沢村鐵のレビュー一覧

  • クランIV 警視庁機動分析課・上郷奈津実の執心

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    全容がほぼわかってきました。夢みたいな話だけど、現実にはありうるかも。だから一部の既得権者の間でひた隠しにするのも理解できるし、実際にそういう世の中です。自分や自分の大切な人の命を手玉にとられたら、どんなに使命感に溢れた人でも一度は屈してしまうだろうな。あの渋谷のスクランブル交差点の儀式、気持ち悪過ぎ。世界で「神」なんて呼ばれてる人なんて悪魔とどう違うのかさっぱりわかりません。上郷さん、あっぱれ!最初からわかってたとはいえ、相手の正体がわかるにつれクランが余りに少人数過ぎて、どうやっても討ち死にしか結論がない気がして。あ~、どんな形であれ最後までみんなが生き残ってほしいけど無理なのかな。晴山さ

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    2017年10月08日
  • ミッドナイト・サン

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    沢村鐵『ミッドナイト・サン』双葉文庫。

    文庫書き下ろし。最初はファンタジーかと思ったのだが、小気味良いリズム感を感じる伝奇中編小説だった。

    市民楽団のヴァイオリニスト・宇田川匠は同じ楽団の涌井朱音と懇意になるが、二人の間には19世紀のメキシコから繋がる忌まわしき因縁が…

    まさか、そういう物語だとは予想だにしなかった。

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    2017年08月25日
  • クランV 警視庁渋谷南署巡査・足ヶ瀬直助の覚醒

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    ネタバレ

    待ちに待ったシリーズ第5弾。
    前作で渋谷スクランブル交差点でのテロを防ぎ、一見、敵に勝利したかと思いきや、黒幕である「神」はクランのメンバーを直接狙うように…メンバーが次々に消され、誰が敵で、誰が味方なのか、分からない展開に思わず一気読み!
    ついに次作で完結するらしいが、また半年待つかと思うと…先が気になる!!!

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    2017年07月22日
  • シュラ -警視庁墨田署刑事課特命担当・一柳美結4

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    シリーズ4作目。完結。
    「警察物」と一括りにするのは勿体ないくらい、思想的な要素が多く、考えさせられる結末だった。1作目、2作目と天才ハッカーだったり、中国の暗殺者との攻防が描かれて来たので、ラストも派手な結末と予想をしていたのが、裏切られた感じはする。でも、今までの警察小説にはない結末は、やはり読んで良かったと思える。
    他の人のレビューでもあるが、残り200ページ近くを残して、事件は解決したかと思わせ、あとはどのような話が出てくるのだろう?とかなり不思議な構成。しかし、事件解決と見せかけ、本当の敵の存在を静かに暗示していた。
    美結が主人公だが、本当の主人公は田中講師だと思う。彼の言葉の重さが

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    2017年05月11日
  • スカイハイ - 警視庁墨田署刑事課特命担当・一柳美結2

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    シリーズ第2弾。犯人とされる天才ハッカー「C」の身元がさらに明らかになり、「C」は東京スカイツリーを模したと思われる超高層タワーを始め、東京をジャックし始める。美結は前作で救出した佐々木講師と共に、サイバー攻撃を迎え撃とうとするが、今回の本当の敵は中国人の暗殺者「王」。警察と「C」と「王」との三つ巴の闘いが何ともスリリング。今作から美結や吉岡の同期でSAT入りした梓も本格的に登場し、美結自体の登場シーンは少な目だが、脇を固める墨田署の強行班のメンツやSATのメンバーなど、登場人物の熱意に好感が持てる。
    事件自体は1作ごとに解決するものの、次から次へと強敵が現れ、今後、どのように終結を迎えていく

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    2017年05月08日
  • フェイスレス - 警視庁墨田署刑事課特命担当・一柳美結

