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「青春は無限に明るく、また無限に暗い。」――岡本太郎にとって、青春とは何だったのか。パリでの旺盛な芸術活動、交遊、そしてロマンス……。母かの子・父一平との特異ではあるが、敬愛に満ちた生活。これらの体験が育んだ女性観。孤絶を恐れることなく、情熱を武器に疾走する、爆発前夜の岡本太郎の姿がここにある。
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Posted by ブクログ
永遠の青春。 岡本太郎の生きた時代を、この現代の万博の時代に追体験できる幸せを感じる。 終盤の「独身と道徳について」が、首がもげるほど頷く点が多かった。
私の中で岡本太郎は美術家というよりも文学家。 そう定義しても異論を唱える人はいないのではないだろうか。留学時代や第二次世界大戦中の出来事もいきいきと書かれている。
この徹底的に常識を疑い、 自身の思うところを思うままに叩きつけていく有り様が素晴らしい。 タブーをタブーとせず、 突き進む。 「人格相互は、個々の判断や好みで精神的に結びつかなければならない。理想像を厳しく抱えていればいるほど、本当の相手にぶつかることはむつかしく、おそらく一生かかってもめぐりあ...続きを読むわないかもしれませ。 しかし、性一般というのものは、誰々という個的な条件をこえた、幅広い明朗なものです。つまり無条件の性の対象であって、男として女に、女として男に対する根源的な衝動であり、より好みのないものなのです。」
大好きな岡本太郎さんの本です。 岡本太郎さんの青春時代のお話がたくさん詰まっています。 母親、かの子さんの話も面白かったです。 岡本太郎さんが人としてどう生きたのか、 もっと読まなきゃと思いました。
変な人やと思ってたんやけど がんばってがんばった結果 人は強くなるんだな 弱い人間には得られない境地に 私もいつかたどり着きたい
今まで岡本太郎は「芸術は爆発だ!」が先行して感情的な人かと思っていたけど、そうではない。哲学や社会学、民俗学など幅広い学識があり、自分の芸術についても懊悩した人だ。本書は渡欧中の青春時代、父母の記憶、そして女と性のモラルについてのエッセー。 父母の章では特異ではあるが深い敬愛で結ばれた夫婦のあり方に...続きを読む感動。そして、恋愛や女性観についても大いに賛同。非常に現代的かつ人間的な魅力の深い人だった…という感想では表現しきれないので、是非岡本太郎を識るきっかけの一冊に読んでみて下さい。
「今日の芸術」岡本太郎著をやっと読み終わりました。 ただいま私の中に岡本太郎ブーム到来という感じです。 実はこの本、ちょっとショックなことに文庫版の再販を買えば500円前後らしいのに、廃刊と勘違いして、中古のしかも文庫版初版を入手。マニア的には価値がありかもですが倍の値段を出して買ってしまいまし...続きを読むた。でもまあそれを補えるほどの内容なので、良し。としましょう。 この本は1954年にはじめて出版され、その10年後1964年に新版、さらに9年後の1973年に文庫版が出ているのですが、文庫版の序文に岡本太郎氏自身が「この本は、十年、二十年と、ますます若返ってくるようです。」と書いているいう言葉通り、21世紀の今この本を読んでも本当にちっとも古い感じがしません。 本書の大きな流れの中で、芸術という言葉が、自分の生命から溢れ出てくるような本然のよろこびという意味で使われています。見るものを圧倒し世界観を根底からくつがえしその人の生活自体を変えるほどの力を持ったものとも言えば良いのでしょうか。 アバンギャルドとして常に孤独に問題と向き合い、突き抜けること。 生きることが苦しいということを認めることからはじまる、ある意味、青春であったり、新しくて認められない価値観であったり。 芸術の本でありながら人間としてのあり方を問いている本だと思いました。 岡本氏は爆発してるだけじゃなかったのですね。(あのテレビCMは幼き頃見たとき実はちょっと怖かった) 魅力的なキャラクターに間違いはないと思ってましたが、ナカナカ深い人柄でハマります。 本書の内容とはちょっとズレますが、下記の言葉は、デザインを考える上で重要なポイントかも。 ・力学的に言って、また機能的に、もっとも合理的なものが形式を決定する ・流行の「創造」と「模倣」の二つの要素が時代を作っている デザインは芸術かということに関しては諸説あるので、私としては今回は言及をさけますが、アバンギャルドとして一歩突き抜けるのではなく、突き抜けるけど、一歩引けるのがデザイナーとしてのスキルなのかなという気がしました。一歩引くのは、一歩前に出ないのと同じくらい難しい気がしますが。 本当に岡本太郎氏のように自由な精神を持って生きていきたいものです。 時間があったら他の岡本太郎本も読む所存です。 美術館にも記念館にも行きたいなあ...。
岡本太郎の青春の原点、フランスでの大学時代のことについて書かれた1章目は本当に印象的だった。 読みながら、若者特有の青春の眩しさ、熱気を感じられるような、そんな作品だった。 個人的には読みながら、まるで映画を見ているように情景が思い浮かび、太郎氏の青春を自分も追体験できるような、なんだか自分もこんな...続きを読む激動の青春を送ってみたいものだと思わず当てられてしまった笑 2章目以降での家族についての描写では、彼のこれまでの家族との関係性について触れられていて、母と父の芸術観の話が、ドライブマイカーを観た際に、とても重ねて見えるように感じられた。 いずれにせよ、岡本太郎の原点を感じられるような作品だった。
岡本太郎のエッセイ集的な物です。 これまで思想的なものばかり読んでいたので、小説や、紀行記のような文章は興味深い。 しかし、やはり後半の思想的な文章の方が、岡本太郎の面白さ、魅力が詰まっていると思います。 母であるかの子と父の一平とのエピソードも面白い。 かの子については数点の短歌を知る程度で...続きを読むすが、その実態は岡本太郎の、信条とする芸術とはかけ離れていて、文芸そのものへの憧れから出発している点がとても面白いと思います。 両親ともに芸術家だからこその岡本太郎ではあるけれど、自身はその芸術性から脱し、力強く新鮮で挑戦的な芸術の道を歩んでいるのですから。
両親への想いの章がジーンときた。2人の変わった愛の形、愛し方の違いゆえに満たされない思い、でも強固に結び切った信頼関係。「人間関係」から生まれた芸術。
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岡本太郎
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