麻々原絵里依のレビュー一覧
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このシリーズは有栖が可愛い。
「わらう月」。原作では異色のこの話、結構好きです。希美の愚かさ、ずるさ、弱さ、そして可愛いところが凝縮されてる。そして首筋がひんやりとするような後味で。麻々原さんの絵では、希美の可愛い部分が強くて、愚かなところやずるいところが今一つかな。
「201号室の災厄」。この話はあんまり覚えてなかった。読んでみてちょっと弱いなー、と。
「ブラジル蝶の謎」。せっかく視覚的な効果の効いたトリック(に繋がるシーン)があるのにそこの絵が弱かったな、と偉そうにも思いました。カバーにはいくらか載ってるけど、もうちょっと幻想的な感じだったらそのトリックが活きるのに、と。
巻末付近の「或 -
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Posted by ブクログ
ホワイトハートから発行された「いのせんと・わーるど」が、改題されて新装版となったもの。10年の歳月を経て、未完だった作品がようやく完結するようです。私はこちらが初読みです。
大阪地検が舞台の検事もの。トラブルを起こして福岡地検から大阪へと異動してきた野々宮は、かつて大学の先輩だった伊能と7年ぶりに再会します。
野々宮と伊能は共通の友人渡瀬によって知り合った仲。すでに亡き人となっている渡瀬は、伊能にとって片時も忘れられない存在で、今なお後悔と罪悪感を抱き続けている相手です。
周囲から聖職者のように穢れなく高潔な人間だと見られていて、実際真面目な性格の伊能は、自分が同性愛者であることを認めること