岡本太郎のレビュー一覧

  • 沖縄文化論-忘れられた日本

    Posted by ブクログ

    身体、というもの、根源にある力みたいなものをかんじられる場所なのかも。
    女性が宗教的なパワーを持った存在として優位に立つのも興味深い。

    0
    2010年08月09日
  • 日本の伝統

    Posted by ブクログ

    太郎さんは怒っている。伝統と言われるものにあぐらをかいて、それをなぞってさえいれば結構とされる体質に。
    庭について語られるところは特に興味深い。わたしが感じた龍安寺のしんとした感じ、銀閣寺のひんやりした感じ。太郎さんの語りは、鋭く、深く、細部にまでわたります。

    0
    2010年06月04日
  • 日本の伝統

    Posted by ブクログ

    縄文の中に日本人が忘れかけた想像力の原点を見る。

    岡本太郎は飼いならされた芸術に牙を剝き日本人の
    感性の泉である縄文を古代遺跡ではなくアートとして
    紹介する。

    作品として縄文土器を見た時、自由な表現力と未知
    のエネルギーに満ちた作品群に圧倒される。

    それは狩猟民族であった頃の日本人の空間認識や
    野性的な本能の爆発であった。

    伝統に唾を吐きかけ、怒りにも似た憤りをまき散らす。
    表現に対する真剣さ、芸術に対する意志の強さ。

    0
    2009年11月19日
  • 愛する言葉

    Posted by ブクログ

    「発言」や「一言」を集めた本のため、
    1ページに並ぶ文字数は少ない。
    流れるようにさらりと読み終えてしまうもよし、
    言葉の意味を噛み締めながらじっくり読みすすめるもよし。

    恋愛についての言葉であっても、それだけではなくて、
    恋人以外の人間関係を作り上げていく上で、
    自分が一人の人間として生きていく上で、
    「考えるヒント」となって「頑張っていこう」と励まされる。

    78ページの敏子さんの言葉。

    太郎さんが「男女」っていう素敵な字を書いたの。
    男と女がくっついてひとつになっているんだけど、男が上。
    だから「やっぱり男が上なのね」と言ったら、
    「そうだよ、いつだって女が支えてるんだ」って言うのよ。
    ちゃんとわかってらっしゃる。

    なんて素敵な二人なんだろう、感動してしまった。

    「男女」という二つの漢字が組み合わせられて出来た言葉。
    そしてこの本の白い紙の上に「在る」青い文字で表される
    男の言葉と赤い文字で表される女の言葉、
    それらが全て岡本太郎さんと敏子さんの姿に重なる。

    この本を開けば、わかっていないようで実はよくわかっていた、
    人を愛する事にかけても天才で、
    とてもカッコ良い岡本太郎さんがいて、
    そんな彼を心から尊敬し、時には母のように、
    全身全霊をかけて彼を愛した敏子さんがいる。

    0
    2013年06月20日
  • 日本の伝統

    Posted by ブクログ

    芸術でも何でもそうだけど。伝家の宝刀があって。「自然に勝るものはない。」といったら9人は頷く。ボクもそう思っている。ただたった1人だけ納得いかない顔をするだけ。10人の納得を得るために芸術があるわけではない。たった1人だけのために芸術家がいるんだと。そう考える方が芸術にも自分のためにもなる。弥生式土器を見てこれが芸術だと言っても爆発は始まらない。これを創造した人を思い浮かべるとマグマが動く。庭はいい。眺めているだけで時間を忘れてしまう。ふと目をやると石が組まれている。そのときに我に返って時を意識する。そういうもんだ。

    0
    2011年09月15日
  • 日本の伝統

    Posted by ブクログ

    「古典はその時代のモダンアートだった」という言葉に納得。
    日本の芸術をどうにかしなくては、という使命感のためか、文章にパワーがある感じ。
    昭和20〜30年代に書かれた文章なのに、言うことが全然古くなってないのがスゴイ。

    0
    2009年10月04日
  • 日本の伝統

    Posted by ブクログ

    「古典はその時代のモダンアートだった」と著者は語る。「伝統」という言葉自体、明治後半にトラディッションを翻訳した新造語。「因習」と「伝統」は違うのだ。そして著者独自の伝統論に従い、縄文土器や光琳・庭園を読み解く。文庫本故の悲しさか、庭園の写真が小さく判りにくかったのが残念。

