高橋哲哉のレビュー一覧
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忖度か、同調圧力か、権力の逸脱か。最近、表現の自由が失われつつある風潮がある。26人の研究者、作家、芸術家、ジャーナリストが自由について考察し、声をあげる。Posted by ブクログ
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まず著者群の面子を見て、少なくとも既知の名前において、それぞれの発信することばを追いかけている人が多いことを確認。演繹的に、その他の著者についても、かけ離れた立場にはないであろうと判断。あわよくば、今後の人生指針になり得る存在と出会えることも期待。前置き長いけど、そんな考えの下、発売前から気にかけて...続きを読むPosted by ブクログ
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26名による日本学術会議任命拒否問題に端を発した、自由への権力の介入に関しての論考集。息苦しさの正体にはさまざまな形での!自由を禁じようとする動きがあったことに改めて気がつく。
それぞれの立場で見た自由への介入は、幅広いものがあり、私たちの生活がじょじょに狭められてきていることが分かる。
誰かの問題...続きを読むPosted by ブクログ -
悔しいけど…いつもよりしっかり歯をみがいてしまいました。
去年、長年通っていた虫歯治療が全て終わり。1本終わるたびに次の虫歯があらわれ「なんでやー!」と叫んでいたのですが、自分の歯並びの悪さ。きちんとみがいてなかったのか。と気づきました。
通っていた歯医者さんが、相談にしっかりのってくれる良い歯医者...続きを読むPosted by ブクログ -
今、私が自由だと思っているものは本当に自由なのだろうかと考えた。秩序はたしかに大事だけれど秩序以上に大事なものを蔑ろにしていないか。
国は私を守ってくれるが同時に傷付けも見捨てもする。安易にぬるま湯に浸かっていることの危険性。
これから先の時間を生きる人が傷付き見捨てられないように今を大事にしようと...続きを読むPosted by ブクログ -
今から3年前2019年、当時の首相による日本学術会議の会員任命拒否問題は、政府による自由・学術・教育に対する介入であると大変な危機感をつのらせることになった出来事でしたが、自分の周りでこの件について同じようなことを考えていたり意見を交換したりということがあったのは、小学校教員である友人ただ一人との間...続きを読むPosted by ブクログ
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一部ネットで嫌われてそうな論客たちからのメッセージ集。みなさん、日本から少しずつ自由が奪われていると危惧している。
ある一面の行動・発言が切り取られて批判されることが多い方々だが、その考えに直に触れると、国の在り方や自由について真剣に考えているのが分かる。
例えば表現の不自由展に携わった津田大介氏...続きを読むPosted by ブクログ -
「知る」ことで「知らない」では感じられなかった物事が立体的に色彩を持って立ち上がってくる。
ニュースを見て感想を抱くだけといった姿勢では流れに逆らうことはできないが、思考し行動することは人を新たな場所へ連れて行ってくれる。
本書では各分野の著名人が各々の視点から考えを述べており、他人の視点、思考、背...続きを読むPosted by ブクログ -
第二章 文化芸術の自由は誰のためにあるのか
から読み始めました
「芸術」の周辺にいらっしゃる
人たちの 肌感覚による発言が
そのままストレートに伝わってきます
いつの世でも
どの国でも
「弾圧」「排除」は
ピンポイントで行われる
危うい この国では
よほど意識しておかなければ
いつのまにやら ...続きを読むPosted by ブクログ -
初めて読む方の文章が新鮮で特に印象に残った。山田和樹さん、永井愛さん等。既によく読んでいる方の名前につられて本を手に取り、新しい方のご研究などに興味が広がっていくのがうれしい。
この本を読んで逆に「自由」という言葉を簡単に定義し使うことが難しくなったが。
自由を手放したくないし、奪われそうなら戦う!...続きを読むPosted by ブクログ -
著者の意見には頷くところしかなく(それは僕がそっちに寄っているから?)、著者の論に批判的な人の論法は破綻しているようにしか感じず(著者の反論を読んでいるから当然?)、著者の提唱する「基地引き取り」は相応の説得力を持っていて批判には説得力を感じないのは、やっぱりぐうの音も出ない正当性があるからではない...続きを読むPosted by ブクログ