安彦良和のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
安彦ヤマトタケル完結。
スクネの「あんまり初心だからいけないのだ」という言葉が、タケルの魅力を語っています。戦に勝ちたい、女性にもてたい、子供は可愛い。
いってしまえば、単純で後先考えない性格。これで、実力・魅力が伴っていなければグズ皇子だったのだろうけど。その場合でも、スクネの政争の道具としていいように使われただけか。
ま、初心であるからこそ、伝説として語り継がれる存在であるのだけれど。
あとがきで「日本には古代史がない」と書かれてます。それが30年前に古代史シリーズを書きだした動機だそうで。
最近ニュースになった大仙古墳の発掘が古代史の発掘につながればいいのだけど。
既に発掘・盗掘さ -
購入済み
アレクサンドロス三世の青春漫画
そもそも、アレクサンドロス三世の半生を二巻で納めるのが無理な話。かなりの急ぎ足で話が進みます。
兵法や時代背景を考察したい方には不向きです。
国王となり大人へと成長したはずのアレクサンドロスが、いつまでも少年の様にあり続ける姿が描かれており、アレクサンドロス三世の青春漫画として見るならば、なかなか良いと思います。 -
Posted by ブクログ
本作において異質さを放つ前巻からのエピソードに蹴りが付く巻。これまで『ラプラスの箱』を巡る因縁に一切絡んでいなかったカイ・シデン、家族を守るか恨みに従うかを彷徨うジンネマン。そういった人物を中心に据えつつ対立する運命の中で必死に抗い続ける人々の姿が。これはバナージ達が解決しなければならない問題を当事者目線で描いたものだったのかもしれないね
対立に踊らされる人々が描かれるからこそ、対立構造そのものを変える立場に居るバナージやフル・フロンタルの言葉にスポットライトが当たる構図になっていたのかな
器として自分が属する組織が望む形で箱を使うと宣言するフル・フロンタル。所属や生まれに関係なく皆の為に