    0
    2009年10月04日
  • 芸術と青春

    Posted by ブクログ

    岡本太郎の著書を読むのは「今日の芸術」に続き2冊目。
    エッセイ集みたいな感じで一言でこの本を表現することは難しい。直接芸術の話はこの本には出てこないが、彼のものを見る目が全て芸術への探求心に繋がっているのは非常に感じました。

    0
    2009年10月04日
  • 芸術と青春

    Posted by ブクログ

    「青春は無限に明るく、また無限に暗い。」―岡本太郎にとって、青春とは何だったのか。パリでの旺盛な芸術活動、交遊、そしてロマンス…。母かの子・父一平との特異ではあるが、敬愛に満ちた生活。これらの体験が育んだ女性観。孤絶をおそれることなく、情熱を武器に疾走する、爆発前夜の岡本太郎の姿がここにある。

    0
    2009年10月04日
  • 自分の中に毒を持て<新装版>

    Posted by ブクログ

    面白かったけど、やや理想主義が出過ぎた部分もある。一般人ウケはしないだろうけど、刺さる人には刺さりそう。昭和の尖り方。

    と思ったけど、要所要所ハッとさせられる部分が多い。やりたいこと、情熱の見つけ方の部分が一番良かった。探そうとしているものではなく、無条件で見つかるもの。

    0
    2026年10月01日
  • 自分の中に毒を持て<新装版>

    Posted by ブクログ

    岡本太郎の『自分の中に毒を持て』を読んで、特に第1章、第2章の内容が強く心に残った。

    この本を読んで感じたのは、「人と同じように生きることが、本当に自分にとって幸せなのか」ということだった。岡本太郎は、安定や常識に従うのではなく、自分の信じるものに向かって挑戦することの大切さを語っている。私はその考え方に強く共感した。

    これまで私は、会社員として安定した生活を送り、結婚して、家庭を持ち、年齢を重ねていくという人生が、多くの人にとって一般的な人生なのだと思っていた。しかし、この本を読んで、それが必ずしも自分にとって望んでいる人生とは限らないのではないか、と考えるようになった。

    もちろん、安定した生活や一般的な人生を否定したいわけではない。それが幸せだと感じる人もいると思う。ただ、私自身は、周囲から「こうするべきだ」と思われている道を選ぶだけでは、人生を振り返ったときに後悔するのではないかと思う。

    私は、やりたいと思ったことを、失敗することを恐れて諦めたくない。難しいことに挑戦すれば、失敗することもあると思う。しかし、たとえ失敗したとしても、その経験は自分の人生に残る。何も挑戦せずに後悔するよりも、挑戦して失敗したほうが、自分にとっては納得できる人生になると思う。

    だから私は、みんなと同じ人生を歩むことよりも、自分が本当にやりたいと思ったことに挑戦する人生を歩みたい。この本を読んで、その思いを改めて強く感じた。

    人生の最後に振り返ったとき、「失敗もたくさんしたけれど、自分のやりたいことに挑戦してきた。いい人生だった」と思えるような人生にしたい。

    0
    2026年09月29日
  • 自分の中に毒を持て<新装版>

    Posted by ブクログ

    鬼才・岡本太郎が考える人生観が、要所要所から伝わってくる。

    人が生きる「熱さ」のようなものは、すごく感じられた。

    0
    2026年07月19日
  • 自分の中に毒を持て<新装版>

    Posted by ブクログ

    3.6くらい
    熱すぎて岡本太郎の想いの2.3割くらいしか今の自分には受け止めきれなかった気がする
    やるかやらないか
    辛そうな方を選びたい

    0
    2026年06月21日
  • 強く生きる言葉

    Posted by ブクログ

    読んでいて感じたのは、「世間の正しさ」よりも、「自分の生命感覚」を信じろ、という強烈なメッセージだった。

    特に印象に残ったのは、
    「自分自身の生きる筋は誰にも渡してはならないんだ」
    という言葉。

    岡本太郎は、他人に認められる生き方ではなく、“自分が本当に納得できるか”を徹底的に問い続けている。
    それは単なるワガママではない。
    誰がなんと言おうと、自分が本当に良いと思うものを信じる。
    自分の感動を、自分の言葉で掴みにいく。
    その覚悟を持たなければ、本物には辿り着けないという思想だった。

