作より面白かったけど、登場人物が多くて関係を思い出すのが大変でした。

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2017年04月26日

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共同通信社政治部次長・柿崎明二の解説によると、著者は警視庁公安部公安総務課の警察官で、オウム真理教事件のときには、その最前線にいたという。幅広い人脈と、思考力、分析力の持ち主で、柿崎氏が説明を乞いに行くと、これから「起こるであろう事件」の構図の説明にまで話が及び、それが数ヵ月後、数年後には実際の事件として表面化してきたという。そういう著者が書いた小説の主人公、黒田純一、その豪胆さと緻密さ、公平さ、能力の高さ、部下からの慕われ具合、どれをとってもなかなか魅力的な警察官に描いている。ただ、本作では、黒田自身が40代前後の独身男性の本音を匂わせるのも一興。
実際に警察の仕事をしていた著者ならではの作品になっていて、人間を掘り下げて描く警察小説、サスペンスとは趣が違う。
対中国、対世界各国との情報漏洩を巡る攻防が面白い。

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2014年06月24日

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5月-3。3.5点。
警視庁情報官シリーズ第二弾。
前作よりは、非常に読みやすくなった。説明口調が減ったから。
登場人物の多さは、相変わらずだが、面白い。
今回は、題名通り、ハニートラップ。アジアの国からの工作。
防衛機密の、漏洩に関する話。平成10年から時系列で
わかりやすかった。
但し、ラストのラストは結構衝撃。次作も楽しみ。

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2013年05月08日

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役職がうるさすぎる。
内部にいた人だけが知り得る話が聞けて面白いっちゃ面白いが、物語としては、心が揺れるようなものじゃなかった。

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2013年03月19日

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警視庁出身の作家が描く、国家機密流出事件。
警視庁情報室のトップとして指揮をとる黒田を中心に捜査は進む。
漏洩のルートを探る中、ハニートラップの罠が見え隠れする。

2012.10.31

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2012年10月31日

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警視 黒田純一は 小笠原の署長だった。
そこから・・・・スパイ という問題に取り組んでいく。
中国にとっては 軍隊の 設備の最先端技術を 導入したい。
そのなかで イージス艦の情報などは のどから手が出るほどほしい。
とうぜん そのような中で 主要な人物に ハニートラップを
仕掛けることとなる。

情報収集能力、人脈、分析力、相関図、行動力
名刺管理、マークすべき人物・・・・
その背景に対する 洞察。
黒田警視は そのチカラを 存分に発揮するが・・・

日本の総理大臣が 中国の美女に ハニートラップ された
というが・・・・橋本龍太郎とはねぇ。
日本という国は スパイ に対する免疫がないんですね。

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2014年01月14日

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ハニートラップ....ってタイトルになるくらいだから、もう少し♡♡♡シーンがあっても良かったのではw

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2012年10月11日

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犯人を追い詰めていく過程の描写がないある意味新しい警察小説ですね。
元警察の方がただの悪口にならず、システムを考案しているのは面白いです。

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2012年04月01日

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国家機密の流出疑惑を追う警視庁情報室の話。美女による色仕掛け(ハニートラップ)による諜報活動の場面も多い。著者は警視庁の公安部などで勤務した経歴を持ち、警察組織や捜査手法などの具体的な話は面白い。

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2011年07月30日

Posted by ブクログ

中国との諜報合戦。目線が統一されていなくて、小説としては面白味に欠ける。ただ、実際にありそうなスパイ合戦は楽しめる。

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2011年07月09日

Posted by ブクログ

前の作品よりは、事件の流れもわかりやすくなっていた。興味深い内容で面白かった。でも、相変わらず主人公のデキる男っぷりは健在だった。

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2011年07月08日

Posted by ブクログ

ハニートラップ、和訳すると、いわゆる色仕掛けってことですね。
警察内部、自衛隊、国会にまたがる大掛かりなスパイ活動を
リアルな描写で綴っています。
ストーリー展開はイマイチかしら。
何をテーマにしたいのか分からず、読むペースも上がらず。

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2011年06月08日

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