砂原糖子のレビュー一覧
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ネタバレ真面目な性格の受にニヤニヤしながら読んだのははじめてです。
タイトル通り、17歳の悩める高校生なお話でした。
甘酸っぱいです。読んでる方が恥ずかしくなるくらい、甘酸っぱい。
受が真面目すぎて、ちょっとウザイんじゃないかと思うくらいなん
ですが、この真面目っぷりがすれてなくて、攻を苦悶させます。
攻はどちらかといえばチャラ男なので。
チャラチャラしたやつ、と受の弟に言われるくらい、見た目も
チャラチャラ。でも以外と可愛い面もあって憎めません。
桃色に突入するのに、こんなに悶々とするのも珍しい。
高校生ですよ、BLで高校生っていったら、もう1にも2にも桃色、
みたいな展開が待ってるはずなのに、この受ときたらっ!! -
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ネタバレ前作のスピンオフ。前回の余村と違い、生まれつき心の声が聞こえる
仮原のお話で、攻視点。お人好しで、口に出す声と、心の声が同じ藤野に惹かれていきます。。
個人的には前作のが好きだったかな、と。
攻の仮原がね、すっごい性格が悪いんですわ。ヒトは騙すわ嘘つくわ。
『声』を利用して、そういう狡い行いをするっていうのが、ちょっと受け付けなかった。
とはいえ、受の藤野に萌えポイントをいくつも見いだしたので、それなりに
楽しめました。
物語中盤あたりに、前作を読んでるとそうとうショッキングな出来事が起こるんですが、そこは流石砂原さん。なるほど、と安心しました。
長谷部も余村も、幸せと知って、ほっとする。 -
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【あらすじより】
ホテルマンの多和田はゲイである己に罪悪感を抱き、29歳になるこの年まで恋愛経験がなかった。ある日、親友の石野から男性を紹介されることになる。待ち合わせ場所に現れた男に多和田は一目で惹かれるが、実はそれは別人。来られなくなった相手の代わりに伝言を頼まれた石野の従兄弟・新山が、美貌なのに初心な多和田に興味を覚え、ゲイのふりで話を合わせていたのだ…。偽りから始まるトゥルーラブストーリー。
【感想】
もーーー!すれ違い多いっ!我慢しすぎと健気は違うーwでも最後まで読むとまさにこの本のタイトル通りの恋のはなしでした。途中ちょっとイライラしたりもしたけど好きな本です。 -
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CDを買うのをすっかり忘れていたが、じゅんじゅん受けなので買う前にこれを読もうと思っていたのだった。メイト行って来なくては。
まあ、アラブと言えば日本人にありがちな小柄で童顔なほっそりな受けが、金持ちで強引で鼻持ちならない大柄なアラブの皇子に拉致されて無理やりあれこれいたされ、最初は屈辱だと思うのに慣らされていつしか愛してしまうとかそういうのが多いというイメージだったのだが。(すごい偏ったイメージ)
これは逆です(笑)。
拉致られるのは攻めです。そして、受けが挿入することを強要するという。
まあ、ツンで偉そうな受けはたいへん好物な上、この王子はじゅんじゅんであることを知ってから読んでいるわけで、そらまあ、普通に萌えました。脳内再生余裕です。
ってか、その前にCD買って来いよという。
いろいろ忘れてるものが多すぎである。 -
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よく考えたら、手違いで同居することになってしまった美大生とスーパーの店長代理の男同士が恋に落ちるなんてありえない話なのに、そこに大した疑問も抱かせず胸キュンな話に仕上がっているのがすごい。
手違い同居設定は、少女マンガでよく見かけるパターン。でも、柚上が几帳面で規律に従順な生真面目男なので、単純な事柄もなぜかややこしくなったりして、ヒネリが効いています。どこへ話が転がっていくのか面白くて目が離せませんでした。
