麻々原絵里依のレビュー一覧
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一個前にアップした本のつづき。
「月吠え」シリーズ第2弾。
なので、こちらもM/Mのロマンス。
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一巻にも登場したジャーマンシェパードのクイック(シフター)のローマンとDEAの捜査官マットが主人公。
この二人好きだなー!
軍用犬のK-9の話は別の本でも読んだけど、人間にとっても犬にとってもすごく危険な任務だし、彼らの絆はとても強いんだろうなぁ…って考えだすとまた切なくなった。
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そして一巻の主人公カップルも勿論出てくるんだけど。
ちょっと衝撃の告白が!
えー!ランスそうなのー??
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幾つか気になるところはあったけど、こちらも楽しめたよ。
イラストは麻々原絵里依さん。
表紙、格好良くて好き。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ▼あらすじ
売れっ子画家で彼氏の克己は生活力ゼロ。通い妻みたいに昭良がご飯を作り身の回りの世話をするけど、これって×恋人○オカンかも!?
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ストーリーの完全度:非常に高い
トーン:あまあま・せつない・シリアス(高)
エロ度:少ない
萌え度:非常に高い
総合評価:★4.5
小中先生の作品は今までハズレ無しなので期待を込めてこちらの作品を購入しました。今回も期待を裏切らず凄く面白くて、ページを捲る手が止まらなかったです。
ただ、私の想像とは大分異なる印象の作品でした。表紙を見て勝手にあまあま・ほのぼの系の作品だと思っていたのですが、まさかこんなにもしんどい話だとは思いませんでした…(笑)
小中先生の作品は「夜啼鶯は愛を紡ぐ」を読んだ時もしんどくてヒーヒー言いながら読んだ記憶があるけど、今回はそれ以上にしんどかったかも…。こんなに可愛い雰囲気の表紙なのに…。
今回は生活能力0の天才画家(克己)×世話焼き系リーマン(昭良)のお話なんですが、前半は克己があまりにも考えなしでちょいちょいイラッとさせられます(笑)
画家として成功している上に、元々家が資産家で事故で亡くなった親の遺産なんかもあるからお金には全く困ってないんですよね。一見、スマートだし紳士的なんだけど、絵の事以外はまるで駄目。ボンボン育ちだから生活能力0だし、恋人の誕生日やデートの約束なんかも平気で忘れたりすっぽかしたりする最低なヤツです(笑)
ただ、悪気はないんですよね。良くも悪くも絵一筋ってだけで浮気はしないし、結果空回りしちゃうけど克己なりに思いやりを見せるシーンもあって、昭良の事はちゃんと好きだったと思うんです。(…まぁ、それでも言葉足らずだし気は利かないし昭良の好意に甘え過ぎだとは思いましたが。)
前半までは昭良を応援していたので、克己をフッた時は正直、スカッとしましたよ(笑)
その前に克己の配慮に欠ける行動や言動が多々あって「流石にそれはないわ〜」って思ってたので、お灸を据えるという意味でいいぞもっとやれって思ったのも事実です。
ただ、そこからの展開がもう辛くて辛くて…。
ヨリを戻そうと必死になる克己に対して、昭良は割と冷静なんですよ。全然ほだされてくれなくて、ちょっと厳しいんじゃないかなぁ…ってうっすら思い始めてしまって。
だから、変わろうと努力している克己を依存だって突っぱねて拒絶するシーンはいよいよ克己が可哀想になってしまって、この辺から昭良に対する好感度が自分の中で少しずつ下がっていってしまったかな、と。
