岡本太郎のレビュー一覧

  • 自分の中に孤独を抱け

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    常に挑戦し続けるバイタリティは見習いたい。
    岡本太郎の言葉は真っ直ぐに心に響く不思議なチカラがある。
    弱いなら弱い自分を認めたまま前向きに生きよう。

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    2023年05月04日
  • 誰だって芸術家

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    誰だって芸術家。
    狩猟や採集で生活をしていた大昔は、情報の記録や伝達のために絵が使われた。
    食物を保存するために縄文土器が作られた。
    神に祈るために仏像が作られたり、彫られたりした。
    いつの間にか、画家だ彫刻家だなんだと名乗り始めたから、芸術は分からんという人たちと区別されてきたけれど、昔は生きるために誰しも創造活動をしてきたのだ。
    だから、人間誰しも芸術家。
    改めてやっぱり岡本太郎は面白い!

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    2023年04月15日
  • 今日の芸術 新装版~時代を創造するものは誰か~

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    あなたはあなたのままで良いと強く背中を押してくれる本だった。10代や20代のうちに読んでおいて心の隅にでも岡本太郎さんの言葉がストックできていれば、その後の人生の至る所で素敵な考えや想いにぶち当たることができるような気がする。
    この本では周りを気にせず、心のままに絵を描く大切さを説いている。読んでいて保育所のお絵描きの時間に「見たまま真似して描かなくても良い」「感じたまま描きたい色で描けば良い」と先生が教えてくれた事を思い出した。その教えが自分の自信となり、気持ちを素直にぶつける心地よさを教えてくれたのだと今にして思う。先生には感謝したい。

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    2022年12月29日
  • 日本の伝統

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    ネタバレ

    岡本太郎節爆発の、日本の伝統と如何に接するかを書いた本。
    過去は現在を輝かせる契機に過ぎない。
    作品と正面からぶつかって、輝いてきた作品こそ伝統として残っている。
    精神面、創作に関してのマインドとしてとてもポジティブになれる一冊。

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    2022年12月15日
  • 強く生きる言葉

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    岡本太郎先生の熱い言葉を奥様がまとめられた本。1ページに1個なので読みやすいです。自分が置かれたシチュエーションによって刺さる言葉が変わるかも。

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    2022年08月29日
  • 岡本太郎の眼

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    「怒り」について語られているが、語気が荒いのでこちらもイライラしてしまい読み進めるのがきつかった。
    ただ、読んでいて苛立ってしまうのはその語気の荒さだけにあらず、自分が岡本太郎の怒りの矛先である「青春をおりた」「取り返しのつかない」若者だという自覚があるからかもしれない。

    憤りを露わにする野生的な生き方には、あまり共感できなかった。

    しかし、批判的な感想を残すことさえ彼には歓迎されそうな気がする。

    後書きにもあったように、ウソをつかず信念を貫く姿勢はとてもかっこいいと思った。

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    2022年08月25日
  • 沖縄文化論-忘れられた日本

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    川端康成「この本はいいねえ、沖縄に行きたくなった」
    三島由紀夫「内容といい、文章といい、これこそ文学だ」
    大阪万博の太陽の塔で有名な岡本太郎が本土復帰前の1959年に沖縄を訪れ、沖縄の持つ魅力と潜在的課題を見事に予見した「沖縄文化論」。
    本土に何かを要求する前に、自分たちはこうなりたいという強い思い無くして、沖縄の豊かな未来像は描かれない。(「本土復帰に当たって」1972年)

    沖縄戦:大日本帝国軍人の神懸った軍人精神の虚勢に自らを縛り、惨憺たる無意味な破局を眺めながら、虚栄の中に、反省もなく、「帝国軍人らしく」自刃した。旧日本軍の救いがたい愚劣さ、非人間性、その恥と屈辱を、私は嫌悪する。島民

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    2022年07月09日
  • 日本再発見 芸術風土記

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    毒を持て以来の岡本太郎さん
    当時は調査が大変だったんだろうなあと思いました
    太郎さん節もっと炸裂してほしくもあった

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    2022年06月16日
  • 自分の中に孤独を抱け

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    再読
    「自分を積極的に主張する。己れ自身に対して残酷なまでに批判的になる。それが本当の謙虚だ。」
    自分自身を批判し、徹底的に自分を捨てることで自分を確立しようとしている。しかし確立した自分でさえも捨てようとしている。普通の人ならば自分を捨てようとはしない。捨ててしまったら今安定してる状態が不安定になるからだ。しかし岡本太郎は安定が嫌いなのだろう。だから自分を捨ててあえて不安定な状態で自分自身と格闘することで磨きがかかり、より魅力的な人間になる。
    恐ろしいほどの情熱を持ちながら、謙虚さも兼ね備えている岡本太郎の生き方は本当に面白い。

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    2022年04月06日
  • 自分の運命に楯を突け

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    下手なりに、平気で作ればいいじゃないか。
    がっかりすることはないよ。
    どんなにひんまがった不恰好でも、
    心が生み出した以上、必ずなにかがある。

