沢村鐵のレビュー一覧

  • フェイスレス - 警視庁墨田署刑事課特命担当・一柳美結

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    今まで読んできた本格的なミステリーと比べると物足りなさを感じますが、これはこれで2時間ほどのドラマを見ているようで楽しめました。
    場面を想像しやすく、脳内で映像化しながらテンポよく読み進められました。

    シリーズ物ということで、本作のみで明らかになってない謎も残されています。続きもまた読む予定です。

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    2026年04月21日
  • 処刑国会

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    494ページの長編でしたが、最後まで緊張感を持って読めました。政治的な裏話が本質的なものなのか、偏った大げさな作り話なのかわからないところが恐いと思いました。

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    2024年10月11日
  • はざまにある部屋

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    「下手をすれば私だって、彼らと一緒に山道を登ってどこかへ消えていたかも知れない。あの日はそれぐらい、生と死が近かった。
     あれ以来あんな場所に行ったことはない。死者を見たことは一度もない。
     それでも――私もいつかあの道を往く。」

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    2021年05月08日
  • クランVI 警視庁内密命組織・最後の任務

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    ふだん警察小説など読まない私がこのシリーズを手に取ったのは友人が面白いと薦めてくれたからだが、見事にはまった。
    文章にリズムがあり、キャラクターの書き分けが的確にできていることから、相当に力のある書き手だという印象を受ける。岩沢、上郷、区界の描出が特に際立っている。
    これほど登場人物が多く複数のストーリーが同時並行するのに、混乱することはなかった。ちょうど完結のタイミングで、ラストまで一気読みできたのも良かったのだろうが。
    ありがちな娯楽小説になっていないことが何より好感が持てる。ただの売れ線狙いではこんな構成や終わり方を選ばないだろう。警察の闇にとどまらず、もっと大きな闇を捕らえようとしており、深いテーマ性を感じる。
    実に興味深い作家に出会えた。近刊は全く別のジャンルらしいし、今後は警察小説以外のものを読んでみたい。

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    2018年02月23日
  • クランI 警視庁捜査一課・晴山旭の密命

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    渋谷の片隅で、警察官の遺体が発見された。
    どう見ても他殺なのに、検死官は、自殺と断定、そんな馬鹿な...

    しかし、それは単なる始まりに過ぎなかった。
    捜査一課、晴山警部補を巡る状況は、刻一刻と大きなうねりを見せて行く。

    警察の裏に巣食う巨大な闇に、どう対応するのか。
    果たして、この闇はどこまで広がっていくのか。

    晴山警部補の困難な闘いは続く。

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    2018年01月22日
  • ネメシス - 警視庁墨田署刑事課特命担当・一柳美結3

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    本作のほとんどが、主人公である一柳美結がいる田中の住処とサイバーフォース本部の二拠点で進行するソリッド・シチュエーション・スリラーに近い形式ながら、緊迫感は抜群でした。
    "C"ことチャールズと佐々木忠輔の間で交わされる殺人の是非の議論にも惹きつけられました
    エンディングの「続きが気になる」感も前2作とは段違いで、物語はいよいよ最終巻に進みます。

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    2015年02月25日
  • スカイハイ - 警視庁墨田署刑事課特命担当・一柳美結2

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    本作でいよいよその正体と姿を現し、東京を実質的に制圧した"C"が、前作でうまく逃げおおせた中国人工作員 王超との対決を繰り広げます。
    一方、日本政府は関連省庁のトップクラスを集めた極秘会議を招集し、"C"への対抗策を練ります。
    大きく動く事件に翻弄されつつも、各人が自身のやるべき事柄を理解し、正面切って立ち向かい、犠牲者も出てきます。
    そして最後には国ですら手が出せない巨悪の存在が仄めかされ、次巻へと続きます。
    物語のスケールの大きさ、激しいアクション、善悪入り乱れての駆け引きなど、前作に続いてほぼイッキ読みの面白さでした。

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    2015年01月19日
  • フェイスレス - 警視庁墨田署刑事課特命担当・一柳美結

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    なかなか面白いぞ!キャラクター設定もそれぞれ個性を出しつつできていて感情移入しやすいし、映画やドラマになりそう!しかし、つづく・・かよ!
    次読みます!

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    2014年01月26日
  • 処刑国会

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    怖い。
    知らない、知らされていない事がきっととても多いのだと思う。
    この国の本当はいったいどんなんなんだろうか。

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    2026年02月18日
  • 処刑国会

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    テロリスト集団が国会を占拠し、与党の疑惑議員を証言台に立たせ国民裁判を始めるという前代未聞の事件が勃発。
    謎のリーダー「コッカイくん」が暴く疑惑は、現実の事件をなぞるものばかりー国有地払い下げ、改竄されられた公務員の自殺、”学術会議”に推薦されたメンバーの非承認、カルト教団との癒着問題、信者二世による癒着の要にいた元首相狙撃と国葬問題、さらには裏金問題等々、文庫書き下ろしならではの同時代性が。
    最新のポリグラフを駆使し、疑惑が暴かれる議員にネット投票で判決が下され、別室で処刑が執行される。
    科される刑は、焚刑、舌を抜く、議員辞職、無罪放免、戦々恐々とする議員たち。
    この非常事態に、公安と自衛隊が動き出し、主導権を巡って双方のつばぜり合いが繰り広げられる。
    暗澹たる処刑のクロ状況が一転シロ状態に、さらにクロ状況と、めまぐるしく反転する。
    一筋縄ではいかない展開に、エンタメの醍醐味を味わう。
    現代日本の政治状況に一石を投じるこのような小説が、今後も著されることを期待したい。