だって魂を込めた絵や亡くなった家族との思い出が詰まった家はおろか画家という人生まで捨てる覚悟って克己からしたら相当だったと思うんですよ。昭良の言ってる事も分かるしその通りだとも思うけど、その覚悟を少しくらい汲み取ってあげても良かったんじゃないかなって思うんです。
そうやって昭良がとことん拒絶しても克己は昭良を諦めきれず、落ちるところまで落ちて目も当てられない姿になっていくんですが、登場する度にどんどんみっともなくなる攻めの姿に胸が掻き毟られるような気持ちになりました…。
ただでさえ可哀想なのに、最早可哀想を通り越して痛々しいんですよ。あのお金には困ってないはずの克己がただのスーパーでアルバイトをして上司に叱られてる姿なんて見たくなかったです、正直。
でもこの哀れっぷりに萌えられないかと言ったらNOで、心身共にボロボロになっても克己なりに変わろうと必死に努力する姿に非常に萌えてしまいました…!(同時にめちゃくちゃ辛かったけど!泣)
昭良も健気だと思いますが、克己はそれ以上に健気だと思います。ほんと、克己以上に昭良を愛してくれる人なんかいないと思いますね。
克己のストーカー行為ですら、普段なら私も「うわ、気持ち悪」って思っちゃうところですが、彼があまりに必死だからそんな風に思えなかったよ…。ていうか昭良が克己をそこまで駆り立てたようなものですし…。
後半はしんどい描写が続きましたが、最後は無事にヨリを戻せて本当に心底安心しました。やっと昭良が許してくれた時は克己と一緒に私まで泣きそうになったくらいで(笑)
この作品を読み始めた時はまさか攻めがこんなにヘタレ化すると思わなかったですし、受けもこんなに強気なキャラだと思わなかったので前半と後半の力関係の逆転っぷりには驚かされましたが…ある意味一生忘れられない作品になりました。
それにしても、小中先生にヘタレ攻めを書かせたら右に出る者はいないんじゃないでしょうかね。ますますファンになってしまいました(笑) -
購入済み
富豪と庭師の恋愛話。無表情なので綺麗ではあるけれど、何か物足りない印象でした。庭師の実家にお邪魔したり、すれ違ってギクシャクしたり、思いを伝えあったり。波風が多少見られる展開でした。
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購入済み
時代は古いですが面白く読めます
この本(上下2巻組み)は、表紙絵、登場人物紹介絵、挿絵があるバージョンです。絵が無くても構わないなら、同じ角川でも角川文庫のバージョンの方が、1巻完結なので安いです。
ちなみに、挿絵は上巻が7枚、下巻が8枚です。
また、コミカライズされている「シュルレアリスムの午後」ですが、漫画家さんご自身もコメントされているとおり、小説版ではアリスと火村先生の組み合わせではないので、「あの漫画の原作小説を読みたい」と思って読むとビックリするかもしれません。
内容は、書かれた時代が携帯電話が無い平成初期(読んでいると、むしろ昭和な感じすらします)なので、その辺りの違和感を無視できるなら、本格推理小説としてとても楽しく読めると思います。
被害者も容疑者も全員、話のスタート時点で登場していて、各人のアリバイや凶器の考察など、推理物としてスタンダードな構成です。 -
購入済み
この絵柄の方が好きです
この本以外の作家アリスシリーズのコミカライズは、表紙と中身で描いた時期がかなり異なります。
個人的には、この漫画家さんの昔の絵は結構クセが強いと感じるので、他のコミカライズも買おうと思っていて絵にこだわりがある方は、表紙買いせず試し読みで当時の絵柄を確認した方が良いかなと思います。
小説のコミカライズは大抵色んな描写を端折っていて、この本もそうなのですが、アリスの一人称での描写をがんばって漫画で再現してくださっています。
漫画で初めて作家アリスシリーズに触れた方は、ぜひ原作の小説も読んでみてください。倍以上楽しめると思います。
英国庭園の謎…
大阪府警なので森下刑事が登場しています。原作でイケメン扱いなので、漫画でもかなりカッコイイです。