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    5月に入り、まだ警察ものを1冊も読んでなかったので、レビューで気になっていた、このシリーズを大人買いして、読むことに。
    「クラン」シリーズを読んで、一気にファンになったこの作者。4作で完結するし、「クラン」を読んでいると、1冊目はイントロダクションみたいな位置付けかと思ったら、かなり、飛ばしてきた!
    大学の教授室から始まる連続爆発事件。黒幕と思われる天才ハッカー「C」の存在も、惜しげもなく出して来て、これはまた一気に読んでしまいそう…
    一応、主人公・美結の謎もこのあと明かされていくのだろうし、先の展開が楽しみ。

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    2017年05月07日
  • シュラ -警視庁墨田署刑事課特命担当・一柳美結4

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    完結編は、これまでよりも一層哲学的で、メッセージ性の強い物語となっていた。
    人類を破滅に近づけたい田中をようやく逮捕した美結たち警察。
    それまでに犠牲となった人間は数知れない。
    だが悲劇は終わらない。
    「C」に突きつけられた暗殺予告。
    正当な手段で田中を裁こうとする者たちの前に立ちはだかる、多くの襲撃者たち。

    犠牲者たちを前に、辛い気持ちをかかえながらも忠輔の信念は少しも揺るがない。
    忠輔の、美結の、そして彼らを信じる者たちの願いは果たして届くのだろうか。
    はっきりとした結末は描かれていない。
    すぐに勝敗が決するような出来事でもない。
    けれど、何年先か、何十年先か、何百年先か。
    いつかは忠輔

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    2017年04月22日
  • スカイハイ - 警視庁墨田署刑事課特命担当・一柳美結2

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    一柳美結シリーズ2作目。
    大学教授を爆殺事件に端を発し、ついに衆人環視の中で行われた唯の暗殺。
    すべてを計画し実行した「C」を追う美結たちは、「C」が次々と実行するサイバーテロに翻弄される。
    東京ライジングタワーを次々と襲うジャイロの大群。
    人質となった人たちを平然と撃ち倒す王。
    警察と「C」と王。
    三つ巴の決戦の場面はスピード感にあふれ、高まる緊張感が支配している。
    誰が味方で誰が本当の敵なのか。
    鍵を握っているのは大学講師の佐々木忠輔だ。
    人の顔を認識できないという特性を持つ佐々木は、物語の中に登場する人たちの良心を具現化したような人物だ。
    常に理論的に、常に正誤を自分に問い周りにも問う。

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    2017年04月19日
  • クランIV 警視庁機動分析課・上郷奈津実の執心

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    神の核心に迫りつつある「クラン」のメンバー達。迫真の駆け引きの模様が描かれる第4作。う~ん…実は4巻で完結するのかと思ったので、一気に読んだのだけど、続くことにまず愕然。終わりじゃないんだ…でも、4巻までで第一部は完結って感じがする。今までの謎はほぼ解けて、ここまでの展開は久々に面白い警察小説に出会えた!って感じ。あくまで渋谷にこだわったり、カリスマ的存在を敵にして闘う「クラン」のメンバー達は誉田哲也の「ジウ」を思い起こさせる。「ジウ」ファンにはお勧めしたいシリーズ。

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    2017年04月05日
  • クランII 警視庁渋谷南署・岩沢誠次郎の激昂

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    前作の最後で、捜査二課の北森を殺したと思われた捜査一課員が庁内で自殺を図ったことで、渋谷で見つかった元警察官の死と共に、解決に向かうかと思いきや、公安の指示で、真実は発表されないままに…納得がいかないまま、北森の調査に当たった神奈川県警の俵を調べていた綾織と上郷は、俵が渋谷へ向かった後を追っていた。また、岩沢も青山の部下・土沢と一緒に渋谷駅の地下に潜入していた。あらゆるベクトルが渋谷駅に向かう中、テロが起こる…ここまでが第2巻。テロの本当の目的、神と呼ばれる存在の正体…気になるから、そのまま3巻へ突入!