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    2022年02月22日
  • 強く生きる言葉

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    サカナクションの山口さんのオススメということで手に取った。
    彼の目指す生き方、歌詞の世界観とリンクする面々が沢山あって興味深い

    岡本太郎の情熱が怠けている自分の傷に染みた

    目的を持たないことが彼の目的ということについて
    私も目的を探すことがまずは生きる目的になってるんだもの、ははは、目的持ちてー

    女性は男性の男性的な弱さについて見抜く力があると言うのは本当だと思う

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    2022年01月30日
  • 壁を破る言葉

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    初めて名言集を読んだ。
    自分を奮い立たせてくれる本。
    一度きりの人生どうせなら全力でぶつかってみるか?と思える本。
    定期的に読みたいヤツ。

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    2021年12月06日
  • 芸術と青春

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    青春回想が面白かった
    パリ時代の写真、たしかに男前
    モテたんでしょうな

    女の泣き顔に思う感情に凄く共感

    そして巻末、みうらじゅん氏の解説も良かった

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    2021年07月10日
  • 自分の中に孤独を抱け

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    岡本太郎P.25
    「謙虚とは、己れを徹底的につらぬくこと」
    己れをを信じ、己れをつらぬき、己れを突き出せ。

    正直に言うと、異端児な意見が強く私にはあまりすんなりと入ってこず、読み進めるペースも遅かったが、いくつかは心に刺さるフレーズもあった。

    謙虚の本当の意味、己れを直球勝負。
    岡本太郎の生き方はしたくないが、見習いたいと思う。

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    2020年08月25日
  • 自分の運命に楯を突け

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    岡本太郎がまだ20代だった時のパリ時代の話が面白い。
    太陽の塔を語る項もグッとくる。

    「凡人だと言う人に限って、人生に甘えている」
    「ほんとうの孤独とは、すべてに妥協しないで自分を貫いて生きていくこと」

    先生、ありがとう、よくよく、分かりました。

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    2020年04月04日
  • 日本再発見 芸術風土記

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    岡本太郎の見た時代の日本と、現在の日本のあり方があまりにも経年して(60年程度だが)変わっただけに、岡本太郎の言い分をそのまま飲み込むには難しかった。
    当時は当時なりに、まだ原初の生活芸術みたようなものの痕跡が見出されたのではないかと想像するが、現在のあまりに画一化された上にも新たに画一化され続けている私たちの生活圏では、岡本太郎の見出した芸術も古典に近い。
    今に残る民芸も、実生活から遠のいた懐古的な芸術やセンスの良い趣味になりつつある。
    しかし、だからこそ現代における「第一級の芸術」は何か、そんなものあるのか、と見回してみるのも面白いかもしれない。

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    2019年12月27日
  • 強く生きる言葉

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    Rock ’n’ Roll !!!
    なんてまともなことを言う人なのだ。
    まともなことはいくらでも言える。
    でも、まともなことを貫く人は、なかなかいない。
    実にロックな生き方をした人だったのだな、と気づいた。

    (音楽家でないことはわかっているからね、安心してね)

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    2018年07月03日
  • 美の世界旅行

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    『生命爆発紀行』

    岡本太郎が世界中を旅行し、その都度、ナマの体から湧き上がる思いを執筆した作品。
    印象に残っている話はメキシコだ。
    作品よりも、その作品の見えない裏側になにかとてつもない臭気の色や形が目を大きく見開いて鑑賞者につきつける感じ。
    そのナマな表現はこれからますます浮き彫りとなり、宇宙の誕生、ビッグバーンのような響きが伝達していく。

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    2018年02月19日
  • 自分の運命に楯を突け

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    読んで数日が経ち、内容的なことほとんど忘れてしまい、
    改めて本書を軽くめくった。
    そこで思ったのは岡本太郎の言葉は強烈だということだ。
    少し気を抜くと、保守的な考えや行動に走りがちな私に対して短い一文で「人生を開け!」と後押ししてくれるのが岡本太郎の言葉だ。
    私的には本の内容はなかなか頭に入ってこない。どちらかというとじわじわと体に染み込むというほうが感覚的には近い。
    窮屈さを感じているときにまた読もうと思う。

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    2016年08月21日
  • 美の世界旅行

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     岡本太郎の文章って、よくわかんないんだけど、なんかパワフル。読み終わってから頭の中で反芻しても、けっきょく何だったっけ?となる。 でもその熱だけは胸に残る。

     巻末の解説によると、岡本太郎は「芸術はうまくあってはならない、きれいであってはならない、心地よくあってはならない」という三原則を唱えていたらしい。


     そんなものを凡人は芸術とは呼ばない。天才は感受性が違うらしい。


     冒頭は70年代のインドの旅からはじまる。この章が太郎の感性がもっとも敏感になり、躍動している。彼の美意識がよくわかる。静的できれいなものには目が向かない。暴れまくって猥雑なものに生命力を感じている。ガンジス河の川

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    2017年08月15日