岡本太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「発言」や「一言」を集めた本のため、
1ページに並ぶ文字数は少ない。
流れるようにさらりと読み終えてしまうもよし、
言葉の意味を噛み締めながらじっくり読みすすめるもよし。
恋愛についての言葉であっても、それだけではなくて、
恋人以外の人間関係を作り上げていく上で、
自分が一人の人間として生きていく上で、
「考えるヒント」となって「頑張っていこう」と励まされる。
78ページの敏子さんの言葉。
太郎さんが「男女」っていう素敵な字を書いたの。
男と女がくっついてひとつになっているんだけど、男が上。
だから「やっぱり男が上なのね」と言ったら、
「そうだよ、いつだって女が支えてるんだ」って -
Posted by ブクログ
読んでいて感じたのは、「世間の正しさ」よりも、「自分の生命感覚」を信じろ、という強烈なメッセージだった。
特に印象に残ったのは、
「自分自身の生きる筋は誰にも渡してはならないんだ」
という言葉。
岡本太郎は、他人に認められる生き方ではなく、“自分が本当に納得できるか”を徹底的に問い続けている。
それは単なるワガママではない。
誰がなんと言おうと、自分が本当に良いと思うものを信じる。
自分の感動を、自分の言葉で掴みにいく。
その覚悟を持たなければ、本物には辿り着けないという思想だった。
この本を読んで、自分自身も「世間の正解」や「無難さ」に流されていないかを考えさせられた。
また、本書に -
Posted by ブクログ
生きることが無目的で無条件であることを出発点として、だからこそ生きがいや情熱でもって世界と自分に挑むという態度はパワフルで心揺さぶられた。
一方で、体制への反抗はわかるが、総理大臣の顔がしょぼくれてるとか、経営者や実業家が画一的であると言っているが、ちょっとピンと来なかった。
本人も言っているが小市民的な形式主義を嫌悪する考えが強いので、自分はどうも共感しきれない部分はあった。
8年くらい前に1度呼んでいるはずだが新鮮に読めた。
「生きるということ自体が、新鮮な驚き、よろこび、新しくひらかれている一瞬一瞬 であり、それは好奇心という浮気っぽいもの以上の感動なんだ」
「生きるというのは -
Posted by ブクログ
巻末の解説によれば、原本は1969年に文藝春秋より出された四部構成の選集で、そのうちの第一部「現代の芸術精神」(+序文、詩4編)を独立させ文庫化したものとのこと。戦前から1960年代までに書かれた芸術論集ということで、「古臭いかなー」と思いながら読み始めた。
戦後暫く、乗り越えるべき最大の山として“ピカソ”を据えた諸論まではちょっと古臭く感じられたが、1954年の「芸術の価値転換」では“ここちよくあってはならない”“「きれい」であってはならない”“「うまく」あってはいけない”というテーゼを繰り出して、だんだん“ピカソ”と似たような立ち位置に至り(というよりも、岡本のほうがここに至るのは早かっ