岡本太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
岡本太郎の本は、一つのことだけを様々な言葉で語ってるだけなんだが、経験談やアプローチが唯一無二で、読んでしまう。
元気も出る。葉隠とも共通してる所があり、面白い。別の自分が後ろから自分を操作するイメージ。心が軽くなるし、「あるべき」を追及できる。
・人は老いるべきではない。老いた以上は死ぬべきだ。
生命の循環こそが高貴さ。老いは社会的、心理的な現象。
・絵は受け身で鑑賞しても満たされない。描けたらいいね、と思ったら、描いてみるべき。
芸術はうまくあってはいけない、きれいであってはいけない、ここちよくあってはならない。
創造することは人間の根源的な情熱だ。
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Posted by ブクログ
■■評価■■
★★★★☆
■■概要・感想■■
○岡本太郎先生が書いた文章をまとめたもの。大阪万博の太陽の塔の制作者ということぐらいしか知らなかったが、非常に純粋で飾り気なくてダイレクトなメッセージを発していた人だとは知らなかった。
○芸術は、専門の知識や技術を持つ人達が”いい”と決めた権威あるものが良いものだろう、という他人に頼った考えをしていたし、多くの人がそうしているのだと思う。岡本太郎はそんなものは不潔であるという。
○自分としての筋を通さず、迎合して上手に周りに合わせて、ポジションを取っていく、そんなものに対して強烈にNOといって、反抗する。
○純粋すぎて他人に理解されないものだろ -