【感想・ネタバレ】自分の運命に楯を突けのレビュー

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Posted by ブクログ

全人間的に生きる。客観的に生きるのは人生でない。主観的に生きる。一緒に飯を食って愚痴をこぼす、くだらない話をするのが友人ではない、共感しあって慰め合うのも友人ではない、寂しさを紛らわすのが友人ではない、自分の意見をぶつけ闘い、反論し合うそれが友人だ。向かってくる運命も自分の1部だ、向かってくる運命と自分を切り話してるくらいじゃだめだ。
この本を境に自分の考え方がガラッと変わった一冊。

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2023年10月07日

Posted by ブクログ

■■評価■■
★★★★✬

■■概要■■
○岡本太郎先生が雑誌などで受け答えしたものをベースに編集された本。自分に対して純粋に生きる言葉がこれでもかと散りばめられている。
○1979-1981に掲載されたにらめっこをベースに再構築
○『自分の中に孤独をいだけ』『自分の中に毒を持てと合わせて』3部作シリーズだが、話の角度は多少違っても根底的な部分は変わらない。個人的には一番はじめに読んだ『自分の中に孤独をいだけ』が最も衝撃であったが、本書もかなりガツンとくるような内容である。
○岡本太郎先生のような人生をそのまま生きることはできないかもしれないけれど、純粋な気持ちで行動すること、自分自身を見方だと思うだけではなく、最大の敵だと思って突き放してみること、日々の生活の中での行動に落とし込んでいきたい。

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2023年07月02日

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「自分のまわりに垣根をつくって、外ととけこめるはずがない」「下手でも自分自身の歌を歌えばいいんだ」。

岡本太郎の本を読むのは『自分の中に毒を持て』に続き2冊目。なぜこうも力強いのか。幼少からスジを通してきたという岡本太郎。先生至上主義である義務教育、そして軍国日本で徴兵されたときも自分を貫いて戦ってきた。

読んでいると、弱者が暴力(身体的、精神的にかかわらず)を振るい、強者が耐えて戦っているのだとつくづく感じる。残念ながら、理不尽は今の世もある。なぜ私がこんな目に遭うのか。そう思った人は少なくないだろう。ここで大切なのは、自分のスジを貫くということだ。迎合して生きるのが自分のスジだというなら迎合してよいし、反発するならしていい。なにくそ、と思う気持ちがエネルギーになる。

うまくやる、折り合いをつける、という風潮が当たり前な現代にそれでいいのかと真っ向から叫ばれてるように感じた。声の先を振り返ると岡本太郎がいて、力強い言葉の先に自分の姿が見えた気がした。いつの間にか、自分の姿の方に向かって歩き出していた。そんな、一冊。

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2022年07月22日

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常識を疑い、物事の本質を捉え、
自分の感じたことを表現する。
他人に媚びす、感じたままことを大切に、
自分の信念を貫く。

死んだっていいじゃないか。
死に直面してこそ、生きる歓びを感じる。

瞬間瞬間を懸命に生きることへの情熱を
死ぬまで燃え続けていた情熱を
20年経った今でも遺した言葉から、作品から伝わってくる。

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2020年09月21日

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巨匠の生き様は、表面に血管が剥き出ている如く熱い。ウソがなく、真っすぐで、怖い位に人間だ。

生きているはずの私が、故人の巨匠より今を生きれてないなと猛省。すると「人のことなんか気にしないで、キミ自身が英雄になれよ」と、一発喝が入る。

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2020年09月02日

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なんかふしぎな構成の印象だったんですが、人生相談を編集した本だったんですね。今なら村上隆が人生相談に答える的な感じだったんですかね…ちょっとちがうか。「人生、即、夢!」ってフレーズがいいですね。「悪・即・斬!」みたいです。太郎さんの本はいつも熱くて情熱的で、ソルボンヌ大学出身のインテリなのに(だからこそ?)八方破れでかなり人間的に魅力的です。周りにいる人はたまったもんじゃなさそうですが…。写真家のキャパの恋人ゲルダとの話にはビックリしました。太郎さんはもはや歴史上の人物ですね…。細かい価値観などはけっこう異なるのですが、いろんな人がいておもしろいじゃん!ということで星5つです。

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2020年08月18日

Posted by ブクログ

岡本太郎の人生観が詰まっている本です。
「芸術は爆発だ」という有名な言葉。
この言葉の意味は、未来や過去を考えずに、今という一瞬に自分の全てをぶつけるという意味だと理解しました。
今に全力で取り組むことは、最高の成果を出すために欠かせない考え方だと思います。
過去を悔やまず、未来に不安がることなく、今出来る最善の行動に集中していきます。

また、発想の転換がとてもすばらしく、一見良くない事象でもだからこそ最高だと全てをプラスに転ずる考え方は学びでした。
まさに事実は一つで解釈は無数。
全ての結果からプラスを引き出し、自分の成長・成果に変えていきます。

