岡本太郎のレビュー一覧

  • 芸術と青春
    岡本太郎がいかに天才だったかが分かる。

    もちろん彼にはたくさんのお金があったわけだけれど…
    激動の時代を生き抜いて芸術家として成功したのは
    ひとえに彼の力量
  • 芸術と青春
    結論から、やっぱり岡本太郎の本は面白いなと思いました。ただ「父母を憶う」の章が岡本敏子さんの本に書いてあった内容そのものだったや岡本太郎の青春だから凄い女性関係の書いてある本かと思いましたがそうでもなかったので★1つひきました。

    全体として、「1.青春回想2.母を憶う3.女のモラル・性のモラル」の...続きを読む
  • 日本の伝統
    伝統とは創造である。過去を見直し、現在を正しくとらえるためのもの
    過去は現在が未来に飛躍するための契機に過ぎない
    受け継がれるものは形式ではなく業
    縄文土器は、狩猟生活時の、我々が忘れた空間感覚で作られている
  • 沖縄文化論-忘れられた日本
    身体、というもの、根源にある力みたいなものをかんじられる場所なのかも。
    女性が宗教的なパワーを持った存在として優位に立つのも興味深い。
  • 日本の伝統
    太郎さんは怒っている。伝統と言われるものにあぐらをかいて、それをなぞってさえいれば結構とされる体質に。
    庭について語られるところは特に興味深い。わたしが感じた龍安寺のしんとした感じ、銀閣寺のひんやりした感じ。太郎さんの語りは、鋭く、深く、細部にまでわたります。
  • 日本の伝統
    縄文の中に日本人が忘れかけた想像力の原点を見る。

    岡本太郎は飼いならされた芸術に牙を剝き日本人の
    感性の泉である縄文を古代遺跡ではなくアートとして
    紹介する。

    作品として縄文土器を見た時、自由な表現力と未知
    のエネルギーに満ちた作品群に圧倒される。

    それは狩猟民族であった頃の日本人の空間認識や...続きを読む
  • 沖縄文化論-忘れられた日本
     岡本太郎が沖縄に取材し著した文化論。タイトル副題が如実に示すとおり、沖縄に残る土着の信仰、素朴なシャーマニズムのつぶさな観察から、我々本土の文化や意識にもかすかに残っている昔ながらの自然の見方・考え方・信仰を再発見していく。
     こうした原初信仰のようなものが、本土では、あとから入ってきた宗教や氏族...続きを読む
  • 愛する言葉
    「発言」や「一言」を集めた本のため、
    1ページに並ぶ文字数は少ない。
    流れるようにさらりと読み終えてしまうもよし、
    言葉の意味を噛み締めながらじっくり読みすすめるもよし。

    恋愛についての言葉であっても、それだけではなくて、
    恋人以外の人間関係を作り上げていく上で、
    自分が一人の人間として生きて...続きを読む
  • 日本の伝統
    芸術でも何でもそうだけど。伝家の宝刀があって。「自然に勝るものはない。」といったら9人は頷く。ボクもそう思っている。ただたった1人だけ納得いかない顔をするだけ。10人の納得を得るために芸術があるわけではない。たった1人だけのために芸術家がいるんだと。そう考える方が芸術にも自分のためにもなる。弥生式土...続きを読む
  • 日本の伝統
    「古典はその時代のモダンアートだった」という言葉に納得。
    日本の芸術をどうにかしなくては、という使命感のためか、文章にパワーがある感じ。
    昭和20〜30年代に書かれた文章なのに、言うことが全然古くなってないのがスゴイ。
  • 日本の伝統
    「古典はその時代のモダンアートだった」と著者は語る。「伝統」という言葉自体、明治後半にトラディッションを翻訳した新造語。「因習」と「伝統」は違うのだ。そして著者独自の伝統論に従い、縄文土器や光琳・庭園を読み解く。文庫本故の悲しさか、庭園の写真が小さく判りにくかったのが残念。
  • 芸術と青春
    岡本太郎の著書を読むのは「今日の芸術」に続き2冊目。
    エッセイ集みたいな感じで一言でこの本を表現することは難しい。直接芸術の話はこの本には出てこないが、彼のものを見る目が全て芸術への探求心に繋がっているのは非常に感じました。
  • 芸術と青春
    「青春は無限に明るく、また無限に暗い。」―岡本太郎にとって、青春とは何だったのか。パリでの旺盛な芸術活動、交遊、そしてロマンス…。母かの子・父一平との特異ではあるが、敬愛に満ちた生活。これらの体験が育んだ女性観。孤絶をおそれることなく、情熱を武器に疾走する、爆発前夜の岡本太郎の姿がここにある。
  • 自分の中に毒を持て<新装版>
    常に楽をしたい自分と戦うことで、最も人間らしく生きることができるという教えは、逆説的でとても面白かった。

    この本を読んでから、自分をアンコンフォーダブルゾーンへあえて突き落としてみることで、成長できると思い実践している。
  • 自分の中に毒を持て<新装版>
    入院の暇つぶしに持参した。
    手術前日に読む本じゃなかったなぁ。
    普通の日に読めばパワーがもらえそう。
  • 自分の中に毒を持て<新装版>
    読み終わってから気付いたのだが、出版社は青春文庫ということで納得した。青春文庫はどんな本を扱っているのか知らないけれど、本書は若者向けに書かれた本ではないだろうか。
    もちろん大人が読んでも納得の岡本太郎哲学に触れることもできるが、本書を薦めるなら若者にこそ読んでほしいと思う。彼の信念は現代社会にも通...続きを読む
  • 自分の中に毒を持て<新装版>
    自分は自分を徹底的に貫く。その体現方法が芸術であり、またそれそのものが生き様になっていたのだなぁと感じた。力強さみたいなのものを全編に渡って強烈に感じた。

    フレーズ
    どんなことでもいいから、ちょっとでも情熱を感じること、惹かれそうなことを、無条件にやってみるしかない。情熱から生き甲斐が湧き起こって...続きを読む
  • 自分の中に毒を持て<新装版>
    「芸術は日常生活の一瞬の選択にある」
    「爆発は今この瞬間から」

    本当に安全だけ求めているならそもそもこの2択で
    迷わなくて、
    本心は危険択に惹かれているから迷う

    安定に典型通りの人生で本当に良いのか
    どうせ死ぬ

  • 自分の中に毒を持て<新装版>
    【学び】
    ・人生は積み重ねでなくて詰み減らすべき
    ・自分に厳しく、残酷に挑むことが人間らしく生きる道
    ・夢を見ることが青春の特権。年齢は関係ない。
    ・瞬間に無条件の情熱を持って挑む。
    ・「お遊び」でなく、全生命全存在を賭けて、真剣に遊ばなければ生命は燃え上がらない。
    ・惹かれるものがあれば、計画性を...続きを読む
  • 自分の中に毒を持て<新装版>
    ダイバーシティや多様性が広く認知されるようになった現代の読者にとっては部分的に内容が古いかとも思いましたが、当時の日本人にとっては新鮮で斬新な考え方に映ったのかなと思いました。
    そして同時に、今を一生懸命に生きて命を燃やして生きていく考え方は今の若い人たちに刺さる内容だとも思いました。
    ただ、家庭や...続きを読む