麻々原絵里依のレビュー一覧
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待っていたプリベビ続編。
同じ養護施設で育った子供のうち、洋菓子店に引き取られてパティシエとなった亨と肉親が迎えに来て今や財閥の跡取りとして暮らしている秋守がお互いの気持ちを通じ合わせる話。
秋守の父親を知る、という人物が現れしかもその人物はヤクザで秋守の立場を脅かす。秋守は苦悩し。
秋守に告白されたあと最初は戸惑いでも大切だと思い、それだけでなくその気持ちは秋守に対する愛という気持ちなのだと思い至るまでを、ゆっくり亨気持ちの変化を描いていて良かったです。
ほぼ2冊強というページ数を使えたからこその細かい描写になってます。
当然ですが文体が“岩本節”(笑)
状況描写に()書きや、気 -
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メリッサ×ワルターの中編「幸せはスミレのにおい クマのかたち」収録。作者曰く、アダルトチルドレン(性格形成の鍵/幼少期の心傷)がテーマとのこと。人格に変容を齎すほどの「心傷」や「不幸」エピソードは小説世界では登場人物の魂源ともいえる。しかし、形成人格(ワルターの浮気癖)にメリッサは幾度も傷付けられ、その末に二人の結婚生活は破綻している。その基幹(ワルター幼少期のエピソード)をワルターがメリッサに告白する、というのが粗筋だ。基督教圏では、告白・懺悔は「赦し」を得るためのステップだ。メリッサは被害者であるが、ワルターを赦した。読んでいる最中は二人のハッピーエンドを祝福したが、しかし「過去の傷によっ
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本編よりも番外編が半分以上を占めているためか、ほぼストーリー的には進展なし。それでもルシファードとドクターズとのコントじみた掛け合いが結構あるのでドクターズファンとしては嬉しいところ。
しかし、ここまで本編の進みが遅いと事件などの出来事の密度が濃すぎて時系列表がほしくなるな。最初のほうで「これフラグ?」と思っていた箇所はスルーされたのか、それとも時系列的にはまだ起こっていない出来事なのか。津守先生が忘れ去っていないことを祈るばかり。せつない……。
本編のコミカルな空気とは一転、番外編ではワルターとメリッサふたりの過去やトラウマを交えつつ、復縁の過程を描いている。合間に読者の緊張を抜くような -
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原作読んでません。BL小説のコミカライズは、小説で膨大に綴られてきたキャラの心情を同じく膨大に絵で表現することが多く、セリフが少なくなりがちなんですが、このシリーズはよく喋りますね。作画もセリフを邪魔してなくて良いバランスだと思います。
前作もそうですが、作画の麻々原さんはおしゃれな表紙を描くので手に取りやすい。作風もその表紙を裏切らない秀逸な雰囲気なので買って損するどころか得した気分になります。
他誌なら限定版小冊子付きになりそう。花音はちょこちょこ値段変えてないでもう少し流行に乗ったほうがいいと思う。
(批判するつもりないですが)前作よりも樹要臭や中村春菊臭が薄くなりました。別のほうに似 -
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ゲーム好きな大学生と、着ぐるみうさぎのラブコメ。着ぐるみの中身が美形の地底人っていうトンデモな設定、しかし超ラブリーでかわいいお話で凄く楽しく読めました。
若干ほんわかした性格のフツーの男子大学生・鳴海君が、地底人・アリタ(超絶ピュア)に絆されてくのが微笑ましくてわくわくします。
周囲の皆も、さりげなくキャラが立ってて面白いし、悪役すらも今のところ憎めない感じ。
地底人を探る国家機関の人たちがでて来て、ここからどうなるのか、次巻が気になります。
あと、アリタと鳴海君が、着ぐるみに阻まれずに抱き合うにはどうすればいいのかも気にかかります(笑)。 -
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もくじを開いてあらびっくり、状態でした。
本編半分、番外編半分。
当然本編はまったく進んでおりません(笑)
まったく関係のない部分に本編は突入し
次回はちゃんと本筋に戻る模様。
なので、書けなくなりそうな部分を番外編として~という事ですが
うん、これは入れてくれていると、どうなった? と
首を傾げなくてすみます。
気になるような、ならないような…微妙な部分ではありますが。
幸せになって下さいw
本編は本編で、恐ろしい事になってました。
ここだけ見れば平和ですが…恐ろしや医者軍団。
筆頭があれだからこうなるのでしょうか?
こんな基地、あったら見学に行きたいですね~。
むしろPHを読んでみたい -
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