岡本太郎のレビュー一覧

  • 壁を破る言葉

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    その気になれば10分くらいで読める。
    なんてことのない言葉。
    でも、岡本太郎が言ったのなら、染み入るものがやっぱりあるよね。

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    2019年05月22日
  • 沖縄文化論-忘れられた日本

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    はじめて沖縄を訪れた著者が、歌や舞踊、宗教のなかに息づいている生命をとらえたエッセイです。

    沖縄のプリミティヴな文化に、文明化された本土においてうしなわれてしまった意義を求めるのは、一見したところ、朝鮮の白磁に「悲哀の美」を読み取ろうとした柳宗悦と同様のオリエンタリズムのように思えるかもしれません。しかしそうした評価はあたらないというべきでしょう。むしろ著者は、沖縄で「何もないこと」に直面したのであり、オリエンタリズムの物欲しげな視線が求める「意味」が尽きてしまったところで、はじめて沖縄と出会ったことを語っています。

    八重山を訪れた著者が、人頭税によって苦しめられた人びとの歴史に思いを寄せ

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    2019年02月19日
  • 壁を破る言葉

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    "岡本太郎が生前に語った言葉を集めた本。シンプルな言葉の中に強さが見える。
    最初のページには
    「限界は考えない。人間ははじめから限界のふちにたたされているんだから。」とある。卓越した人物の共通したものの見方なのかもしれない。"

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    2018年10月14日
  • 神秘日本

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    久々に楽しい本に出会った。
    岡本太郎さんは感性だけの人ではない。
    羽黒の松例祭を訪れた事が書かれたので読み始めたが
    イタコのこと、オシラサマの事、熊野や田植え田楽など
    当時の様子がとても詳細に書かれていて
    貴重な記録でもある。
    作品もさることながら、多くの芸能に目を向けたその記録も多い評価すべきだと思う。

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    2018年09月06日
  • 強く生きる言葉

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    印象的なところは
    一貫して自分を貫かれている生き方
    印象的な言葉
    ぼくはこうしなさいとか、こうすべきだなんて言うつもりはない。
    〝ぼくだったらこうする〟というだけだ。
    それに共感する人、反発する人、それはご自由だ。


    私的に
    特別な才能を持っていて、凡人の私など
    例えばお会いできたとしても凡人など相手にされない
    少し狂気じみた印象さえ持っていた
    特別な人でしたが
    こちらの本を読んで、確かに特別な方だとは思うけれど
    とても愛情を持った方で少し親近感が湧きました

    読んで良かった

    岡本敏子さん
    岡本太郎の養女、パートナー、実質的な妻
    この本は、7冊の文献より、抜粋、再編集
    太郎のふっとつぶやく

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    2018年06月04日
  • 壁を破る言葉

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    ネタバレ

    本は自分の心を映す鏡だと思っています。
    どんな本にも心に残るものがあって、自分の気分とか状況とかが文章を通して、俯瞰することができる。
    『不安なのね』『悩んでいるのね』『調子いいのね』って、自分の心と会話をしているような気分になるから、本を読めば読むほど自分を知ることができます。


    壁を破りたい訳ではないけれど(笑)、自分の才能の限界みたいなものにぶち当たると、苦しい。


    『絵が描けなくたって、いいじゃないか。音楽を作らなくたって、死ぬ訳じゃない。ぼくだってパリにいって三年間、絵が描けなかった。そのつらさは、骨身にしみている。だけど、自分をごまかして、適当なことをやってしまったら、おしまい

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    2018年04月21日
  • 愛する言葉

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    ネタバレ

    『愛している、好き、何かしてあげたい。それだけでじゅうぶんじゃないの。(敏子さんの言葉より引用)』


    から始まる妻敏子さんと、岡本太郎さんの言葉が詰まった本。


    与えられることを考えて過ごしてきたから、愛するって何だろうって自問自答しながら読みました。
    敏子さんの言葉から、太郎さんをどんな風に思い、支えてきたのか伝わってきます。


    『恋愛というのは、お互いが溶け合っているようでいて、お互いに観察しあっていることなんだ。(太郎さんの言葉より引用)』

    どんなに愛情があって、長い時間を過ごしても1つになれないから、お互いを知って探りたくなる。わかっていてもわからないから苦しい。でも、わかりあ

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    2018年04月21日
  • 神秘日本

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    文字であれ絵画であれ形なる前の何かを掴みたいという岡本太郎の衝動はよくわかります。宇宙なのか無なのか有象無象の何かを。

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    2017年06月25日
  • 美の世界旅行

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    太郎さんの感性には熱がある。生命の根源から湧き起こるもの、その熱量を感じるものが好きなのだね。訪れた土地や美についての語りが岡本太郎らしいんじゃないかと思う。触れた美術や文化、風習から命の躍動を感じ取り、その刺激に自身の魂を奮わせ創作に活かしていたのかな。おどけた顔をしているカバー写真。その両目は彼自身の宇宙に繋がっている。

