岡本太郎のレビュー一覧

  • 芸術と青春

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    岡本太郎の青春の原点、フランスでの大学時代のことについて書かれた1章目は本当に印象的だった。
    読みながら、若者特有の青春の眩しさ、熱気を感じられるような、そんな作品だった。
    個人的には読みながら、まるで映画を見ているように情景が思い浮かび、太郎氏の青春を自分も追体験できるような、なんだか自分もこんな激動の青春を送ってみたいものだと思わず当てられてしまった笑

    2章目以降での家族についての描写では、彼のこれまでの家族との関係性について触れられていて、母と父の芸術観の話が、ドライブマイカーを観た際に、とても重ねて見えるように感じられた。

    いずれにせよ、岡本太郎の原点を感じられるような作品だった。

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    2022年08月15日
  • 日本の伝統

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    縄文土器から始まり、尾形光琳、庭まで幅広く岡本太郎の考察が入ってる

    借景という芸術としてユニークな庭の在り方が作られてきたのもも、日本という狭い空間の中でどう表現するか、箱庭、重箱での表現と言ったことが根底あり、それが全てのクリエイティブの根幹であるのではない。

    それは庭だけではなく、音楽においてもjーpopの由来に通づるところがある、ロックという枠組みの中で逸脱したものではなく、その枠内でうまく創造して生み出す力、それが日本の美の美しさでもあると思ってきた!

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    2022年08月13日
  • 自分の運命に楯を突け

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    自分を貫き通す。
    誰でも自分の軸を持っているが、それを表に出さない。
    でも果たしてそれで良いのか、自分のやりたいこと思っていることをやらなくていいのか。
    岡本太郎の生き方を体験できる一冊

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    2022年03月15日
  • 愛する言葉

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    女だから男だから、と言いにくくなった世の中ですが、私は女として男の人に愛おしさを感じながら支えたい。

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    2022年03月01日
  • 愛する言葉

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    自分を大事にして、

    傷つきたくない、

    そう思うから不安になるんだよ。

    一歩を踏み出すときに思い出したいフレーズ

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    2022年01月04日
  • 自分の中に孤独を抱け

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    芸術家(芸術)と絵描き(職人)の違いの示唆が面白かったし、それが本質なんだと理解した。

    貴族のオーダーに応えていたのは職人であって、芸術家ではなかった。その後、貴族制がなくなり、オーダーがなくなり市場になった時に、絵描きはそもそも絵画とは何かと考え、そこに矛盾を抱えながらも表現するようになり、それで初めて絵画は芸術となった。

    考え悩むこと、自分自身と対立すること、矛盾を見つけること、この活動自体が芸術なんだと。

    人の価値観に迎合したり、ただただ心地よいものを作ろうとしたりすることは、芸術ではない。

    「矛盾」「自己批判性」「情熱」この辺りがキーワードだなと。
    太郎曰く芸術の原則は「うまく

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    2021年12月25日
  • 自分の中に孤独を抱け

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    ネタバレ

    個性的な岡本かのこを母にもつ、「芸術は爆発だ!」の強烈なインパクトの岡本太郎は、理解出来ない遠い人だった。この本を読むまでは。

    でも、今は違う。
    正直なところ、芸術的な細部は難しいと感じたが、岡本太郎を貫くスジは、カッコいいし、その思いは強いが温かい。とても意外だった。元気と勇気ももらえた。

    現代社会の私たちが知らず抱えている空虚感、
    『自分の生活と働くことの関係、つくるという初原的なやろこびと現実の労働とのくいちがいからくる一種の絶望感。それが今日の不幸だ。・・・社会生活のなかで自発性を失い、抑えられている創造欲がなんとかして噴出しようとする。だれもがそういう気持ちをもっているはずなのに

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    2021年11月22日
  • 自分の運命に楯を突け

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    一つ一つの言葉に迷いがなく、ズバッと本質をついているところが素晴らしい。何度も読み返したくなる。
    職業「人間」っていいなと思った。

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    2021年05月03日
  • 自分の中に孤独を抱け

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    1950年代後半から70年代に書かれた本などから集められた文章だけれど、古い考えと思えない事が多い。

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    2021年04月24日
  • 自分の中に孤独を抱け

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    「謙虚」という言葉は自分を低く見せる、という意味ではなく、自分自身を貫き通すことだ。という言葉が深く刺さった。人生の岐路において、何かの選択を迫られた時、自分自身を信じてあえて危険な道に挑んでいく。そういった姿勢を持つことが大切であると学んだ。

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    2021年04月06日
  • 自分の運命に楯を突け

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    誰だって死ぬのは怖い。でも怖がって尻込みするのではなく、むしろ恐怖と面と向かい、死と対決する。そうでなければほんとうに生きる喜びは湧き上がってこない。岡本太郎はしあわせ反対論者だという。しあわせとは死と1番遠くにあり、生きがいを失ったということだから。燃え上がって生きなければほんとうに生きることはできないんだと思う。

