岡本太郎のレビュー一覧

  • 自分の中に毒を持て<新装版>

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    この本が出版された時から今日までだいぶ時間が経っていると思うけど、岡本太郎さんの考え方は当時としては珍しかったんじゃなかろうかと思う。
    読みながらハッとさせられるようなことを言っていたり、岡本太郎さんの結婚観がうんうんと頷くことばかり。
    岡本太郎さんが作った太陽の塔を一度は見に行きたいです。

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    2025年10月12日
  • 自分の中に毒を持て<新装版>

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     古代ローマの哲学者エピクテトスは哲学を医療に例え、人生で立ち止まったり、心に傷を負った時の「哲学」の有用性を訴えました。
     本書を哲学書と例えるならば、人生において立ち止まった時や迷った時の治療になりうる作品なのではないかと感じました。
     特に「幸せ」に対する本書の考え方は白眉です。
     私には二人の子供がいますが、子供達にはどうしても「幸せになって欲しい」「苦労なく過ごしてほしい」と思ってしまします。そのような考え方を本書で岡本太郎は真っ向から否定します。
     読んだ当初は共感できませんでしたが、その後我が子に重度の障害があることが分かり、本書の考え方が必要となりました。それは、先に述べたエピ

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    2025年10月11日
  • 自分の中に孤独を抱け

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    岡本太郎シリーズ読書期間、という時間を過ごした。"自分の中に毒を持て" からはじまり、この本が二冊目。

    もう、大体 "岡本太郎" ってこういう人なんだろうな、。くらいには一冊目でわかった気になってしまって。でも、もっと知りたい!と思ったから、この本を買うに至ったんだよね。


    結局、スラスラと読み進めてしまって。でも深々と刺さる言葉に、胸がキュンってしたり。

    これでお終いは、寂しい。と思ったから、この本を読み終える前に、次の本を買っておいた。


    時々、独特すぎる!って思うエピソードもあるけど、彼は至って "シンプルを貫いた人"

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    2025年09月17日
  • 自分の中に毒を持て<新装版>

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    "岡本太郎" から連想されるのは "個性的" で "独特" な人柄や作品達。だから、どこか「私とは無縁だろう」と、勘違いをしていた。

    最初、この本を手に取った時にペラペラとめくっただけでは分からなかった。

    読み進めていくと、岡本太郎は "個性的" でも "独特" でもなく、人間として、とても「シンプル」な事を気付き得て "スジを通して生きてきた" のだろう。と、思うようになった。



    私が勝手に人間を複雑に捉えていただけで、私の方が偏屈な考え方していたんじゃないか。と、

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    2025年09月14日
  • 自分の中に毒を持て<新装版>

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    「人類の職業分化に反対だから」
    コンプラガン無視で言いたいこと好きなだけ言っているせいで思想が垣間見えて面白い
    全部ではなくとも、取り入れたい思考法や姿勢は幾つかある

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    2025年09月06日
  • 自分の中に毒を持て<新装版>

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    「芸術は爆発だ」
    芸術とは着飾らない人間らしさであり、
    爆発は無になって己と戦うこと。
    つまり、「人間らしさとはあれこれと考えずに己と向き合って戦うことだ」そう伝えたかったのか。

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    2025年09月04日
  • 強く生きる言葉

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    熱くて、エネルギーの塊のような言葉たち。岡本太郎に明るくない私でも響くフレーズが多々あった。特にいいなと思ったのは下記。

    “人生は積み重ねだと誰でも思っているようだ。
    ぼくは逆に、積みへらすべきだと思う。
    財産も知識も、蓄えれば蓄えるほど、
    かえって人間は自在さを失ってしまう。”

    “ぼくは忘れるということを、素晴らしいことだと思っている。
    負けおしみではなく、忘れるからこそ、つねに新鮮でいられるんだ。”

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    2025年07月10日
  • 愛する言葉

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     敏子さんがあって、岡本太郎はより強く語り継がれる人になった。
     太郎自身も素晴らしい芸術家であり、文筆家であったが、死後これほどに太郎が皆に受け入れられたのは、敏子さんの力が大きい。
     岡本太郎という人は語りたくなる、伝えたくなる人なんだということが、十分に伝わる本だった。
     

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    2025年07月09日
  • 美の世界旅行

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    少し前の時代の世界各地の雰囲気を感じました。
    岡本太郎の目線を通じて、今はもうできなくなってしまった旅行体験を読書を通じてできた気がします。

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    2025年07月03日
  • 美の世界旅行

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    岡本太郎といえば、大阪万博の太陽の塔とビデオテープCMでの「芸術は爆発だ」くらいしか思い浮かばす、その芸術作人のイメージは、整っていないがエネルギッシュというものくらいだった。
    しかし、本書を読んで彼の芸術観には非常に共感を覚えた。
    驚いたのは文章がとてもすんなりと入ってくること。
    ヤマザキマリの解説がすべてをうまく説明している。

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    2025年06月09日
  • 自分の中に孤独を抱け

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    力強い情熱あふれる言葉の数々に元気をもらいました!ほとばしるエネルギーをみなぎらせて毎日生きていきたいですね!

