麻々原絵里依のレビュー一覧
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さらっと読める胸キュンなストーリーです。子供が登場すると、その子の大活躍で恋愛が好転していくという王道はハズしていません。でも、現実的に考えると子供は恋路の邪魔になりそうなんですけどね。BLではむしろカスガイになります。
小説家の瑛斗はとっても後ろ向きな性格で自分の恋心を薄汚いなんて思っているウジウジ系。男らしくて頼りがいのある担当編集の井上に片想いしています。
瑛斗はネガティブな性格が災いして、恋心を暴露するようなことを言ってしまい自ら墓穴を掘るという失態を繰り返すのですが、井上はそれを咎めもせずに変わらず優しく接してくれます。ただ、その優しさは担当という立場のものであって、それが更に瑛斗 -
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華はないけど、地に足の付いた話で頷く箇所も多かった。キャラも親近感あふれてます。
三木は親にもカミングアウトしているリーマンで、腐れ縁の平尾と学生時代からの関係が続いています。平尾はどうしようもない奴で、三木とも関係をつづけたがるくせに他にもいろんな男や女とも仲良くなってしまう浮気男。
しかし三木は恋人を失い独りになるのが恐くて、平気なフリで付き合いを続けようとします。
なんか、この心理状態はかなり理解できるかんじ。物分りのいいタイプを装って、実ははげしく傷ついている三木。
そんな三木の孤独を癒してくれるのは、凡庸だけど包容力のあるノンケの年上男、有元です。
有元はこれといって特筆すべき魅力 -
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読んでる途中までずーっとチカさんが攻なのか受なのか、気になって仕方ありませんでした…
下宿もので人情味あふれてて、恵もチカもかっこよくて、ほのぼのできるストーリー。
ベタといえばベタな下宿ものですが、登場するキャラが皆個性あって、魅力充分。
恵が管理人のチカを意識しすぎて、ぐるぐるしたり、そこからだんだん好きになっていく過程も自然だし、周りの人間模様も余すことなく描写されていて飽きることなく読めます。
住人たちがすごく生き生きとしていて、もう読んでて楽しかった。
なにしろ絵がきれいです。それにチラッとでてくる恵とチカのベッドシーンもよかった。チカは昼と夜のギャップがたまらない…
そうそう、 -
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絵が綺麗で大好きです。で、ストーリーもなかなか素敵。
ご近所もので、幼馴染みの二人が主人公。
Jリーガーだったけど故障で出戻って?実家の酒屋で働く修介と、留学先から6年ぶりに帰国した淳。二人ともかっこいい。
でも、修介は淳のこととなると、ささいなことで舞い上がったり、落ち込んだり、ずーっと好きだったってことすら告白できない、かなりのヘタレ。淳もちょっと本音が見えにくい人で、そこがまた気になったりします。
兄弟や、家族、そして商店街の人たちの人情とか温かさとかがダイレクトに伝わってきます。ちょっと忘れてた身近な交流とか、思い出させてくれましたね。
淳の姪っ子の可愛くて生意気な双子ちゃんが、いい