性格は素直なのに世間の常識や規則にがんじがらめな29歳の柚上。同居することになった片野坂は、対照的に何事にもゆるーく享楽的に生きているように感じられるのですが、実はとても孤独な青年。柚上がそんな片野坂の淋しさや思いやりに気付かされ、二人の距離が近づくきっかけが深酒。酔っ払った時にしか本心も出せなくて、信楽焼のたぬきに絡む柚上は見ものです。
タヌキだけじゃなくて、佳映やユキヤなど周囲の人々にもかなり翻弄されて、悩みながらもどんどん片野坂への想いをつのらせる柚上が、いいオトナなのにかわいくて仕方ありません。
二人の誤解から生まれるすれ違いにじれったくなりながらも、心がほんわかしたり。
でも、Hシーンはほんわか~とみせかけて、かなりエロです。
自分の方がオトナなんだからと妙な頑張りとリードにこだわる柚上を、「かわいい」と思える片野坂の包容力あふれる攻め方がステキです。プラス、やさしそうに見えて実はかなり意地悪Hなのも技あり。柚上を羞恥攻めにしています。 -
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「センチメンタル・セクスアリス」が大変気に入っていたので日和佐でのスピンオフも期待していました。
前作では、かなりタラシでいい加減で印象が悪かったんでどんな風に掘り下げてあるのかなと思ったら、結構重い過去があって胸にずっしりきました。
ストーリー自体は憧れの年上オトコの日和佐をずっと好きだった千夏史のピュアな視点で描かれているので、なかなか成就しない片想いに切なくなったり、甘酸っぱい気分にさせられたりします。
自転車置き場での回想シーンがいいです。読み終わってみると、学生時代の日和佐と由多夏の素直に恋と呼べなかった熱い気持ちがすごくよく表現されていて胸に迫ります。コインがね、泣けます。やられます。
そしてそういうのひっくるめて日和佐のことを好きになってしまった千夏史の「子供」と言われたくない臆病な想いが健気。
一方の日和佐は、だれかれかまうことなく寝ることで過去の恋を忘れようとしているけど、逃げているだけで決別しきっていません。
日和佐って、オトナかと思ってたらずい分ダメな奴だったのは、そのあたりに原因があったんですね。この作品で納得しました。
ちゃんと過去に向き合うことができて、やっと千夏史との恋愛にも踏み出せたラストはとてもよかったなぁとしみじみ感動できます。
やっぱり、こういうの書かせたら砂原センセはうまい。
Hシーンも最初と2回目では二人の距離がはっきり変化しているのが感じられます。はじめのは日和佐の苦しい気持ちが混じった言葉攻めだったんで、せつなかったけど。2度目のは甘かった。
この話だけ読むよりも、「センチメンタル・セクスアリス」とセットで読んだ方がおすすめです。 -
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ネタバレおもしろかったです。設定自体は、どっかでみたよ&めんどくさそう……と思ったけれど、読みはじめたらとても良かった。
望んでいないのに、人の心が読めてしまう余村。真剣に悩む彼の描写を読みながら「探偵か占い師にでもなればいいのにね~。教祖にもなれそう」と思った私は能天気なのかポジティブなのか。
まあ、実際にそういう状態になったことのない(当たり前だ)私は、その大変さがわからないけれど、人間関係と言うのはただでさえ悩み相談の上位にくるトピックです。わからないなりに、非常に共感するところも多くありました。
自分に向けられる悪意の声が聞こえるっていうのは、かなりへこみますね……。
しかし、余村に心の声が聞こえなくなってからが、また大変で……。そりゃあそうだよね。人って他人の目付きやちょっとした口調の変化などで、言葉以外の感情を読み取っているわけで。
どんなことでも3年間休んでいたら、勝手を忘れちゃいそう。私的には後半の余村のほうが、応援してあげたい気持ちになりました。
実は、受攻ともにあまり好みのタイプではなかったのですが、グッと引きつけられる魅力にあふれた作品だと思いました。