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人気アニメーターから、徳間書店の旧「リュウ」誌上で『アリオン』を連載し、マンガ家へと転進した安彦良和が、徳間書店では14年ぶりとなる新刊コミックスを上梓。時は寛永十五年――島原の乱の終結からしばらく後、南洋上で水軍の一団を率いる青年、伊織はオランダ商船を襲う。首尾よく船を制圧し、お宝を奪い取るのだが、その際に船倉で歳若い日本人宣教師補と紅毛人の虜囚見つける……。安彦良和が以前から興味を持ち続けていたモチーフをついに漫画化! 安彦良和、ひさしぶりの歴史巨編!
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Posted by ブクログ
島原の乱より少しあと寛永15年というから1638年、南の海で商船を襲うは、海賊の頭目の伊織。 彼はじつは松浦藩当主・宗陽隆信の子息ですが、その跳躍・抜刀するどく、筋肉隆々たくましくてめっぽう強いのですが、反面なかなか色っぽくて女性的ですらあります。
ガンダムで忙しいのかもしれないがこっちに注力して欲しい。 安彦マンガは「有名な史実のスキマ」を上手く使う。誰でも知ってる人物を主役に配置せず 脇役、というか助演に使うのが良い。(トロツキー、ジャンヌ、イエスなどなど) 今作でも安彦ナイズされた歴史上の有名人とそれをめぐる主人公との絡み。という形だが時...続きを読む代土地のチョイス がこの作品を一番面白くしている要素なのかもしれない。
面白く読みやすいです
コメディー場面が比較的多めで面白くサクサク読めました 特に武蔵がいい味出してます 歴史の勉強の糸口にもなるのでいつも安彦作品は参考になります
歴史物。 島原の乱の天草 四郎が生きていた……みたいな。 宮本 武蔵っぽい人もでてくるよ……みたいな。 天草 四郎、宮本 武蔵といえば、わたしにとっては、「魔界転生」なのですが、あんなに、おどろおどろしいお話ではないです。 安彦 良和は、政治的なお話を、わりと上手にエンターテイメントにしている。
安彦良和氏の漫画って絵が良いだけで基本的に面白くないわな とか思いながらも台詞は生き生きしてる インテリだからかのう
匿名
画がごちゃごちゃしていて、はじめはとっつきにくかったですが慣れてくると、実在の人物をまじえた展開に引き込まれました。
興味深いテーマではある
ご存知、「ガンダム」のキャラクターデザインをしていた安彦良和のマンガ作品。 本作は「月刊COMICリュウ」にて2006年11月号~2012年9月号まで不定期に連載されたもの。 代表作とも言える「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」の連載が「ガンダムエース」2001年6月号~2011年8月...続きを読む号なので、時期がほぼ被っている。 THE ORIGINのオデッサ編開始となる15巻の発売が2007年5月なので、ほぼその頃から本作の連載が並行して始まったということだろう。 一方、1巻の巻末マンガなどを見ると、本作の構想自体は1990年代後半からあった様子。 (この巻末マンガの執筆が2008年秋、そこから「十年余り前」に平戸に取材に行っている) で、その内容だが、まず絵のタッチは歴史ものとSFものの違いもあってか、「THE ORIGIN」とはやや異なるもの。 もちろん、基本的なキャラデザインや線の多い絵は同じではあるが、むしろ「THE ORIGIN」より自由に描いている感はある。 ストーリーは冒頭が島原の乱の終結時、その後は台湾へと舞台が移る。 主人公は、平戸藩3代藩主松浦隆信の庶子を名乗る人物。 松浦隆信(3代前にも同名の有名な人物がいるので注意)は1592年~1637年の人物であり、1637年の島原の乱の時に息子が若者という設定は合う。 脇を固めるのは、島原の乱の首領とされる天草四郎と三浦按針の息子と名乗る外国人の2人。 天草四郎は1621年生まれで島原の乱当時で15歳、鄭成功は1624年生まれとされるので、これも年齢的にはほぼ合う。 日本ではなじみが薄いが、鄭成功と言えば反清を掲げた台湾の主となる人物。 当時の東アジアと欧州との繋がりを上手く題材にしたところは非常におもしろい。 惜しむらくは休載がちであり、またこれだけの物語でありながらも全4巻で終わってしまったところ。 これは前半は「THE ORIGIN」が忙しすぎ、後半は既に次回作の「天の血脈」の連載と被り、本作終了頃にはさらに「ヤマトタケル」の連載もスタートして本作に掛ける労力が削がれてしまったのだろうか? もっとじっくり読みたかったテーマではある。
#笑える #ドキドキハラハラ #タメになる
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