麻々原絵里依のレビュー一覧
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『三千世界の鴉を殺し、ぬしと朝寝がしてみたい』
不思議に艶事めいた響きを持った哀切なその歌声に、ルシファードの心臓が強く反応した。ドクター・サラディン・アラムート。
密かな逃亡者である彼を、ルシファードは守っていくと決めた。一方サラディンは、無意識のうちに、ルシファードに〈媚香〉を使った自分に驚愕し...続きを読むPosted by ブクログ -
祝賀会の後、仕事に戻るサラディンを車で送るルシファード。
だが、その乱暴な運転にキレたサラディンが、告白にも気づかぬ”にぶい”ルシファにいたずらをしかける。蓬莱人だけが持つ、特別な意味を持つ「媚香」。甘い、あ抗いがたい不思議な香り。
偶然に後押しされ、思わずルシファはサラディンに…。
電脳戦で出会っ...続きを読むPosted by ブクログ -
辺境の地カーマイン基地に新任の大尉がやって来た。
ルシファード・オスカーシュタイン―――軍情報部の大物将校を父に持ち、最高勲章三つを胸に飾るこの男は、だが、すこぶるつきのトラブルメーカーだった。
誰もが息を呑む凄絶な美貌、そして男も女も惹きつけてやまない奔放闊達な性格。
その彼が絶滅した蓬莱人の生き...続きを読むPosted by ブクログ -
無精髭で女たらしの憲兵兵隊長。
軽くて陰険…そんな最初のイメージとは裏腹にマルチェロ・アリオーニ大尉は、実は頭のキレる頼れる協力者だった。いつのまにか、喧嘩友達のようになつく彼とともに、バーミリオン星、そして銀河連邦宇宙軍に巣食う謎の解明に挑むルシファ。
だが、ドミニクと彼の情事を知ったドミニクの夫...続きを読むPosted by ブクログ -
電脳世界で出会った人魚こと都市警察の水麗人の刑事、ツインメーア・デ・エラ・レッドと密会するルシファ。
だが、そのルシファを女傭兵”血まみれ”レスが襲った。レスが口にした名が、ルシファを禍々しく笑わせ、レスがするったムチがルシファの顔面を抉る。
ルシファの”本気”を望むレスに、隻眼になったルシファの虹...続きを読むPosted by ブクログ -
すべてのカーマイン基地の男性にとって、もっとも忌まわしい場所。…それは初代編集長がいるというウワサの総務科と”魔女たちの巣窟”と恐れられる需品科。
いさましく乗り込んだルシファだが、そこで待っていたのはセクシーでどこか物憂い声の、隻眼の美女。
ルシファの背に走る戦慄。
心のうちは半泣きのまま、彼女・...続きを読むPosted by ブクログ -
人知れず、戦いの火ぶたは切って落とされた!!ルシファのもとには、電脳戦の勇者たちが集う―――。自らが狙われているため、サラやカジャを遠ざけようとするルシファだが、それはサラの激しい怒りをかう。一方、女たらしだが意外ににも有能な憲兵隊隊長、マルチェロ・アリオーニは、さまざまな情報をもたらす。Posted by ブクログ
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バーミリオン星には、底知れぬ深い闇が巣食っているようだ。謎の敵〈イブル〉は、予想を越えた規模で、過去の悪夢まで引きずり出しつつ、ルシファを襲う!!
終わったかに見えた長い災厄の一日は、ルシファに安らかな眠りをなかなかもたらさず、またしても撃たれたり、憲兵にからまれたり。Posted by ブクログ -
SF、BL、ミリタリー、コメディが詰まった一冊。
BLといってもソフトなので苦手な方も安心(?)です。読み応えがあるので、大人なおたくに良いかも。出てくるキャラが濃くて素敵。Posted by ブクログ -
主人公はその顔を見たものは老若男女全てが硬直するほどの超絶美形、ルシファード・オスカーシュタイン。カリスマ性と実力を併せ持った軍人の彼は副官のライラ・キムいわく『災厄の王』スペースコロニー1基をぶっ壊し中佐から大尉へ降格され、宇宙の辺境、兵士の掃き溜め、ヴァーミリオン星へ左遷された。40年間出動歴な...続きを読むPosted by ブクログ
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このおもしろさは、とりあえず読むしかないです。抱腹絶倒のおもしろさ!隅から隅まで登場人物すべてのキャラが濃く、一瞬たりとも気が抜けません(笑)SFファンタジーで宇宙モノなので、難しい言葉もかなり出てきたりはしますが…読んで間違いはなしとオススメしたいです。Posted by ブクログ
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BLじゃない筈です。BL表現出てきたりもしますが違う筈です。むしろ作中作の方が表現は激しい・・・
主人公のズレ具合が好きです。Posted by ブクログ -
遠未来、宇宙軍大尉であるルシファードは左遷されて某辺境惑星に赴任した……で始まる爆笑軍隊小説。基本的にキャラ萌え優先のコメディ小説ですが、しっかりとSFしてるシーンもあります。一応、地球が存在する世界。Posted by ブクログ
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白ゴリラくんがヘタレで健気で少しトキメキマシタ。
セクシーヒゲもいい。二重軍籍の連隊長もいい!
ガーターベルトもいい!
でも私としては、ライラともっと仲良くしてほしい。
次巻も期待大!!!
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世界観の設定が本当に細かく論理的で非常に驚かされました。本格SFです。ドキドキする人間ドラマはもちろんお腹から笑ってしまうシーンも多いです。Posted by ブクログ
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売れない時代を経て読者と戯れることを知った作者が、肩の力を抜いて書いている作品。現在11巻まで。連載中。
蛇足ですが、「三千世界の鴉を殺し主と朝寝がしてみたい」は、高杉晋作の都都逸。
設定は『喪神の碑』『カラワンギ・サーガラ』の後、主人公はマリリアードの友人通称O2の息子です。
謎はそれだけではない...続きを読むPosted by ブクログ -
三千世界の鴉を殺し
■辺境のカーマイン基地に新任の大尉がやって来た。ルシファード・オスカーシュタイン―。軍情報部の大物将校を父に持ち、最高勲章三つを胸に飾るこの男は、だが、すこぶるつきのトラブルメーカーだった。誰もが息を呑む凄絶な美貌、そして男も女も惹きつけてやまない奔放闊達な性格。その彼が絶滅...続きを読むPosted by ブクログ -
もはや薦めるまでもなく名作の最新刊。(2005年9月現在)
ギャグもホラーもSFも人間ドラマも軍隊ものも全部ひっくるめて味わえる豪華さは一度はまったらたまらん!(某真田氏風)
もう理屈なしにとにかくルシファの人間殺しっぷりと鬼畜ぶりとお茶目にくらくらしちゃってください。
そして早くサラディン...続きを読むPosted by ブクログ