岡本太郎のレビュー一覧
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私の要約は
安全な方ではなく、生命がひらく方を選べ
「自分が精神的にマイナスの面をしょい込むときこそ、自他に挑むんだ。ダメだ、と思ったら、じゃあやってやろう、というのがぼくの主義。自信なんていうのは相対的価値観だ。誰々よりも自分は上だとかいうものではない。そうじゃなくて、人間は生死を超えた絶対感によって生きなければ駄目だ」
「親子、先生と生徒、当然立場の違いはある。親だから生活的面倒はみる。先生は教える。しかし人間としてはまともに向きあうべきだ。親子の間にも人間と人間の対決がなければならない」
それぞれの言葉がザクザク刺してきて、心が結構ざわつきます。
もっと若い頃に読んでいたら、と思え -
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近頃の自己啓発本に書いてあるようなことを地で行っていたんだなぁと実感。
死と対決することこそ大切だと読んで、クレイジージャーニーに出ているような敢えて危険な行為をする人の気持ちがちょっと分かったような気がする。
何があっても自分を貫く・スジを通す。人生を賭けて。今の時代だからこそより難しくて必要な考え方。
自分を凡人と思うことすら甘えだと、他の一般人と同化させてスジを通していないことになる、って言うのは新たな視点だなと思った。「自分は凡人だ」って卑下する言い方だと思われがちだけど、そう考えると「凡人ってやだな」って思える。
岡本太郎の生きていた時代には蔓延っていなかったSNSによってどの -
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先日読んだ「自分なんてないから」では、自分という存在はあくまで相対的なものでしか語り得なくて、絶対的な自分なんて存在しないという話だった。
しかし、岡本太郎はそういった考えを否定的に捉える。相対的な価値観で誰々より上だ、下だなんて無駄。「自分だったらこうする」という価値観で生きるべきだと主張する。
やりたいことがあれば、続かなくたっていい、三日坊主でもいいからやってみればいい。
「自分らしく生きる」とはまた違った感覚で「自らの人生を生きる」ことを強く訴えてくる一冊。
私自身を含め、現代の日本人は「きれい」に生きようとしすぎなんだろう。「きれい」じゃなくたっていい。不恰好で醜くともそこに情熱 -
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この本がきっかけで、岡本太郎のファンになった。
「人生、即、絶望的な闘いなのである。それは絶え間のない、永遠の冒険だと言ってもいい。」
私にそう言ってくれたのは岡本太郎だけで、この文章で号泣してしまった。
(何かあって病んでいるとかそういうわけではなくても)ちゃんと人生全体を絶望的に感じて、一人で苦しく毎日闘ってても、おかしくなかったんだって。
タイトルに「毒」って使われてるからもっと重たくて毒々しい文章を身構えてたけれど、案外そんなことはなく、力強さと、ごつごつした美しさが共存した感じだった。
一部「この話は別に要らなくないか?」と思う箇所もあったりするけれど、そんなところ含めて人間味 -
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もちろん、岡本太郎のさまざまな名言、格言が集まった一冊なのだが、なんというか、本人がカッコつけて言った言葉ではないんだろうなというのが伝わってくる。
岡本太郎の「ナマの声」というか、「内から溢れ出る情熱」というか、そういうものを強く感じる言葉がたくさんあった。
自分は芸術家(絵や音楽など)ではないが、ここに書かれた言葉は、「芸術」という小さな枠には留まらないものばかりだと思う。
自分の人生を生きること、自分自身を表現すること、そういうことに対する岡本太郎の熱き言葉が詰まっている。
【好きだと思ったフレーズ】
評価されるなんていっさい必要なし!
音が好きならば、音になっていないといわれよう -
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日本返還前の、パスポートに代わる身分証明書を使って行く時代の話。日本国の沖縄ではなくアメリカとなるので、車は右車線通行だったりと生活も異なる点も多かったのであろう。
沖縄には十数年前に会社に休みをもらい一週間ほど滞在したことがある。本島のみであったが各地を周って見たことが懐かしい。ひめゆりの塔、ガマ、平和記念公園と戦争に関するものから、首里城(当時は焼失する前)や美ら海水族館、斎場御嶽なども周ったが、どこも観光地という印象が強かった。
本著”本土復帰にあたって”という章に、「復帰が実現した今こそ、沖縄はあくまでも沖縄であるべきだ。沖縄の独自性を貫く覚悟をすべきだ。」というくだりがあるのだが -
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・芸術は一部の特権的な人間のものではなく、すべての人間の生の爆発である。うまくあろうとする態度は既に敗北であり、まず「下手でいいからやれ」と挑発する。
・既成の美、調和、常識に従う限り、本当の創造は生まれない。芸術は社会に迎合する装飾ではなく、価値観を転倒させる行為である。
・「きれい」「心地よい」といった安全圏に安住する態度を否定し、不快や矛盾、衝突を引き受けるところにこそ芸術の核心があると説く。
・芸術は人生と切り離された特別活動ではない。日常の仕事、恋愛、生活そのものを賭ける姿勢が芸術的なのであり、創造とは生き方の問題である。
・伝統を守るだけでは死ぬ。伝統は破壊し、乗り越え、再 -
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私にとっての「岡本太郎」は1970年の大阪万博の太陽の塔。テレビのCMに出ては「芸術は爆発だ」。
彼は言う、
「芸術は、うまくあってはいけない、きれいであってはならない、心地よくてもいけない。」
「芸術はいつもゆきづまっている。ゆきづまっているからこそひらける。人生も同じ。いつもなにかにぶつかり、絶望し、それをのりこえる、そういう意思のあるものにだけ、人生が価値を持つ。」
「新しいものには新しい価値基準。若さこそ二度と取り返せない。若さとはいつも自分自身を脱皮し、固定しないこと」
ゴッホやセザンヌは、当時は作品が誰からも評価されず、「いやったらし」かった。今は、社会が彼らに追いついてし