【感想・ネタバレ】あの世とこの世を季節は巡るのレビュー

あらすじ

この世ならぬ存在と話ができる青年・日下慎治が怪奇現象に悩む人々のところへふらりと現れる!
人気のないプール、いつもと違う電車、使われていない教室、地下駐車場――。街の片隅にある「境界」に棲むあやかしたちに寄り添い、話を聞き、そしていつの間にか去っていく放浪の青年が秘めた過去とは――。

ストーリーを超えて絡み合う人物たちの“現在”と“過去”にあなたは気付けるか!?
『フェイスレス』『クラン』シリーズの著者が原点に立ち返った待望のホラー最新作!

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Posted by ブクログ

沢村鐵『あの世とこの世を季節は巡る』潮文庫。

ホラー短編集。いずれの短編も然程は怖くないが、短編集全体に大きな仕掛けが隠されている。逆に言えば、大きな仕掛けありきで、各短編は仕掛けを構成する小さな欠片に過ぎないようだ。それ故、各短編には物足りなさを感じる。

第一話『水の中の黒』、第二話『山手六道輪廻線』、第三話『漣の彼方』、第四話『オール・オールライト』、エピローグ『青葉のジャンクション』を収録。

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2018年04月04日

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