砂原糖子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレおもしろかったです。設定自体は、どっかでみたよ&めんどくさそう……と思ったけれど、読みはじめたらとても良かった。
望んでいないのに、人の心が読めてしまう余村。真剣に悩む彼の描写を読みながら「探偵か占い師にでもなればいいのにね~。教祖にもなれそう」と思った私は能天気なのかポジティブなのか。
まあ、実際にそういう状態になったことのない(当たり前だ)私は、その大変さがわからないけれど、人間関係と言うのはただでさえ悩み相談の上位にくるトピックです。わからないなりに、非常に共感するところも多くありました。
自分に向けられる悪意の声が聞こえるっていうのは、かなりへこみますね……。
しかし、余村に心 -
Posted by ブクログ
作者買いです。何てことないストーリーだけど、胸キュンさせられっぱなしでした。等身大感覚で親しみが持てます。
男子校育ちで、同じ大学にまで進学した仲の脩平と何故か距離を置くようになった律也。世話焼きで自分のことを知りすぎている脩平がちょっとウザくなったからなのか、彼に対してもやもやした気持ちを抱えています。
彼らの大学生活や、サークルや、バイトの日々がリアル。サークル仲間の千鈴への恋心ゆえにやってしまう律也の行動も、ありがちで共感できます。
そんな律也がとてもかわいい。佐倉ハイジセンセのイラストとの相乗効果が抜群です。この取り合わせの相性の良さには拍手。
律也は脩平のことをかっこよくてモテて -
Posted by ブクログ
気持ちを通わせあったら、今度は多和田の周囲の男が多和田に向ける目がが気になって仕方の無い新山。出会いの嘘で多和田を傷つけたことが引け目になっているのか?あんなに厚顔不遜なのに。
どうあれ、好きな相手に自分以外の人間が愁派を送るってのが気に食わない、それも自分よりいい男と思えるだから余計に。ま、恋愛ってそう言うものですよね。
しかし多和田は、新山に対する気持ちが揺るぎないから、嫉妬される理由がわからない。
この点については分かり合えることはなさそう。
当て馬役の野津さん、いつか主役?ブ~ケ作ってくれた人が男性ならその辺りの人とかどうかなぁ? -
Posted by ブクログ
失恋して海辺の小さな町に引っ越してきた千晶の心に入り込んできたのは、コンビニでバイトする航。
年も重ね何事にも引き気味な千晶の気持ちを揺さ振りつつも優しく包み込む年下男とのラブストーリー。
海辺のゆっくり流れる日常の中で、些細な出来事のみで進行するから、特にドラマチックというわけでもなく、涙するというわけでもありません。なのに、印象的なのが不思議。
千晶の心情が手に取るようにわかる心理描写の上手さは、まるで自分がその海辺の町で暮らしているかのような錯覚すら起こしてしまいそう。
悩んだり不安になったり嬉しくなったりする、そんなちょっとした千晶の心の動きにひとつひとつ共鳴し、感情移入できる作品で