砂原糖子のレビュー一覧
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製薬会社MRの香島×開業医友村。
ただの白衣ものじゃなくて、ひとひねりもふたひねりもあるのが、さすがの砂原流です。
ゲームと言っても、決して遊びではありません。心にチクチクくる心理戦です。イケメンでかっこいいMRと真面目で地味な医者が、気がつけば変態ど真ん中という展開!うならせる面白さでした。
この二人の仕事上の関係は営業とお得意さんで、香島にしてみれば友村は失礼あってはならない得意先の先生です。いくら友村が好みでも、仕事熱心で保身的な香島は、自分がゲイだとか好きだとか告げることはできません。
一方の友村も、実は3年間ずっと香島が好きだったのですが、医者という職業柄もありゲイであることすら -
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「ラブストーリーで会いましょう」のスピンオフ。脇キャラの軽くてチャラい滝村と、生真面目なメガネの森尾です。
ダサくて馬鹿にしてた森尾が、メガネをはずしたら美人なのを発見した滝村は手のひらを返したように口説きまくります。当然、森尾は絶対拒否。ところが、森尾は酔ったはずみで滝村に抱かれてしまいます。当然、朝になって正気に返った森尾は激怒、滝村に「責任をとって」と要求するんですが。
水と油のような二人が反発しあって、次第に互いの知らなかった魅力に気づいたりしながら不器用に距離を縮めていく様子が、コミカルで笑ったり、時に切なくて胸が締め付けられたりしました。
滝村や森尾の心の揺れが繊細に描かれてい -
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お互いのことが好きなのにぐるぐるして、すれ違ってばかりの上芝と庭中。
後半は揺れる二人の前に、いろんな壁が出てきます。上芝は念願のはずだった雑誌の編集部へと転属が決まりますが、庭中の担当を外れると思うと素直に喜べません。
夕莉子の存在も違和感無く、上芝のバックグラウンドを知る手がかりになっているいいエピです。そんな夕莉子のことを気にしたり、マリモが死にかけてると思い、せっぱ詰まった行動に出る庭中がかわいかった。
マリモのエピ、ほのぼのです。たこやきといい、上芝の優しさがものすごく感じられます。しかも、笑えるし。
あと、脇キャラ滝村×森尾とか、八川とか魅力的な人物が登場していて、何となく二人を後 -
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編集上芝×人気作家(変な人)庭中cp。
とにかく、庭中がめちゃくちゃ変わっていて、偏屈なキャラですが、読み進むうちに愛しさでいっぱいになります。
庭中は、自分では恋したこともないくせに、超人気ベストセラーの恋愛作家であり、すべてについてスケジュールを立て、予定通りことが進まないと許せない性格の持ち主。
本当に変わっています。前もってシナリオを作り、編集の誰かに相手をさせ、自分がヒロインの気持ちになり作品を執筆する創作手法からして、もう興味津々!面白すぎです。
その風変わりな創作活動に付き合わされる上芝は、はじめただの編集担当として嫌々応じるけど、だんだん庭中という人間を知るうちに彼への気持ちが -
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オトメンの決定版。見かけはクールでかっこいいテニス部の王子だけど、胸の中は夢見る少女レベルな千野。愛読書は少女マンガで日記をつけていて、星占いを信じ、好きな相手に渡せないラブレターを菓子箱にしまっている、徹底した乙女っぷり。
この千野の、外見と内面のギャップがたまりません。大好きなひとつ年下の有坂に、千野の想いが通じるのかどうなのか、ドキドキする展開です。
千野はふつうに女の子にモテるタイプで、有坂も最初はクールで優等生でオトコマエだと思い込んでいたのが、だんだん違っていたことに気がついていくんですが、そこでちょっと有坂が揺れるのがツボでした。
イメージと違った千野をかわいいと思ってしまった気 -
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ふんわり優しいストーリーだから口当たりがよくて、楽しく読み進むうち、必ずズキンと心の琴線に触れてくるのが砂原作品。
笑えて、キュンキュンして、泣けて、最後はあたたかい気持ちになれます。
浮世離れしている「サラリーマン宇宙人」かと思いきや、洋菓子メーカーの専務で御曹司、杏藤と、彼に告白された、ちょっとひねくれてて顔がいいところ以外はこれといって取り柄のない高校生、珠希のハートフルなラブストーリーです。
杏藤大人なのにハンパなく天然で、真面目な男です。コンビニでバイトする珠希が、お弁当をレンジで温めたことに心打たれて「優しい」というあたり、世間知らずかもしれないけれど可愛くもあってこれがなんだ -
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ちゃんとうまくやっているか、心配で気になっていた新山×多和田のその後がわかる「恋のつづき」
前作「恋のはなし」は砂原作品の中でもお気に入りのひとつ。ノンケのチャラ男新山が、ゲイの美人受多和田にいつの間にか陥落してしまう話は悶絶モノの萌え感がありました。
そう、新山はノンケでジコチューなチャラ男なので、私はずっと多和田の身が案じられて気が気ではなかったんです。
予感的中でしたね。
隣人の野津の出現で、二人の仲はぎくしゃくしたかんじに。思いがけず嫉妬深い新山は、Hはますます底意地悪くなるし、邪険な態度はとるし、多和田を不安にして悲しませるばかり。
すべて、熱烈な愛情の裏返しなんだけど、それを察す