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    2021年02月07日
  • 沖縄文化論-忘れられた日本

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    「沖縄にこそ日本文化の純粋で強烈な原点がある」と、岡本太郎が確信に至るまでの沖縄との出会いと発見。日本の文化について考えるとき、避けては通れない一冊だと思います。

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    2021年01月28日
  • 自分の中に孤独を抱け

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    正直、「自分の中に毒を持て」の二番煎じ、岡本太郎ファンを釣る作品くらいの気持ちだった。
    だから、買わないつもりでいたが、なんとなく気持ちも、弱っていたし買ってみた。

    上のように書いたが、とはいえ、やっぱり岡本太郎の文章である。
    ただ読んでいるだけで、本当にパワーが湧いてくる。
    最後の巻末の言葉
    構成社者の平野暁臣さん
    「"キミはキミのままでいい。弱いなら弱いまま、誇らかに生きてみろよ"そう言っているだけです。
    そうやって生きたのが岡本太郎なのです。」

    最後にこの文章を読むと、岡本太郎が、「弱くても、弱い事を分かって我を貫く、そこにパワーがある」という事を言っていた事が思

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    2020年09月17日
  • 日本の伝統

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    僕の世代で岡本太郎と言えば、イッた目をして「芸術は、爆発だ!」と叫んでいるヤバいオヤジという印象しかないのだが、その実は凄い芸術家であり、思想家であったというのが判る一冊。今でこそ縄文文化はその芸術的価値が評価され、美しい画集なども多数編纂されているが、日本で初めて縄文式土器の芸術性に注目したのがこのヤバいオヤジだったというのだから驚きだ。光琳の評価、庭園の鑑賞と併せて、伝統とは何かを真正面から問う快著。

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    2020年07月03日
  • 自分の運命に楯を突け

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    いちばん大切なのは、自分自身に打ち勝って、自分の生きがいをつらぬくこと。それがいちばん美しいことなんだよ。いいかい、怖かったら怖いほど逆にそこに飛び込むんだ。やってごらん。

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    2020年05月10日
  • 強く生きる言葉

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    「芸術は爆発だ」というエキセントリックな発言が有名な岡本太郎氏。
    しかし、実はあの言葉には前半部分があるって知っていましたか?

    前半の言葉から繋げて見ることで、
    実は深い言葉だったことがわかります。

    そのほかにも、太郎氏のときに力強く、ときに厳しくてときに優しい、
    そしてどれもが不思議に胸に響く言葉たちが詰まった一冊。
    道とか自分とか希望とか、
    なにかを見失ったときに。
    開いてみるといいかもしれません。

    もちろん元気なときに読んで自分に火をつけたって○。

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    2020年04月27日
  • 強く生きる言葉

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    2020.01
    ・相手に伝わらなくても良いんだと思って純粋さをつらぬけば、逆に純粋さが伝わるんだよ
    ・賭けるんだ。賭けとおし貫いて自分の運命をいきなければならない。
    自分らしくある必要はない。むしろ人間らしく生きる道を考えて欲しい。

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    2020年01月06日
  • 愛する言葉

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    女にとって、組織や役割なんて、いつでも脱ぎ捨てられるガウンのようなもの。

    瞬間を生きる。

    賭けなきゃ。自分を投げ出さなきゃ。

    もっと自分をさらさなきゃ、なにも始まらない。

    情報に流されている自覚を持つ。

    やきもちを妬く時間が無駄。いま向き合ってることがすべて、それが一番大切。


    恋愛についてはあまり賛同できないけど、人として、生き方として、取り入れたいなって思う姿勢や考え方がいくつかあった。
    岡本太郎は確かに破天荒だけど、でも無責任では決してなかったんだろうな。逆に、自分のすべてに責任をもってたんだと思う。

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    2019年12月25日
  • 愛する言葉

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    芸術家、岡本太郎とその秘書であり、養女であり、実質の妻であった岡本敏子。
    二人の愛の言葉が

    つらぬく
    はぐくむ
    ひきあう
    かさなる
    ぶつかる

    の項目で連なる。
    「つらぬく」ことをしなければ愛は得れず
    「はぐくむ」努力なしには愛は続かず
    「ひきあう」者同士はやはり自然とひきあう
    「かさなる」ことでより大きな変化や成長がある
    「ぶつかる」ことは最も大切。
    ぶつかりながら歩み続ける。

    愛に溢れた、愛しか詰まってない一冊。

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    2019年10月07日
  • 神秘日本

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    岡本太郎のイメージが変わった。
    あのダイナミックな絵画を描く印象とは異なる、繊細な描写と文学的な表現。段々と吸い込まれる様な世界観に魅了される作品。

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    2019年05月27日