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    2025年02月10日
  • 刑事の灯

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    警察小説の書き手としては新しめの4作家の作品を収録したアンソロジー。
    既にシリーズ化されているモノもあれば、単発モノもあり、内容が、医療系、ファンタジー系、コメディ系。公安バイオレンス系と幅広いジャンルを揃えている。
    アンソロジーならではの楽しみの一冊。

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    2023年07月18日
  • クランI 警視庁捜査一課・晴山旭の密命

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    シリーズ物第一弾。同じ様なシリーズ物が有りましたが結構面白く読み続けたくなりました。物語の大きな流れはそう変わらないでしょうが、楽しみに期待したいと思います。現在は第二弾に突入中です。

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    2023年06月23日
  • 偽りの捜査線 警察小説アンソロジー

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    警察小説を得意とする実力派作家にて固められた警察小説アンソロジー。
    一言で警察と言っても色んな組織があり、本作においても、公安刑事、警察犬担当、新任刑事、県警本部捜査刑事、交番勤務の警察官、県警本部刑事、公安刑事とバラエティ豊かな内容。
    短編ならではのキレ味鋭いオチ。短編らしからぬ味のある余韻を持つもの。シリーズ化してほしいなと思えるような魅力的なキャラクターや舞台設定のもの。いずれも読み応え抜群の7作品。

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    2023年04月07日
  • 世界警察3 簒奪のオブシディアン

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    4弱、かな。かなり核心に近づいてきたと思うけど、なんというか、少しずつ少しずつ核心に近づいていき、でもなかなか触れない、という「引き」があまり長すぎると焦れったいを通り越してうんざりしてしまい、最後は放り投げるということがないことを祈りたい。

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    2023年01月23日
  • 偽りの捜査線 警察小説アンソロジー

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    読みやすい長さだけど読み応えがある。初めて読んだ作家もいたが好きな作風だったので、長編も読んでみたい。特定の作家に偏りがちなのでオムニバスは新境地を見つけるのに役立つ。

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    2022年08月03日
  • 刑事の灯

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    吉川作品以外は興味なく。「ファーストレディの黒子」はこんな体裁の本に短編で発表するのが非常に勿体ない。「十三階」シリーズと「原麻希」シリーズの合体で、かつ黒江も原麻希も登場せず、そのオトコが警察学校同期で。。というファンには垂涎ものの設定で、この設定をスピンオフ短編で終わらせるのは何度も言うが本当に勿体ない。内容もプロットも本当に良いのに。。。
    麻見氏の「星の傷痕」はそこそこ面白かったので、別の作品を読んでみたい。
    残り2篇は個人的に全く刺さらず。

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    2020年07月03日
  • 雨の鎮魂歌

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    ミステリだけど、青春物語…という、裏表紙のあらすじ文やや巻末解説者の言葉に納得。

    終始雨に包まれたような、薄暗い世界観の中で紡がれる物語。あいだあいだに挟まれる、仲間たちとの交流に心を洗われつつ、きっと重く哀しく切ないものになるのだろうとしか思えないラストシーンへ向かっていく…。そんな読書時間を過ごした。

    ミステリらしくちょっと驚くような謎の開示となる展開も見せつつ、やはり上記にも記したように、少年たちの成長の物語でも、確かにある。

    ★4つ、8ポイント。
    2018.12.13.新。

    ※自分の読解力の無さが悔やまれるのみなのだが…終盤での路子の台詞、埠頭での対決シーンの終わり、藤原が驚愕の目で路子を見つめていた意味・・・・が、どうしても分からない。

    ↑だれか・・・・解説してください。

    ※娘の仲間だからと、いち中学生に捜査情報を教えたり、証拠品捜索の場に立ち合わせたりってのは・・・・ね・・・・。まあ、作者のデビュー作であるらしいので(文庫化にあたり書き直した、という記述もなかったし)、仕方ないのかな。

    ※ヒロイン路子よりも、由香のほうがよっぽど魅力的だったけどな・・・・・・。

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    2018年12月13日
  • クランVI 警視庁内密命組織・最後の任務

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    ネタバレ

    「クランI」から約2年半、ついに大団円。私も直助ロス…
    リアルな部分と、ありえない大胆な設定とが入り混じった警察小説で、楽しませていただきました。随分と引っ張ったのにスパッとは終わらないのですね。

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    2018年04月28日
  • クランIV 警視庁機動分析課・上郷奈津実の執心

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    全容がほぼわかってきました。夢みたいな話だけど、現実にはありうるかも。だから一部の既得権者の間でひた隠しにするのも理解できるし、実際にそういう世の中です。自分や自分の大切な人の命を手玉にとられたら、どんなに使命感に溢れた人でも一度は屈してしまうだろうな。あの渋谷のスクランブル交差点の儀式、気持ち悪過ぎ。世界で「神」なんて呼ばれてる人なんて悪魔とどう違うのかさっぱりわかりません。上郷さん、あっぱれ!最初からわかってたとはいえ、相手の正体がわかるにつれクランが余りに少人数過ぎて、どうやっても討ち死にしか結論がない気がして。あ~、どんな形であれ最後までみんなが生き残ってほしいけど無理なのかな。晴山さん、何で神に好かれてるのかな?まっすぐだから?

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    2017年10月08日
  • クランV 警視庁渋谷南署巡査・足ヶ瀬直助の覚醒

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    ネタバレ

    待ちに待ったシリーズ第5弾。
    前作で渋谷スクランブル交差点でのテロを防ぎ、一見、敵に勝利したかと思いきや、黒幕である「神」はクランのメンバーを直接狙うように…メンバーが次々に消され、誰が敵で、誰が味方なのか、分からない展開に思わず一気読み!
    ついに次作で完結するらしいが、また半年待つかと思うと…先が気になる!!!

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    2017年07月22日