あらすじ
小学校5年生の2学期、転校生の和江が学校に来なくなった。
彼女が引っ越してきたのは山の中腹にある古アパート。
様子を見に行った先生も謎の高熱にうなされる。
心配した綾香は意を決してアパートに向かう。
そこで出会ったモノとは……。
そして、綾香はまだ気付いていなかった。
自身もすでに囚われてしまっていることに――。
蜘蛛の巣に絡め取られたら闇に引きずり込まれる……。
原点回帰――沢村ホラーの真骨頂が再び!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
「下手をすれば私だって、彼らと一緒に山道を登ってどこかへ消えていたかも知れない。あの日はそれぐらい、生と死が近かった。
あれ以来あんな場所に行ったことはない。死者を見たことは一度もない。
それでも――私もいつかあの道を往く。」
Posted by ブクログ
惜しい。ボーイミーツガールや青春モノの要素を取り込んだホラー小説だが、恐怖はと問われると今ひとつ、といったところ。テンポの良い場面運びなどは好感が持てるし、物語の盛り上げ方も上手なのだが……。こればかりは趣味の問題なのかもしれない。