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    2017年04月02日
  • スカイハイ - 警視庁墨田署刑事課特命担当・一柳美結2

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    ちょっと日本の警察とするとやり過ぎ。
    だけど、テンポのいい展開といい、長編化しそうな布石がちらほら見えて面白い。
    誉田哲也氏のジウシリーズに匹敵するかな。
    まだ悪いやつがいるの?ってなるので、止め時が難しいかも。

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    2016年11月05日
  • フェイスレス - 警視庁墨田署刑事課特命担当・一柳美結

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    既にシリーズで発刊されているが、沢村鐵氏の作品に初挑戦。
    このあとまだまだストーリーが展開していくのだと意識してしまうからかも知れないが、先読みしようとして失敗してしまう。
    (人物描写がもう少し欲しいと思ってしまう)
    若干展開が乱暴なところもありますが、第一作ということで続編に期待。

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    2016年10月23日
  • クランII 警視庁渋谷南署・岩沢誠次郎の激昂

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    1巻からの続きでまだ続く。舞台は渋谷の地下。警察の中の悪を退治する特別チーム「クラン」の物語。初めて作家なのでこんなに長く続くと思わなかったので、ちと驚き‼︎

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    2015年12月02日
  • クランI 警視庁捜査一課・晴山旭の密命

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    現役警察官、警察OBが立て続けに死体で見つかる。

    検視の結果、自殺と処理されるが、明らかに他殺であった。

    警察の裏金問題と警察による警察官殺しの疑惑、
    最新の科学捜査、スピード感があって楽しめた。

    話が本筋に入るまでは、冗長な印象。
    終わり方は、次巻も読みたくなった。

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    2015年12月02日
  • クランI 警視庁捜査一課・晴山旭の密命

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    初めての作家。主人公の心のつぶやきがダラダラ多く不快だけどストーリーは面白い。終盤になっても捜査が進展せず事件が解決するのか心配になったけど、(2につづく)で終わっちまった。2も買ってあるので最後のページめくったら(3につづく)になってる。とても長い物語のようだ。腰を据えてじっくり楽しませてもらおうかな…

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    2015年11月24日
  • シュラ -警視庁墨田署刑事課特命担当・一柳美結4

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    特命担当・一柳美結シリーズの4冊目「シュラ」

    全4巻のまとめ、説明的な内容を踏まえて、物語をまとめて行きます。ちょっとクールダウン的な第4巻。

     世にあふれる「警察小説」でも、まだまだこう言う面白いものが出てきますね。

    読んで良かったです。

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    2015年09月25日
  • ネメシス - 警視庁墨田署刑事課特命担当・一柳美結3

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    特命担当・一柳美結シリーズの3冊目「ネメシス」

    2巻目から、そのまま繋がっています。「C」の目的が明らかになり、共通の敵が・・・

    私的に、全4巻で最も面白かったのは、この3巻でした。

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    2015年09月25日
  • スカイハイ - 警視庁墨田署刑事課特命担当・一柳美結2

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    特命担当・一柳美結シリーズの2冊目「スカイハイ」

    国際的なサイバー犯罪者「C」との戦い、舞台が東京になります。

    この巻から、物語が加速的に面白くなります。

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    2015年09月25日
  • フェイスレス - 警視庁墨田署刑事課特命担当・一柳美結

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    特命担当・一柳美結シリーズの1冊目「フェイスレス」

    国際的なサイバー犯罪者「C」との戦い。
    まだまだ序章です。

    この時はまだ、2巻目、3巻目の展開が全く予想できなかった。

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    2015年09月25日
  • スカイハイ - 警視庁墨田署刑事課特命担当・一柳美結2

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    ネタバレ

    2作目になって、ようやくおもしおくなってきた。
    東京をジャックした"C"の正体が明らかになるが、終盤は応援される立場に。
    美結と頼りないそのチームがこの後どう対処していくのか気になります。

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    2015年08月16日