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    2018年02月20日
  • 愛する言葉

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    2016.11.29
    Twitterなんかですでに知っていた言葉が多かったけど、それでもやっぱり、本で読むと感じるものがある。

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    2016年11月29日
  • 沖縄文化論-忘れられた日本

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    沖縄で見たものを、どのように解釈してよいかわからず、この本を手に取りました。
    岡本太郎は、奇抜な芸術家のイメージですが、
    ソルボンヌで文化人類学を学んだため、文化論に関する著書が数多くあります。
    この沖縄文化論は、1959年、1966年、沖縄を訪れたときのことについて、書かれています。
    彼の見た沖縄は、今の沖縄とは、まったく異なる景色だと思いますが、沖縄の、そして人生のひとつの見方、考え方を教えてくれる一冊でした。

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    2016年11月11日
  • 強く生きる言葉

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    本書を読んで「太陽の塔」と「芸術は爆発だ!」しかなかった岡本太郎さんのイメージが一変した。岡本さんは芸術家である以上に教養人で武士道精神の体現者だ。折々に手に取り、喝を注入しよう。

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    2016年05月14日
  • 自分の運命に楯を突け

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    印象的だったのは、
    尊敬する人は、と聞かれて、ほとんどの人が、偉人の名前をあげることに対する彼の記述です。

    「歴史の中に埋もれた人間の中に、ほんとうの人間がいる 人間は99.9パーセントが成功しない 成功者でないほうがより人間的な運命だ 無名の運命の中で、自分のスジをつらぬき通して、歴史にも残らないで死んでいった者の生き方にぼくは加担したい」

    彼自身、戦前フランスに留学し、戦後、数多くの作品を世に送り出した偉人であるにもかかわらず、こちら側の目線で語っているところが、面白いですね。

    以前、糸井重里さんの「ほぼ日」で、「太郎を使う時代」がきた、という記事を読んだことがあります。
    確かに、こ

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    2016年05月11日
  • 芸術と青春

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    岡本太郎のエッセイ集的な物です。

    これまで思想的なものばかり読んでいたので、小説や、紀行記のような文章は興味深い。

    しかし、やはり後半の思想的な文章の方が、岡本太郎の面白さ、魅力が詰まっていると思います。

    母であるかの子と父の一平とのエピソードも面白い。
    かの子については数点の短歌を知る程度ですが、その実態は岡本太郎の、信条とする芸術とはかけ離れていて、文芸そのものへの憧れから出発している点がとても面白いと思います。
    両親ともに芸術家だからこその岡本太郎ではあるけれど、自身はその芸術性から脱し、力強く新鮮で挑戦的な芸術の道を歩んでいるのですから。

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    2016年03月18日
  • 強く生きる言葉

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    1ページ1発言でまとめられている。

    どこから読みだしてもOK。

    TVで突飛な言動をして、周りを困らせるという場面しか知らない人は芸術家って変な人、変わっている人だなと言う印象で見ていたと思うが、この本を読むことで、あの行動の裏にある熱い心を知り、納得できるのではないかと思った。

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    2016年03月11日
  • 壁を破る言葉

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    1ページ1発言でまとめられている。

    どこから読みだしてもOK。

    TVで突飛な言動をして、周りを困らせるという場面しか知らない人は芸術家って変な人、変わっている人だなと言う印象で見ていたと思うが、この本を読むことで、あの行動の裏にある熱い心を知り、納得できるのではないかと思った。

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    2016年03月11日
  • 強く生きる言葉

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    自分に甘ったれるなって、奮い立たせてくれる一冊。
    他のよくある自己啓発本とは、違った視点だ。
    本気で人生、生きた人の言葉は、胸につきささる。

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    2016年02月07日
  • 壁を破る言葉

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    岡本太郎の生き方が端々から伝わる本。
    迷ったときに開きたくなる。

    突飛な言葉が多いように思うが、引用文の前後を読めばその真意がわかると思う。
    岡本太郎の哲学は決して非現実でふわふわと言葉だけが宙に浮いたようなものではない。
    常に人と、自分自身とぶつかることで、うちにあるエネルギーを開放し、創造する。
    たいへんシンプルなのだけど、実行していくのは至難の技。

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    2016年01月31日
  • 芸術と青春

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    両親への想いの章がジーンときた。2人の変わった愛の形、愛し方の違いゆえに満たされない思い、でも強固に結び切った信頼関係。「人間関係」から生まれた芸術。

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    2015年07月03日
  • 壁を破る言葉

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    2015/3/2

    壁は自分自身だ。

    まさにそれです。
    今スランプに陥っていましたが、少し上向きな気持ちになれました。

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    2015年03月02日