奈良千春のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
世界でも超のつく優良企業ウェルネス社。
高柳はそこで大手スーパーの香港出店を任されている。
立ち上げ当初はマフィアに邪魔され困難をきたしていたが、高柳の大学の同期であり香港最大のマフィアのトップ、ティエンに助けられた。
その時に交わした「代償は肉体関係」の条件のせいでティエンとは恋人同士だが、香港を治める「龍」であるティエンの力を利用しようといくつもの影が動き始めている事も、自分がティエンの弱点である事も高柳は気づいていなかった。
ティエンの忠告もむなしく、巧みに近づいてきた相手に高柳は翻弄され…。
香港VS上海、その中にただひとり置かれた日本人高柳の運命の龍が動き出す―。 -
購入済み
今度はお兄ちゃん。
「天使の啼く夜」のスピンオフ。田宮と伊佐もチラホラ出てきます。田宮兄・ザ三白眼桐嶋(笑)とヤクザ嫡子の瀬ノ尾、高校の同級生で瀬ノ尾は叶わぬ想いを募らせつつも延々続くと平行線な友人関係。瀬ノ尾には桐嶋も知る恋人がいるし桐嶋はあくまでしれっと友人として側にいることを優先してるし「あれ?この2人ってくっつくのか?!」と不安を感じるくらいでした(笑)生まれた家がたまたま極道だっただけで瀬ノ尾にはあらゆる事に選択肢はなく逃げ出すことも出来ず半ば諦めの境地で生きていて遣る瀬無いやら切ないやら。友人相手の諦められない片恋に引きづられ葛藤して、全く散々な苦悶の人生です(笑)桐嶋がそういう人生諦めちゃった閉じ貝
-
Posted by ブクログ
記憶喪失の一人の男が過去を探っていくと同時に、二組の全く関係の無いと思われたカップルが複雑に絡み合っていき真実が明らかになっていく。懐かしい面々も出て来てそれだけで胸が熱くなるのに、ラストにはあの人が!(≧∇≦)前作エスシリーズから繋がる重要な鍵を握る人物なようです。
いつもながら、奈良さんの美麗なイラストもあいまってそれぞれの登場人物が魅力的。どちらのカップルも目が離せませんが、個人的にトラウマを抱えているが自由奔放な那岐とそんな彼に振り回される一見クールな加賀谷の二人がツボです。複雑に絡み合った糸がどのように解されていくのか次巻に期待します。 -
Posted by ブクログ
なんともゆっくり進行中の恋愛に焦れったくもあり微笑ましくもあり。意地っ張りな性格の恋愛未経験な男の子が、好きになった人に恥ずかしい自分を曝け出していく様子が可愛いくてきゅんきゅんします。空回りして墓穴を掘ったりジダバタする様子がユーモラスで吹き出してしまう場面も。
渋澤先生は相変わらずミステリアスで喰えない男ですが、旭ならずとも惹かれてしまう大人の魅力に溢れています。終盤やっと少し進展しましたが未だ恋愛未満。旭には辛い試練が待っているようです。まだまだ明らかにされてない謎が多いので、これからそれらがどう解き明かされて絡みあっていくか気になります。
ミツルの可愛さを始めサブキャラがとても魅力的な -
Posted by ブクログ
ほぉ〜何とも余韻の残る不思議な作品でした。ファンタジー仕立てのミステリーBL風味とでもいうのでしょうか。
個性的な渋澤邸の住人達とのやり取りがユーモラスで軽いタッチに進んでいったかと思えばホラーを彷彿させる終盤だったりして。
張り詰めた糸が切れて嗚咽する旭を渋澤が優しく慰めるシーンにホロッとしてしまいました。BL展開はまだこれからといったところですが、意地っ張りな旭とミステリアスで浮世離れした渋澤の距離が少しずつ近づいていく様子を楽しみたいと思います 。
奈良さんのイラストもファンタジックな世界観に合っていてとても美しいです。特に表紙!惚れ惚れします(*^o^*)次巻に続きます。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ高柳は今、一世一代の決心を胸に香港の超高級マンションの前に立っていた。
訪問の相手は、大学時代の同級生・ティエン・ライ。
香港での仕事をマフィアに邪魔をされ、失敗しそうになり、最後の手段でティエンに交渉を持ちかけることにしたのだ。
交渉するための金のない高柳が彼に売るものは自分の身体。
自分の身体をティエンに売るから、力を貸してほしい、と頼んだのだ。
実は、香港でも有名なマフィアの血を引くティエンは、高柳に妖しい取り引きを持ちかけてきた。
「お前の身体だけで報酬が足りない場合は、俺に一生飼われる覚悟はあるか」
危険な魅力を放つティエンの目の中に茫然と頷いた自分を、高柳は見た――