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    2025年05月09日
  • 自分の運命に楯を突け

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    前読んだのはいつなのかな。
    2025年4月に再読。
    「自分をごまかさずに生きろ」。
    これに尽きるよね。
    悩んでることがあって太郎に頼りたくなったから久しぶりに読んだ。
    でも別に答えなんてあるわけない。

    「全力で命を活かせばただの凡人ではなくなる。
    凡人とか偉くなるとかなんて基準でものを考えることがまちがいなんだよ。
    全力をあげて自分の命を活かせば、生きがいはでてくる」。
    まさにかずきくんと新幹線の中で話したことだね。
    太郎はすでに言ってたんだね。

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    2025年04月25日
  • 今日の芸術 新装版~時代を創造するものは誰か~

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    ただ逆説を唱えるだけならきっと誰でも出来るが、岡本太郎の説得力は違う。
    美大生の私には耳が痛くなるほど芸術についての知見、そして情熱が溢れ出す良書。

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    2025年04月15日
  • 自分の中に毒を持て<新装版>

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    湧き上がる好奇心と情熱が人生を豊かにすること、また「幸せ」とは「純粋に生きること」だという言葉が刺さった。
    世間から見た幸せに囚われず自身の情熱を突き詰めた生き方はさすがだ〜〜と思った。

    好奇心から情熱が生まれ、情熱のないところに成功はない。
    生き方が多様化する社会で、好奇心と情熱を大切にした生き方をしていきたいと感じた。

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    2025年10月15日
  • 自分の中に毒を持て<新装版>

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    やっぱり私は人生を''本当の意味で''生きている人が好きだと再確認。
    少し自分の経験と重ねてしまった。
    「出る杭にあえてなる。痛みこそが人生だ。」と腹を括る感じ、忘れられないあいつに似てる。
    苦労から目を背けたい過去の私は心配という名のエゴで彼なりの''生きるスジ''を否定してしまった。けど本当はその生き方にとてつもなく惹かれて、羨ましくて、踏み出すべきだとわかってた。
    それから時間が経って、''生きる''覚悟ができた今の私から見える世界は以前と全く違い、お世辞にも穏やかとは

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    2025年09月04日
  • 自分の中に孤独を抱け

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    強烈です。言葉選びが激しすぎて本能的に反発したりもしますが笑 伝えたいことの本質に関しては、やはり心がふるえる箇所が多い。
    いのちの躍動こそが真の悦びであることを再認識できました。剥き出しのまま生きるぞう!
    またしょぼくれたら、蹴飛ばしてもらいます。

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    2025年01月02日
  • 美の世界旅行

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    新潮文庫 岡本太郎 美の世界旅行

    インド、スペイン、メキシコ、韓国の旅の記録


    「宇宙」という著者の感性を理解するのは難しい。とりあえず「宇宙」は 生命や神秘につながる 空間と解釈した


    その空間においては、生命が流動化し、生と死が循環し、永遠に輪廻が続き、世界旅行は そのような空間との出会いだった、というふうに読んだ


    「宇宙と合体する眼」という言葉は 眼を通して(色や形を通して)、生命や神秘につながると読めるが、「顔は宇宙だ」という言葉は、何度読んでも わからないので 理解を諦めた


    著者が宇宙を感じた対象
    *インド〜エレファンタ島のシヴァ神、エローラの石窟、ガンジス川。タン

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    2024年12月16日
  • 沖縄文化論-忘れられた日本

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    生と結びついた歌と踊り。
    ミソギとしての入浴、そして日々の再生。

    目が開かれる思いでした。
    沖縄文化、興味深いです。

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    2024年10月31日
  • 沖縄文化論-忘れられた日本

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    ネタバレ

    沖縄事前読書週間3冊目、この後少し間は開くかもしれないですが、次は柳田国男や折口信夫の『沖縄文化論集』を読もうと画策中。その後はネフスキーの『月と不死』かなあワクワク。

    本エッセイは1959年の11〜12月の沖縄滞在をベースに書かれ、その後にイザイホーを見に行った1966年、本土復帰の1972年の増補も収録している。全編面白かったし、楽しく読めた。岡本太郎の文章読みやすい。あとがきの…沖縄の魅力にひきこまれ、私はほとんど一年近くもこの仕事にうちこんでしまった。それは私にとって、一つの恋のようなものだった…という熱量がしっかり伝わってくる。

    「何もないこと」の眩暈
    …この世界では物として残る

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    2024年10月27日
  • 強く生きる言葉

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    分かる、とすぐに思う部分と
    ん?となるのがあった。なんだか抽象的に感じる部分。
    それが一体、どういう意味なのかと考察をしてみたり、
    私だったらこう。と考えて読んだりした。
    最初から読むのも良いけれど
    運命に任せて、パッと開きたいページを選んで読んでみる。
    そういう楽しみ方も良い。

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    2024年08月10日