高橋哲哉のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ちくまプリマー新書(分かりやすい言葉で伝えてくれる入門書)なので、難解な言葉が控えられており非常に読みやすい。
これを読みながら、自分がこの歳になるまで、沖縄のこれまでの歴史や置かれた状況について無関心·無知でいたことを恥じました。教科書で習ったようなふわっとした知識やたまに見聞きするニュースでぼんやり認識しているだけで、大して感情移入することをせず、そのまま知らぬ存ぜぬの態度でいました。そうやって差別や抑圧に加担し続けていたことに気付き、そのことについて深く考えるきっかけをもらえたので、こちらの本を読んで良かったです。
本土(日本)が沖縄に強いてきた負担も加害してきた歴史も、当事者である沖 -
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Posted by ブクログ
まず著者群の面子を見て、少なくとも既知の名前において、それぞれの発信することばを追いかけている人が多いことを確認。演繹的に、その他の著者についても、かけ離れた立場にはないであろうと判断。あわよくば、今後の人生指針になり得る存在と出会えることも期待。前置き長いけど、そんな考えの下、発売前から気にかけていた本書。日本学術会議任命拒否問題についても、どこかでちゃんと読まなきゃと思っていたけど、その欲求も本書で満たされた。中曽根時代から綿々と受け継がれて今に至るってのも、何とも根深くて嫌な感じ。そのあたりまで遡って、ちゃんと勉強しなきゃ。あとは、己でさえままならない自由の取り扱いを、更に次世代に伝える
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