最初から最後まで庭園という狭い範囲での話ですが、片っ端から容疑者に話を聞いて行くのでテンポが良く、飽きません。暗号やその解き方も自然に漫画に溶け込んでいて、説明臭くないので読みやすいと感じました。
暗い宿…
冒頭はアリスの小旅行の思い出です(その後に発覚する事件に関係します)。漫画家さんは廃線を実際に取材して描いたとのことで、そこまで力を入れてコミカライズしてくださったんだなぁと勝手に嬉しく思いました。
アリスと火村先生以外の登場人物も何人か出てきますが、ほぼ2人だけで会話し続けています。容疑者そっちのけ感が面白いです。
殺人事件に時効がある時代に書かれた原作なので、作中でも時効が重要なキーになっています。
おまけ漫画…
腐…っぽいネタです。漫画はソッチ方面で売ろうとしてるんですかね。このおまけ漫画を読んで興味を持った人が、小説のコミカライズを読むと「あれっ?」と思ってしまうのでは。
あとやはり漫画家さんのオリジナル話なので(それともギャグだからかな)、原作の火村先生やアリスっぽくないと感じます。
端折ったシーンも多いですが、全体としては破綻無くまとまっていて、素敵なコミカライズだなと思います。コナンや金田一少年とは種類が違いますが、本格推理漫画として楽しめると思います。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ生活力ゼロの売れっ子画家×もはや通い妻の新米リーマン。
ラブコメなのかな?と思って読み始めたら、意外にもシビアで深刻で、とても考えさせられるお話でした。
二人のなれそめからして、ちょっと暗雲かかってたよね…
不安がよぎるってやつです。
克己は見た目とはギャップがあり過ぎな男でしたね。アーティストっていうクリエイティブな職業の克己と、オフィスワーカーの昭良では、そもそも価値観が大きく異なっていて当然かもしれません。
それでも、不満を一切もらさずに惚れた男のためにせっせとその家に通い、掃除洗濯食事まできちんと家事をこなして尽くす昭良の恋心に感動しました。
…自分なら絶対無理(笑)
アーティストが全てを作品に捧げて傑作を生みだすのは理解してるつもりだけど、いざそんな彼氏を持ったら果たしてついていけるかなと思ってしまいました。
案の定、昭良もそんな状況が3年も続くとさすがに堪忍袋の緒が切れちゃいました。納得。
リオンとのことが、とにかくダメでしたよね。
詳しい説明なしで同居とか、マジでありえません!!詳しい説明してもらっても絶対受け入れられないけど。
克己のあんまりな仕打ちで、さすがに昭良も別れを決意。正解だと頷きました。
ところが、克己にしてみれば青天の霹靂だったみたいでヨリを戻そうと必死になって、ついにはストーカーまがいの行動までやらかしてしまって、びっくりドン引きました!!
…あれ?最初の印象ではイケメンでカッコよかったはずなのに。こんなダメダメオトコだったなんて。
昭良視点で見てたから、なんかのフィルターがかかってたんでしょうね…
別れてからの克己がめっちゃダメダメで、読んでいて逆に哀れになってしまったり。
そんなに昭良のことを好きなら、最初からもっといっぱい相手の気持ちを思いやるべきでしたよね。作品のことしか考えていなかった未熟さです。
しかも昭良がまだそんなダメ男に未練あったりするから、始末に負えないです。もう焦れ焦れさせられました。
はたから見たら、捨てられた克己がなおも昭良に付きまとう姿はキモッとしか言いようがないのですが、それまで適当にあしらわれていた昭良にしてみれば、こんなにわかりやすく好意を向けまくってくれるのは悪い気はしなかったようですね~!
互いに相手の気持ちに寄り添っていくことを学んだ二人に安堵です。人として、成長してる。
しかし、攻様がダメだとこんなにも安心できないもんなんですね~ハラハラしましたよ。Hシーンでも落ち着かなかったです…
タイトルとはかけ離れたリアル感でした。でもそのリアル感が、なんだか面白かったんですよね。