あらすじ
人々が高度経済成長に沸くころ、太郎の眼差しは日本の奥地へと向けられていた。恐山、津軽、出羽三山、広島、熊野、高野山を経て、京都の密教寺院へ――。現代日本人を根底で動かす「神秘」の実像を探る旅。
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Posted by ブクログ
岡本太郎のイメージが変わった。
あのダイナミックな絵画を描く印象とは異なる、繊細な描写と文学的な表現。段々と吸い込まれる様な世界観に魅了される作品。
Posted by ブクログ
久々に楽しい本に出会った。
岡本太郎さんは感性だけの人ではない。
羽黒の松例祭を訪れた事が書かれたので読み始めたが
イタコのこと、オシラサマの事、熊野や田植え田楽など
当時の様子がとても詳細に書かれていて
貴重な記録でもある。
作品もさることながら、多くの芸能に目を向けたその記録も多い評価すべきだと思う。