    この本を読んで、自分自身も「世間の正解」や「無難さ」に流されていないかを考えさせられた。

    また、本書には「青春」という言葉が何度も出てくる。
    普通、青春というと学生時代を思い浮かべる。
    しかし岡本太郎にとって青春とは、“未熟なまま世界にぶつかっていくエネルギー”そのものだった。
    傷つき、傷つけ、葛藤しながら、それでも自分の道を探して進む。
    その痛みこそが、生きている証なのだという。

    だから、
    「危険だから、生きる意味があるんだ」
    という言葉にも強く惹かれた。

    本当は進みたい道ほど、不安で、怖くて、負荷が大きい。
    しかし、だからこそ生を感じる。
    これは、自分が仕事に熱中していた頃の感覚にも近かった。
    苦しいのに、なぜか充実していた。
    むしろ苦しいからこそ、「本気で生きている」と感じられた。
    そしてその感覚は、人生にも通じるのだと思う。

    さらに面白かったのは、岡本太郎が「矛盾」を否定しないことだった。
    人間は矛盾だらけである。
    理想と現実もズレる。
    強くありたいのに弱さもある。
    それでも、「矛盾があるからダメ」なのではなく、
    「矛盾の中で面白く生きろ」
    と言う。

    この考え方には救われるものがあった。
    完璧になってから生きるのではない。
    未熟なまま、葛藤したまま、自分をぶつけながら進む。
    その姿勢自体に価値があるのだと思えた。

    また、
    「敵があるとすれば、自分自身なんだ」
    という言葉も深かった。

    結局、自分を止めるのは、自分の弱さや妥協や恐れなのかもしれない。
    だからこそ、自分自身と向き合い続ける必要がある。
    岡本太郎の言葉は、優しく癒してくれる本ではない。

    むしろ、
    「もっと自分を生きろ」
    と真正面から迫ってくる。

    読む人によっては、苦しく感じるかもしれない。
    しかし、自分の人生をもっと本気で生きたい人には、強く刺さる本だと思う。
    安全や正解よりも、痛みや挑戦の中にこそ生命がある。
    そんな“生きる熱量”を思い出させてくれる一冊だった。



    【抜粋】
    ・自分自身の生きる筋は誰にも渡してはならないんだ
    →①自分を貫く
    (②自分なりの納得解を見つける)

    傷つけ傷つけられる、その痛みこそ、青春の証だ。青春こそが、この世界の肉体であり、エネルギー源なんだ。青春は永遠に初めからのやり直しだ
    →部活に人生を捧げ青春を感じたように、仕事に青春を感じるのはどうか

    ・危険だから、生きる意味があるんだ、本当はそっちに進みたいんだ、それが自分の行きたい道なんだ
    →キツいのは有難い。やりたかった道が険しいと知れたのは生を感じてるということ。

    ・もし自分の敵があるとすれば、自分自身なんだ
    →自分をマネージすることの難しさ。その大切さ。自分と対決するために鏡を見る。

    ・誰がなんと言おうと三流だろうが、五流だろうが、自分のいいと思うものは、良いという態度を貫かなければ、本物なんかわかりゃしない自分の本当に感動する人間を探し捕まえる、その発見をポイントに世の中全体にその価値を認めさせるように君自身力を尽くせばいいそうすると、世界が変わってくる
    →自分自身の指標をもって、それを正す強さ。

    ・過去はとにかく美化される、だから、正しいというのは、老人の干渉以外の何でもない
    →昔を懐かしむこともあるが、シンプルに今を生きよう

    ・人間は誰でも本物を求めているはずだ、大抵の人がいい加減なところで、状況に妥協し仮のものでも我慢してしまう。

    ・熟したものは、逆に無抵抗なものだ、そこへ行くと、未熟というものは、運命全体世界全体を相手に自分の運命をぶつけ、開いていかなければいけないが、それだけに戦う力というものを持っている

