沢村鐵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
大学構内で起こった教授の爆殺事件。
捜査が進むうちに世界的なハッカーでサイバーテロリストである"C"や中国の工作員が絡んできて、事態は現場の刑事たちの想像もしなかった様相を呈してきます。
本作では事件は解決せず、続編に続いていきますが、ヒロインの一柳美結はじめとする墨田署刑事課の面々、美結の同期で警視庁捜査一課の吉岡雄馬、その兄の公安部課長の龍太、美結の元上司で警察庁情報通信局の水無瀬、"C"に脅迫!?される大学講師の佐々木と彼の研究室の留学生たちなど、ひととおりの登場人物が顔を揃え、多くの謎が提示されて、さあ次はどうなるのかという期待がもてました。 -
Posted by ブクログ
国会議事堂を占拠したテロリストが、その様子を生配信しながら、与党の政治家を弾劾します。汚職や不祥事を繰り返してもなお権力の座にしがみつき、誠意の見られない答弁に終始する悪徳政治家に、ウソ発見器を突きつけて尋問する「国民裁判」を開廷。そしてその判決は国民がWEB投票で選ぶという劇場型テロです。
登場する汚職政治家たちは、実際に起こった事件に関与した実在の政治家を髣髴とさせます。「あんなヤツ、死んだほうがましだ!」「地獄に堕ちろ」という国民の怨嗟の声を痛快に再現している反面、テロの首謀者である「コッカイくん」は国民にも容赦しません。このような政治家がのさばる社会を作り上げてしまった原因は国民の無関心と無批判にある、と指摘します。
たしかに、この作品を通して、①選挙に行くこと ②「おかしい」と思うことはきちんと批判すること は、民主主義の根幹であり、主権者の(国民の)義務だと強く感じましたし、読者は選挙に行かなければ、という思いを新たにするのではないかと思います。
ただ、物語の後半部分の展開とラストシーンは個人的には好きになれませんでした。テロリストたちの行動で社会がどのように変化するのか(あるいは、また喉元過ぎれば熱さを忘れる、なのか)、日本の社会の行く末(国民の意識の変革という意味で)に未来はあるのか、という問いに「絶望」を突きつけられたような気がします。
もちろん、ラストシーンの解釈は人それぞれでしょうが、政府与党の陰謀が諸悪の根源だ、という主張が垣間見えるような気がしました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレネトウヨがエックス(旧Twitter)で妄想を吐き散らかした様な国会テロ小説、ラストの章含め作者への不満は多々あれど前半は左翼のネトウヨが大喜び、テロリスト『コッカイくん』が少人数で国会制圧し、最新鋭のポリグラフ等で問題議員(裏金問題、森友問題、学術会議任命拒否、官房機密費問題、統一教会問題、経済停滞、非正規雇用、杉田水脈問題、原発問題)に質問・判定し、全世界生放送でネット投票による判決を下す痛快テロリスト小説
現実の狂った政界・政治家に唯々諾々としたがう日本人への警告に見えるが、小説の根底が浅く左翼的な思想の作者にしか見えないのと、ラストが後味悪い