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孤独である自分、未熟である自分に胸を張れ──岡本太郎の言葉〈メッセージ〉は、時代を超えて私たちの魂を射ぬく。本書は、いまも読み継がれているベストセラー『自分の中に毒を持て』、そしてその姉妹本『自分の運命に楯を突け』に続くシリーズ第三弾である。太郎が生前、さまざまな媒体で発表してきた原稿や講演を中心に構成した。その多くは、はじめて書籍化されたものだ。そんな貴重な原稿の中から、現代に通じる熱いメッセージを厳選している。第1章 人生のドラマは、いつだって自分が中心だ 第2章 「挑み」をやめた瞬間から老人になる 第3章 人生は不純なものとの闘いだ 第4章 人間は樹に登りそこなった 第5章 創造すること、それは人間の本能的な衝動だ 第6章 ぼくは抵抗する。その決意はますます固い
...続きを読むPosted by ブクログ 2024年02月20日
岡本太郎という人間に初めて触れた本です。
現代でこそ受け入れられやすいような考えにも思えますが、これが1960年代前後に綴られた言葉だと考えると、とんでもないパワーや信念のようなものを感じます。
構成者の後書きにある「いかにして岡本太郎を体内に取り込むか」という表現がもう、全てだと思います。
...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年10月08日
無意識に埋め込まれた社会規範などを自覚させられた、いかに他者の考え方に毒されて自分の考え方を失ってるかが分かった。自分独自の価値観で、自分全体で生きるということに向かっていく、瞬間瞬間を全力で生きていく、そうすることで若者でいられるのじゃないかと思った。他人に対して媚びへつらった作品はつくらず、自分...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年08月18日
絵を描いているので、こういう創作論は大好きです。私は太郎さんほどのものではないし、単なるショボい凡人ですが、小学生の頃いじめられたときにすごく悔しくて「絶対学校なんて休まない!私をいじめるってことは私をきらいなんでしょ?だったら毎日学校に行って存在をアピールして、うんとイヤな気分にさせてやるんだ」と...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年08月21日
岡本太郎の本は、一つのことだけを様々な言葉で語ってるだけなんだが、経験談やアプローチが唯一無二で、読んでしまう。
元気も出る。葉隠とも共通してる所があり、面白い。別の自分が後ろから自分を操作するイメージ。心が軽くなるし、「あるべき」を追及できる。
・人は老いるべきではない。老いた以上は死ぬべきだ。...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年07月10日
■■評価■■
★★★★☆
■■概要・感想■■
○岡本太郎先生が書いた文章をまとめたもの。大阪万博の太陽の塔の制作者ということぐらいしか知らなかったが、非常に純粋で飾り気なくてダイレクトなメッセージを発していた人だとは知らなかった。
○芸術は、専門の知識や技術を持つ人達が”いい”と決めた権威あるもの...続きを読む
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