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2020年04月21日

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シンプル。
自分の本当にやりたいことをやろう。他の何にも惑わされずに。
これが簡単なようでほとんどの人には一番難しい。でも、憧れ求めている人は多い。そんな人たちに対する応援の本だった。

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2017年09月18日

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岡本太郎に関して、変わった絵を描く変人というイメージしか無かったが、なんだか面白そうなので読んでみた。
すると、とんでもない大人物であることが分かった。
パリで人文系の大学も修了しており、様々な見識を持った人間だった。
岡本太郎から繰り出される言葉は、1911年生まれの人間が言うとは思えない言葉である。
今現在ホリエモンが言った言葉なら分かるが、岡本太郎は戦前の人間である。
既に100年は先を行く人間であったことは言うまでもない。

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2023年12月29日

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岡本太郎はすごいと思うと同時に、読んだ後は何か少し憂鬱な気持ちになった。何が自分の心の奥底に響くというか掻き乱される部分があったからかな?なかなかこうら生きられないけど、少しでも自分に正直になれたらいいなと思った。

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2022年10月06日

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自分を貫き通す。
誰でも自分の軸を持っているが、それを表に出さない。
でも果たしてそれで良いのか、自分のやりたいこと思っていることをやらなくていいのか。
岡本太郎の生き方を体験できる一冊

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2022年03月15日

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一つ一つの言葉に迷いがなく、ズバッと本質をついているところが素晴らしい。何度も読み返したくなる。
職業「人間」っていいなと思った。

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2021年05月03日

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誰だって死ぬのは怖い。でも怖がって尻込みするのではなく、むしろ恐怖と面と向かい、死と対決する。そうでなければほんとうに生きる喜びは湧き上がってこない。岡本太郎はしあわせ反対論者だという。しあわせとは死と1番遠くにあり、生きがいを失ったということだから。燃え上がって生きなければほんとうに生きることはできないんだと思う。

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2021年02月07日

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いちばん大切なのは、自分自身に打ち勝って、自分の生きがいをつらぬくこと。それがいちばん美しいことなんだよ。いいかい、怖かったら怖いほど逆にそこに飛び込むんだ。やってごらん。

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2020年05月10日

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印象的だったのは、
尊敬する人は、と聞かれて、ほとんどの人が、偉人の名前をあげることに対する彼の記述です。

「歴史の中に埋もれた人間の中に、ほんとうの人間がいる 人間は99.9パーセントが成功しない 成功者でないほうがより人間的な運命だ 無名の運命の中で、自分のスジをつらぬき通して、歴史にも残らないで死んでいった者の生き方にぼくは加担したい」

彼自身、戦前フランスに留学し、戦後、数多くの作品を世に送り出した偉人であるにもかかわらず、こちら側の目線で語っているところが、面白いですね。

以前、糸井重里さんの「ほぼ日」で、「太郎を使う時代」がきた、という記事を読んだことがあります。
確かに、この本も、「負け戦」に挑む上での、考え方が満載でした。
私は、読後、強力な武器を手に入れたつもりでいましたが、ふと考えてみると、自分は、どのような立ち居地で、ここに存在すべきか、定まっていないことに気づきました。
自分の立ち居地を把握し、そこで何をすべきか、課題をつくり、挑んでいかなければならない、そこまではわかっているのですが…。
その課題は…どうしましょうかねえ…。

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2016年05月11日

Posted by ブクログ

自分の中に毒を持てを以前読んだことがあり、当時なかり印象深かったので読んでみた。

個別の質問に対しての回答集であり、一冊の本として書かれたものでないため、岡本太郎の本を読んだ感は薄いし、当時の時代を感じるけど、短いテーマ毎にまとまっていて読みやすい。

もう少し若い時はもう少し挑戦的に、意欲を持って生きられてたはずなのに、どうしてしまったんだろう?という自分のもやもやを叱咤してくれるような内容だった。

言葉の意味の捉え方、自分に嘘をつくとはどういう事かについてはっとさせられた。

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2023年05月14日

Posted by ブクログ

下手なりに、平気で作ればいいじゃないか。
がっかりすることはないよ。
どんなにひんまがった不恰好でも、
心が生み出した以上、必ずなにかがある。

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2022年02月22日

Posted by ブクログ

岡本太郎がまだ20代だった時のパリ時代の話が面白い。
太陽の塔を語る項もグッとくる。

「凡人だと言う人に限って、人生に甘えている」
「ほんとうの孤独とは、すべてに妥協しないで自分を貫いて生きていくこと」

先生、ありがとう、よくよく、分かりました。

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2020年04月04日

Posted by ブクログ

読んで数日が経ち、内容的なことほとんど忘れてしまい、
改めて本書を軽くめくった。
そこで思ったのは岡本太郎の言葉は強烈だということだ。
少し気を抜くと、保守的な考えや行動に走りがちな私に対して短い一文で「人生を開け!」と後押ししてくれるのが岡本太郎の言葉だ。
私的には本の内容はなかなか頭に入ってこない。どちらかというとじわじわと体に染み込むというほうが感覚的には近い。
窮屈さを感じているときにまた読もうと思う。

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2016年08月21日

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