安彦良和のレビュー一覧
-
無料版購入済み
興味深いテーマではある
ご存知、「ガンダム」のキャラクターデザインをしていた安彦良和のマンガ作品。
本作は「月刊COMICリュウ」にて2006年11月号~2012年9月号まで不定期に連載されたもの。
代表作とも言える「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」の連載が「ガンダムエース」2001年6月号~2011年8月号なので、時期がほぼ被っている。
THE ORIGINのオデッサ編開始となる15巻の発売が2007年5月なので、ほぼその頃から本作の連載が並行して始まったということだろう。
一方、1巻の巻末マンガなどを見ると、本作の構想自体は1990年代後半からあった様子。
(この巻末マンガの執筆が200 -
Posted by ブクログ
本作において、かなり異質なエピソードを含むこの13巻。けど同時にネェル・アーガマでの内紛を描くことで異なる立場の集団による信頼や許容の難しさをこれでもかと表現しているね
前巻ではユニコーンが発する虹の光に包まれた事で連邦とジオンの間に和解への道が開かれたのではないかと思われた。でも、その程度の奇跡で和解できるなら、それこそアクシズショックの時に和解できていたはず
それを思い知らされる内容だったね
ネェル・アーガマに拾われマリーダも救出できた状況。ジンネマン達としてはそれだけで充分と言えるかもしれないのに、戦争が終わったわけではない彼らはその程度で平和なんて享受できない
というよりも対策と監視 -
Posted by ブクログ
マリーダやミネバだけでなく多くの人を助けたいバナージ、ミネバだけを助けたいリディ。そこにこそ大きな差が生じてしまった気がするよ
体制に抗い続ける人間、体制に呑まれてしまった人間。そういった両者を前にしてザビ家の生き残りとして藻掻き続けるミネバが手を取りたい相手なんて決まってる
だからってあの状況で瓦礫から手を離して自由落下を選択するのは度胸があるとかそんなレベルじゃないけど
バナージを信じていたから飛べる。バナージなら助けてくれると確信しているから待てる
人を傷つけ殺すしか出来なかったユニコーンでようやく大切な人を助けられたバナージは大きな分岐点を正しく乗り越えられたように思えるよ
ミネバを -
Posted by ブクログ
バナージの意思で止められる筈のパラオでの戦闘。けれど、戦闘を止める為のマリーダとの会話が逆に戦闘を引き伸ばしてしまうという……
これを欲をかいたと表現すべきか、それとも戦闘を止める為に全力にならなかったと見るべきか…。また、バナージにとって不幸と言えるのはNT-Dの存在だね。ニュータイプを殲滅するシステムはバナージの意思に反して苛烈な戦闘を行ってしまう
常人には不可能な戦闘はバナージがユニコーンの処理装置となる事で成立してしまう。戦いを忌避するバナージの存在が戦いを継続させる構図はあまりに残酷
だからこそ、最後の最後に意思をねじ込んでユニコーンを止めてみせたバナージは変化の兆しを手にしたといえ -
Posted by ブクログ
巻の前半はフル・フロンタルの襲撃後の話
面白いのはリディとバナージが似た構図を取り始めた事か
リディは敵方であるミネバから、バナージは敵方であるマリーダからそれぞれ異なる立場の話を聞いた。そして最終的に敵方を助けるため、もしくは敵方こそ自分を助けてくれる存在になる
よくガンダム作品は単純な勧善懲悪でも正義と悪が対峙する物語でも無いなんて言及されるけど、バナージとリディが異なる所属の人間と交流する様が描かれる事で、これまでただの敵と思われていた相手の事情が見えてきて、ガンダム作品らしくなってきたように感じられるよ
そんな中で描かれたバナージとフル・フロンタルの会談は意味深な部分が多いね
フ -
購入済み
ガンダム オリジン
TV版より性格が苛烈なセイラさん。コロニー内で逃げ遅れた人達を回収中、車を奪おうとした男たちに拳銃を発砲し威嚇。去り際に、「宇宙のチリになってしまえばいい」は言いすぎ。せめて「男なら自力で港まで行きなさい」くらいにしてもらいたかったな。
-
購入済み
絵柄もストーリー内容も
絵柄もストーリー内容も完全に時代物である。昔は、こんなシンプルな絵とストーリー内容の、このような漫画で楽しんだのだな と思うとまずまず読みすすめることができる。宇宙船にみんな翼がついているのにはどうも違和感があるが。
-
購入済み
巧い絵が多い
初めてこの雑誌読みました。お目当ての作品の単行本が待てなかったので雑誌購入しましたが、初めて読む作品ばかり。まず絵の巧い作家さんが多くて驚きました。
面白そうな作品は単行本買って遡って読んでみます。 -
Posted by ブクログ
日露戦争とシベリア抑留は日本でよく知られているが
その狭間になるシベリア出兵は日本の歴史の中でブラックボックスになっている。これは右派左派それぞれに都合の悪い内容であり、尚且つ複雑怪奇な第一次大戦の要素が絡んで
歴史評価が難しいからだろう。ここら辺の混沌ブリはファーストガンダムが生まれた環境に似てるかも。
日露戦争後に日露関係は劇的に改善され、日露協約は第五次に至って日露軍事同盟になっていたことは余り知られてない
その裏協約は「日露でアメリカのアジア侵入を排除し中国を管理」するという驚愕的内容。その内容の閣議中に明治天皇が昏倒しそのまま保留 明治天皇崩御、ロシア革命と激動の歴史の中に消えていっ -
Posted by ブクログ
安彦ヤマトタケル完結。
スクネの「あんまり初心だからいけないのだ」という言葉が、タケルの魅力を語っています。戦に勝ちたい、女性にもてたい、子供は可愛い。
いってしまえば、単純で後先考えない性格。これで、実力・魅力が伴っていなければグズ皇子だったのだろうけど。その場合でも、スクネの政争の道具としていいように使われただけか。
ま、初心であるからこそ、伝説として語り継がれる存在であるのだけれど。
あとがきで「日本には古代史がない」と書かれてます。それが30年前に古代史シリーズを書きだした動機だそうで。
最近ニュースになった大仙古墳の発掘が古代史の発掘につながればいいのだけど。
既に発掘・盗掘さ -
購入済み
アレクサンドロス三世の青春漫画
そもそも、アレクサンドロス三世の半生を二巻で納めるのが無理な話。かなりの急ぎ足で話が進みます。
兵法や時代背景を考察したい方には不向きです。
国王となり大人へと成長したはずのアレクサンドロスが、いつまでも少年の様にあり続ける姿が描かれており、アレクサンドロス三世の青春漫画として見るならば、なかなか良いと思います。