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Posted by ブクログ
シリーズ最終巻。やはり、この最終巻に主人公・一柳美結の活躍の場が用意されていた。Cが警察と手を組み、全世界の敵・田中晃次と対決する。そして、最大の謎が…
シリーズ全巻を通して読むと、如何に綿密に構成された壮大な物語なのかが分かる。登場人物の抱える過去、秘密が少しづつ明らかになるにつれ、物語の中の世界が広がるという面白い構成である。登場人物の誰が悪で、誰が正義なのかも混沌としており、読み進むと読者の予想は大きく裏切られる。これだけのボリュームの書き下ろしシリーズとなると、巻を重ねる度につまらなくなる作品が多いのだが、この作品は面白さが増すという稀有な例だろう。
Posted by ブクログ
シリーズ4作目。完結。
「警察物」と一括りにするのは勿体ないくらい、思想的な要素が多く、考えさせられる結末だった。1作目、2作目と天才ハッカーだったり、中国の暗殺者との攻防が描かれて来たので、ラストも派手な結末と予想をしていたのが、裏切られた感じはする。でも、今までの警察小説にはない結末は、やはり読んで良かったと思える。
他の人のレビューでもあるが、残り200ページ近くを残して、事件は解決したかと思わせ、あとはどのような話が出てくるのだろう?とかなり不思議な構成。しかし、事件解決と見せかけ、本当の敵の存在を静かに暗示していた。
美結が主人公だが、本当の主人公は田中講師だと思う。彼の言葉の重さが物語が進むに連れ、心に響いてきた。そして、最後の大事なキーマンの死。ここで死なせてしまうか…と思ったが、それ以上に裏切り者がいないことにほっとした。
Posted by ブクログ
完結編は、これまでよりも一層哲学的で、メッセージ性の強い物語となっていた。
人類を破滅に近づけたい田中をようやく逮捕した美結たち警察。
それまでに犠牲となった人間は数知れない。
だが悲劇は終わらない。
「C」に突きつけられた暗殺予告。
正当な手段で田中を裁こうとする者たちの前に立ちはだかる、多くの襲撃者たち。
犠牲者たちを前に、辛い気持ちをかかえながらも忠輔の信念は少しも揺るがない。
忠輔の、美結の、そして彼らを信じる者たちの願いは果たして届くのだろうか。
はっきりとした結末は描かれていない。
すぐに勝敗が決するような出来事でもない。
けれど、何年先か、何十年先か、何百年先か。
いつかは忠輔の信じる道理が勝利する日が来ると、信じたい気持ちになってくる。
水無瀬が歩んできた人生。
彼の考え方、彼の思い、彼の信じた道。
それらを考えると切なくて辛くて、たまらない気持ちになる。
だが、水無瀬自身はけっして後悔はしていないだろう。
彼もまた、信念に生きた人なのだから。
シリーズで一番読みごたえがあった。
同時に、シリーズで一番好きな物語となった。
Posted by ブクログ
完結。
全体として考えれば、最終巻の中盤までは、かな~り面白かった。
それだけに、最後の約200ページは……。
★3つ、7ポイント。
2015.06.22.図。
●4冊目でやっと、ヒロインがヒロインらしく活躍。長かった……。
●敵の“強大さ”に鑑みれば妥当っちゃ妥当だけれど……。文庫本4冊もかけて紡いだ物語の結末がアレでは、さすがに不満が……。
もうあとちょっとだけで良いから、スッキリさせれ欲しかったな。
●“親子”のくだりは、果たして必要だったのか?
●美結さんの、最後のアレ・・・。
筆者のギャグですか????
匂わせる記述も、無いわけではなかったけれど……。
『うそだろ?』と、ツッコミを入れたくなってしまった。
※完結と言わず、そこいらへん↑も含めてスッキリさせてくれる続編なんぞがあったら、きっと買うだろうな。
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