【感想・ネタバレ】一網打尽 警視庁公安部・青山望のレビュー

昔の刑事ドラマで凝り固まった警察像の崩壊!
実際に警視庁公安部で勤務した著者が、最新かつリアルな警察を描きます。主人公の青山望を中心に、ノンキャリアだけど大卒(体育会出身)でキレキレの同期4人が、ヤクザ・政治家・IT長者・半グレ・芸能界・宗教団体が複雑に絡む難事件を、様々なIT技術で解決。ビッグデータの解析力と分析力は圧巻で、地道な職務質問(もちろん重要だと本書に書いてあります)やパンを食べながらの張り込みといった旧来のものとは全く異なる捜査方法に感動。
1巻は日韓利権、2巻は病院経営と選挙違反、3巻は半グレと中国マフィア、4巻は原発とカジノ、5巻は仮想通貨ビットコイン…まるでニュースを見ているかのようなリアルタイム感。一般教養書としても使えます。次巻のテーマは何でしょうか?

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Posted by ブクログ 2017年12月11日

1作目で 青山望の活躍に目を見はったが、
この10作目で 本来の青山望とカルテットの活躍が
じつに うまく構成されていて、やるね と思った。

犯罪の質が、高度なのだ。
サイバーテロ そして 仮想通貨。
詐欺師、地面師、振り込め詐欺というジャンル。
それに、関連した芸能プロダクション。
半グレのポジ...続きを読むション。ヤクザとチンピラの間の高度化。
コリアンマフィアに北朝鮮が加わり、
チャイニーズマフィアが 牽制する。
その摩擦による発砲による殺人事件に 
京都の祇園祭にいた 青山望が 目撃し、スマホでとる。
祇園祭の解説と料理の説明が、深く入り込む。
ここでの 役割は 高野山にこもっていた 清水保。
経済ヤクザであるに集中しながら、新しい情報を駆使する。
祇園祭のコリアンマフィアへの発砲が 既存のヤクザ集団が怒るが
しかし、あまり打つ手がないと言うのも現状なのかもしれない。

北朝鮮の若将軍が、亡命を考ているということ。
張成沢を粛清し、一族を殺したのは、張成沢が中国の犬だった。
中国の犬を殺すと言うのは、中国に対する反乱。
亡命するには、中国ではないところになりそうだね。
それにしても、アメリカが攻めれば、30分も持たないと言うのは、
現実かもしれない。
北朝鮮は、仮想通過にもかなりチカラをいれている。
偽札づくりも、北朝鮮発で、サイバーテロの北朝鮮発。
諸悪の根源のような 北朝鮮が 浮かび上がってくる。

キーマンは 袁劉翔 だった。
中国軍のサイバーテロ軍、そして、北朝鮮。
在日中国人と言う立ち場が、微妙に犯罪を引き起こすことに。
中国が 共通の敵と言うのが、設定としておもしろい。
今の時代の出来事をたくみに取り入れて構成したのは、流石だ。

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Posted by ブクログ 2018年05月27日

京都・祇園祭の夜に銃声が響いた!コリアンマフィアと中国マフィアの抗争の背後には、北朝鮮のサイバーテロ、そして仮想通貨強奪計画があった。さらに絡まる半グレと芸能ヤクザの闇を、警視庁公安部のエース青山望が追う!同期カルテットも結集して日本の敵を「一網打尽」にできるのか?

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年01月03日

シリーズ10弾。今回も中韓マフィア、北朝鮮のサーバーテロ、民泊、仮想通貨etc。話題のニュースが盛り沢山。読むだけで世の中何が問題になっているのかよくわかる分、リアルで恐ろしい。

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Posted by ブクログ 2017年12月13日

ここに来て過去最高にカルテットの活躍が描かれていて抜群に面白かった。階級的には結構登り詰めたと思うがこれからどうなるのか。

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Posted by ブクログ 2018年03月16日

仮想通貨やランサムウェアの話が多くて難しかったので、しっかり噛み砕いて読めなかった。取り調べシーンは迫力があり引き込まれた。披露宴シーンなどちょいちょいセレブっぽいとこが出て来るのが相変わらず鬱陶しい。

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