感情タグBEST3
Posted by ブクログ
お互いのことが好きなのにぐるぐるして、すれ違ってばかりの上芝と庭中。
後半は揺れる二人の前に、いろんな壁が出てきます。上芝は念願のはずだった雑誌の編集部へと転属が決まりますが、庭中の担当を外れると思うと素直に喜べません。
夕莉子の存在も違和感無く、上芝のバックグラウンドを知る手がかりになっているいいエピです。そんな夕莉子のことを気にしたり、マリモが死にかけてると思い、せっぱ詰まった行動に出る庭中がかわいかった。
マリモのエピ、ほのぼのです。たこやきといい、上芝の優しさがものすごく感じられます。しかも、笑えるし。
あと、脇キャラ滝村×森尾とか、八川とか魅力的な人物が登場していて、何となく二人を後押ししているのもいい。
いろいろなことを乗り越えて、晴れて両想いになった二人が、また性懲りもなく、ずれた会話をしているのも胸がキュンとなります。
盛り上がってイイ感じになってるのになぜかずれている庭中はかわいくて笑っちゃいますが、甘い濃厚Hシーンはハンパないです。
スピンオフの「依存症」は庭中の隣人でかわいい系ゲイの八川と、看護師三角のラブストーリー。庭中がホモの痴話喧嘩だと怒った、あの時の二人です。見た目とは違って心の中では傷ついていたり泣いていたりする、恋多き男八川の行きついた相手は、クールでノンケだけど「俺にしとくか?」と言ってくれた三角。
こちらもうるっとして胸がキュンキュンする話でした。
おしゃべりな八川と無口な三角はとってもお似合いのcpだと思います。ここではキスどまりの二人ですが、同人誌の「欠乏症」では、ケンカ後にちゃんと最後までいっています。
しっかり、恋のキューピッドになってた庭中でした。
書き下ろしは2年と半年後の上芝と庭中。海外に出張していた上芝に嫉妬や疑惑を抱く庭中です。上芝のことが好きすぎてなんか見当違いな庭中がかわいくて、やられます。
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【あらすじ】編集者の上芝駿一は、人気恋愛小説家、庭中まひろの担当となり、庭中が書くシナリオ通りの恋人役を演じていた。次第に本気で庭中が好きになる上芝。庭中もまた上芝に対する感情が恋だと気づく。キスも交わし体も触れ合ったのに、心はすれ違ったままうまくいかないふたり。やがて上芝が異動で担当を外れることになり…。書き下ろし短編を収録。
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下巻は上巻におさまりきらなかった本編&”隣のホモ”君が主役のサイドストーリー。
こっちはこっちでこじらせている受なのでハラハラしながらですが、楽しめました。
もうちょっとラブ描写があってもよかった。
書きおろしはその後が書かれていないけど、庭中と八川は仲直りというか和解というか、しているといいな。
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上下巻の下巻です。
上を読んでから読んでください。
編集者の上芝駿一は、人気恋愛小説家・庭中まひろの担当になる。
まひろは、上芝が担当になってからというもの、自分のペースを乱されることにイライラすると同時に、複雑な感情が生まれていることに気がつき、恋をしていることを自覚する。
シナリオの通りとはいえ、キスも交わした二人だけれど、お互いに役柄なのかそうでないのか、自分の気持ちも相手の気持ちさえわからずに、すれ違ってしまう。
そんな時に、上芝の望んでいた部署への異動が決まってしまう。
お互いに、喜びたいのにそれだけの気持ちだけではなくて……という話でした。
最後には、まさかの「親のコネ」まで引っ張り出してきた上芝の寄りきり!
二人のその後と、気になるホモのお隣さんの話まで収録されていて、とても楽しい作品でした。
欲を言うならば、上芝の同僚のお二人さんの話も読みたいところなので、欲張りですね。
変わっていくことが嫌ではないなあ……とちょっと前向きにしてくれる話ではあるので、読んでよかったなあ……と思います。
Posted by ブクログ
上芝×まひろはもちろん良かったんですけど、八川のお話もすごく良かった!!あんなせつない過去があったなんて;;あれがあって今の彼が…と思うと感慨深い。まひろはやっぱり相変わらず変わった人で(笑)でもそこがすごく魅力的です。あとマリモがかなりツボでした(笑)