    ・人間は、すべて矛盾の中に生きている。矛盾の中で面白く生きようと発想を転換することはできないだろうか、矛盾に絶望してしまったら負け落ち込むのだ

    ・誰もがあえて出る釘になる決意をしなければ、時代は開かれない



    0
    2026年06月02日
  • 自分の中に毒を持て<新装版>

    Posted by ブクログ

    たまたま手に取った本。
    システムの中でベルトコンベアーに乗って生きるのではなく、死と対面して生を爆発させろ、という主張。なんとなくわかったが、じゃあ具体的にどう生きていけばいいか見当がつかない。良くも悪くも、現代の日本では野垂れ死ぬことはないし。

    0
    2026年05月30日
  • 自分の中に毒を持て<新装版>

    Posted by ブクログ

    生きることが無目的で無条件であることを出発点として、だからこそ生きがいや情熱でもって世界と自分に挑むという態度はパワフルで心揺さぶられた。

    一方で、体制への反抗はわかるが、総理大臣の顔がしょぼくれてるとか、経営者や実業家が画一的であると言っているが、ちょっとピンと来なかった。

    本人も言っているが小市民的な形式主義を嫌悪する考えが強いので、自分はどうも共感しきれない部分はあった。

    8年くらい前に1度呼んでいるはずだが新鮮に読めた。

    「生きるということ自体が、新鮮な驚き、よろこび、新しくひらかれている一瞬一瞬 であり、それは好奇心という浮気っぽいもの以上の感動なんだ」

    「生きるというのは、瞬間瞬間に情熱をほどばしらせて、現在に充実することだ」

    「自分が未熟だからと消極的になってしまったら、未熟である意味がなくなってしまう。そういうのは未熟のまま、だらしなく熟したことになってしまうのだ。」

    「今、この瞬間。まったく無目的で、無償で、生命力と情熱のありったけ、全存在で爆発する。それがすべてだ。」

    0
    2026年05月29日
  • 原色の呪文 現代の芸術精神

    Posted by ブクログ

    岡本太郎の文章はエネルギーが込められていて読んでて元気が出る。よしやってやろうと力が湧いてくる。芸術論も興味深い。

    0
    2026年05月15日
  • 原色の呪文 現代の芸術精神

    Posted by ブクログ

    巻末の解説によれば、原本は1969年に文藝春秋より出された四部構成の選集で、そのうちの第一部「現代の芸術精神」(+序文、詩4編)を独立させ文庫化したものとのこと。戦前から1960年代までに書かれた芸術論集ということで、「古臭いかなー」と思いながら読み始めた。
     戦後暫く、乗り越えるべき最大の山として“ピカソ”を据えた諸論まではちょっと古臭く感じられたが、1954年の「芸術の価値転換」では“ここちよくあってはならない”“「きれい」であってはならない”“「うまく」あってはいけない”というテーゼを繰り出して、だんだん“ピカソ”と似たような立ち位置に至り(というよりも、岡本のほうがここに至るのは早かったのかも。ピカソが「ようやく子どものような絵が描けるようになった」と発言するのは、晩年の1960年代のこと)、「坐ることを拒否する椅子」(同名作品は1963年。本書中の文章発表は1964年)、「梵鐘を作る」(1965年)などを経て、「芸術と遊び――危機の接点」(1967年)に至る。1970年大阪万博を控えた時期に書かれたこの文章で、芸術の閉塞感の打破を「遊び」「まつり」に求めている。
    現代で、この方向性に近いところの芸術といえば誰になるのだろう? と、私が名前を覚えているアーティスト名をあれこれ思い巡らすと…、「Chim↑Pom」(現:Chim↑Pom from Smappa!Group)だったりするのかもしれない。

    0
    2026年04月30日
  • 強く生きる言葉 新装版

    Posted by ブクログ

    周りの目を気にせずに、自分の考えに沿って行動する。目先の結果に一喜一憂しても仕方がない。長い目で見れば、結果はついてくる。語録と写真で1冊の本になっちゃうんだから、すごいよね、岡本太郎。

    0
    2026年04月24日
  • 自分の中に毒を持て<新装版>

    Posted by ブクログ

    相対評価じゃなくて絶対評価であること。
    私はあるものの中で、最適な選択をとることが多い。
    つまり、相対的に選択をしている。
    無目的に自分が良いと思ったことにベストを尽くす絶対的な選択をして行きたいと思った。

    0
    2026年04月14日