あらすじ
編集者の上芝駿一は、人気恋愛小説家・庭中まひろの担当となり、庭中が書くシナリオ通りの恋人役を演じていた。次第に本気で庭中が好きになる上芝。庭中もまた上芝に対する感情が恋だと気づく。キスも交わし体も触れ合ったのに、心はすれ違ったままうまくいかないふたり。やがて上芝が異動で担当を外れることになり……。書き下ろし短編を収録。
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Posted by ブクログ
下巻は上巻におさまりきらなかった本編&”隣のホモ”君が主役のサイドストーリー。
こっちはこっちでこじらせている受なのでハラハラしながらですが、楽しめました。
もうちょっとラブ描写があってもよかった。
書きおろしはその後が書かれていないけど、庭中と八川は仲直りというか和解というか、しているといいな。
Posted by ブクログ
上下巻の下巻です。
上を読んでから読んでください。
編集者の上芝駿一は、人気恋愛小説家・庭中まひろの担当になる。
まひろは、上芝が担当になってからというもの、自分のペースを乱されることにイライラすると同時に、複雑な感情が生まれていることに気がつき、恋をしていることを自覚する。
シナリオの通りとはいえ、キスも交わした二人だけれど、お互いに役柄なのかそうでないのか、自分の気持ちも相手の気持ちさえわからずに、すれ違ってしまう。
そんな時に、上芝の望んでいた部署への異動が決まってしまう。
お互いに、喜びたいのにそれだけの気持ちだけではなくて……という話でした。
最後には、まさかの「親のコネ」まで引っ張り出してきた上芝の寄りきり!
二人のその後と、気になるホモのお隣さんの話まで収録されていて、とても楽しい作品でした。
欲を言うならば、上芝の同僚のお二人さんの話も読みたいところなので、欲張りですね。
変わっていくことが嫌ではないなあ……とちょっと前向きにしてくれる話ではあるので、読んでよかったなあ……と思います。